ラードラー日記 ー グルメライダース2.5

海外ビール紀行 と ロードバイク ヴェンジとの日々

ショパンのベンチ おもしろ写真館

2010-08-21 01:21:59 | ポーランド


ワルシャワの町を歩いていると、石のベンチになぜか”Play”と書いてある。外国の子供がそれを押すと、なんとショパンのピアノの音が。町は基本的に静かだが、必ず音楽が流れている。それは大道芸であったりベンチであったり。日本のように同じ場所で複数の音がぶつかり合うことは無く、ひとつの場所にひとつの音色が響いている。

ショパンと彼のヨーロッパ Chopin i jego Europa 2010 ワルシャワ・フィル Filharmonia Narodowa

2010-08-17 01:06:42 | ポーランド


ワルシャワフィルハーモニーホールにて、ショパンと彼のヨーロッパ Chopin i jego Europa 2010 に行って来た。今年はショパン生誕200周年ということで、盛り上がるポーランドである。通常、オーケストラは夏のバカンスシーズンで、どこもお休み中なのでいいものは聞けないと思っていたが、ちょうど8月いっぱいワルシャワにてフェスティバルを行っていた。
ワルシャワフィルハーモニホールは、5年に一度ショパンコンクールが行われる、ピアノ好きなら一度は訪れたいホールである。
これから夏休みをとる人にもおすすめである。日程が合えば、アルゲリッチの演奏も格安で聞くことができる。

気付いたのは、1週間前であったが、インターネットで見ると後ろの方に空席はあるが、チケットを郵送してもらわないと買えない仕組みである。ホテル止めと旅行代理店現地事務所止めを相談するがJTBに断られた。そこでポーランド入国後、前日ホテルに着きコンセルジュに頼んでみると、ホールのチケット売り場に自分で行かないと取れないと軽く答えられる。朝10時~夜7時の間しか空いていないというのは調べてくれた。それでは、ツアーの隙間をぬって現地でチケットを手に入れなければならない。まず最初の自由時間が14時にあったのでアタックしたが、留守番のおじさんによると「17:30~正面(といっても大通りとは逆の方向)のカッセにて売る」とのこと。一旦ツアーにもどり、17:30の自由時間に再び訪れると前から7列目のほぼ中央の席が4つとれた。ここが一番高い席であったが、1枚90ズロチ。日本円で3200円ほどという幸せな値段である。日本でこの手のコンサートを取ると1枚2万円位かかるが、なんという安さか。ヨーロッパ万歳!

ショパンのピアノコンチェルトなど奏者(代役:Magdalena Lisak)も指揮者(Giovanni Antonini)も良かった。さらにショパンの時代を思わせる古いピアノ(写真中央)の硬く美しい音色は大変思い出深いものとなった。

19:30開演で21:00終了であったが、日曜日であったため、駅前のKFCなどファーストフードを除きレストランはすべてしまっていた。事前に劇場近くの大通りにてスターバックスのサンドイッチをレンジで温めてもらったものを食べていったので助かった。


黒い聖母のイコン チエンストホボ (Jasna Gora)

2010-08-16 11:22:10 | ポーランド


ヤスナ・ゴラの黒い聖母のイコンは頬に2本の傷がついている。これはオスマントルコに襲撃された際につけられたものと言われている。8月15日はポーランド中から老若男女大勢の国民がこの地にやって来る。今回はそれより少し前に訪れたが、若者を中心としたグループが続々と聖堂の中へ入っていく。若い女性も含めバックパックに寝るときに下に敷く銀のマットを括り付け何日も歩いてきた様子である。ポーランドは国民の95%がカソリック教徒であるといわれているが、日曜午前のNHK的番組ではずっとミサを流し続けているのとこの姿を見て納得した。彼らは黒い聖母に祈りをささげた後、大きな広場にあつまり、司祭の見守る中、マスゲームのようなものを繰り広げており、大盛り上がりであった。これは客観的にみれば、合同ハイキングである。
この聖母のイコンの左側にはヨハネパウロ2世が銃撃を受けたときの白い布が飾られている。ちなみに銃弾はファティマの宝冠のくぼみにピタリとはまったとのことである。
聖母の衣装は着せ替えセットになっており、その日の気分で着替えるかは分からないが、名産の琥珀をあしらった綺麗な衣装である。