パプアニューギニアでM7.6 その後も余震続く10年前にはM8級も…
日本時間26日午前2時45分ごろ、南太平洋のパプアニューギニアを震源とするマグニチュード(M)7.6の地震が発生した。太平洋津波警報センター(PTWC)は、この地震による津波のおそれはないとしている。
地震が発生したのは26日午前2時45分ごろ、パプアニューギニア本土中西部に位置する山岳地帯ヘラ州を震源とするM7.6の地震があった。米地質調査所(USGS)によると震源の深さは35キロで、この影響で本土の広い範囲で揺れが観測された。その後も頻繁にM5クラスの余震が続いている。
パプアニューギニアは、オーストラリアプレートと太平洋プレートがぶつかる境界にあたる。USGSによるとオーストラリアプレートは、東北東に向かって年に95ミリのペースで太平洋プレートの下に沈み込んでいることから、1900年以来、M7.5クラスの大地震が13回発生している。
2007年4月2日には、パプアニューギニア本土の東方沖に位置するソロモン諸島でM8.1の巨大地震が発生し、斜面崩壊と津波によって50人以上が死亡し、家屋の倒壊・流出は3150棟、被災者は約4200世帯、2万4000人を超えた。