がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

今日という日は新しいステージ(ヨット周航の友人に学ぶ)

2013-06-06 19:12:44 | ヨット
ヨットの旅
私は島巡りが特に好きである。

ヨットの旅は海を制覇したなんて言葉の対極にある。
海の機嫌の良い時に渡らせてもらった、という感じがする。
一度いったからもう知ってるよ、ということはない。
季節によっても日によっても毎回海は違う。
新しい顔で新しい旅がある。
ベテラン程、準備は怠らない。
海は言い訳は通用しない。

行く先までの距離を測り、
海流、潮流を計算する。
天気予報から風の向きや強さを予想する。
航海計画を立て、舫を解く。

自転車くらいの速度で海を渡る。
風を拾って、長い時間を飽きもせず海をいく。


海の上は気象はかなり陸よりめまぐるしく変わる。
きつい時もあるが、どうしようもなく美しい大海原。
好きな海だが、早く着きたいと思う退屈さ、しんどさ。
降りたら、また乗りたいと思うし、矛盾しているが、好きだ、ヨットが。

日本周航の友人と生存確認の連絡をし合っている
その昔、彼が始めての日本周航の旅に出た時は、もう少し役割のある生存確認をさせてもらった。
連絡が絶えたら遭難したとみなし、海上保安庁に通報するとの気迫に満ちたものだった。

その後彼は数回の日本周航を重ねている。
今回は、どちらかというと、生存確認をしてもらっているような気もしなくはない。
いや、そうだろう。
術後の私の元気のために連絡をしてくれているのかな。

友人の連絡から、思いを馳せる
毎日が違う海。

今日と明日はおんなじさ、なんてことはない。

状況は毎日違う、本当に違う。

でも、そこに一杯のヨットがあり、操船する人がいつもぶれずにそこにいる。

それは私も一緒だ
毎日、毎日が新しい風、新しい潮流があるように、私の一日一日も、毎日新しい、違う。
早朝に出航連絡をもらうと毎日そう思う。

皆そうなんだ、昨日と同じ流れの今日はない。

そう感じて今日を過ごすと、とても気持ちがいい。
今日ぼろくそだったとしても、明日は違う風をとらまえればいいや、と思える。

こんな体になっても、ヨット狂いの日々がたすけてくれているのかな
ほんと、信じたものは救われる、ではなくて
信じたものに救われる、ですか。

今後の回復を待ちながら、日々をなんとかこなしている(?)。
動けなくなってもヨットマンなのかな。
そうありたい、陸でもヨットマンとして


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