がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

初夏は好きな季節、入院抗がん治療中がこの時期でよかった

2019-05-19 18:15:21 | 初夏
植物のタイムテーブルの正確さに毎年毎年度肝を抜かれる

彼岸花はきっちり秋のお彼岸の時に突然咲く。
息子の話ですとこの植物はセンサーで日照時間を夜昼同じ時間だと花が咲くプログラムがあるそうだ。
ああ、なんていう理解出来ていない言葉使いな母


累積温度、累積日照時間などで植物は行動を大胆に起こす。

すごいな〜〜〜




植物に触れるといつも感動がある

筍の伸びる速さ。

嵐が来ても凛と咲いている花
私ならふてて明日に伸ばすかもしれない、と思う。

荒井由実は歌った、「花紀行」
桜が花びら散らす美しさを、拾い集める人もいないのに、と。
やっぱすごい感性、この心を曲げずに生きるって並大抵じゃない

生花、頑張って勉強会に行っていた昔、
「花は足でいける」という言葉を聞いた。
あらゆる自然を歩いてこい、という意味だ。


風薫る5月入院生活がスタートしたのだ

ヨットにも乗れず、仕事にもいけず。
子供達には何も言わず休み始めた。
お別れを言ったら死にそうな気がしたので。

ガンの入院時間カニコHOS.5Fの人工的中庭で植物を見続けていた。

ひ弱に生えている鳴子百合。
まあ、無理ないわ、薄い土で育ってるんだもの。
日陰時間も少ないもん。
でも頑張って育ってることに自分を重ね、他に見るものもないし、庭にいたんだったなあ。

ガンの原風景かもしれない

心に今でも残っている。

どうしようか、って選択肢はないわけ。
受け入れて従うしかない。

タリーズ行って朝コーヒー、庭行って、電子ピアノ弾いて、庭行って、PCでゲームして、テレビ見て、東京タワー見て。
閉塞感の中、中庭が唯一の自然だったなあ。
自殺防止のため窓は5cmしか開かないし。

今ここで庭で癒されることはあの時代があったからかも。

なにマジなこと言ってんだろう、私。


外向型、内向型

このバランスが大事なんだよなあ、
私は基本、内向型、怒りを人にぶつけたりするより、自己解決するタイプ。
人に怒ると疲れる。

甲殻類のような殻に閉じこもって、イセエビのように岩場の隅に隠れて、バックしかできない生物なんだわ。

今日あったお嬢さんは、こんな私をいたく気に入ってくれていて、日々親に
「ふーみんさん、来るといいな」と言っているんだそうだ。

私は忘れていたが
「くるまでいっぱい送ってくれたね」
今思い出した、長い道を歩いてる子がいて、よく見たら彼女で駅から帰る途中拾っていったことがあった。

職業訓練を受けていた頃。
でもなかなか働き先はなかった。

私には忘れちゃいけない友達がいっぱいいるのだと思ったのでした。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
俳句 (ふーみん)
2019-05-21 19:03:26
みふろ様

ゴルフ、ガーデニング、絵画に加えて俳句ですね!
素敵すぎます。

俳句ねえ、プレバト見るの大好き。

みんなごく日常の中から感じ方と言葉の凄さ。

晴れた日、夜から伊豆諸島を目指す歌
「島見つけ 見えて見えても まだずっと」
「向かい風 帰りも絶対 向かい風」
「進むたび 青が美し 帰路真逆」

こんな程度ですが、共感はないかい?(強要)

ないかもしれない。

でも頑張れば何かできるかもしれない。

みふろ様はいつも豊かな心を持った人だと思っています。楽しんでいるもん。

句をいくつか公表して〜〜
返信する
初秋でしたか (ふーみん)
2019-05-21 18:44:39
のり松様

初秋ってなんか悲しくなりがちな季節ですよね、
だって夏が行ってしまうのですもの。
寂しいです。
心寂しさを埋めるために秋は美味しいものがいっぱいです。
それも食べるのがままならないと病が心を必要以上に占めてしまいますよ〜

のり松様はぎりぎりの命の中で生きてこられているのですね。
死に続く深淵を感じながら生きることは本当に辛く、厳しいものと思います。

私も思ったんですが、死に向き合う病と戦うときに何らかの心のケアをしてもらえたらな、と痛感しました。

HOS.はしているつもりなのかもしれませんが、こちらとしては体だけ切ったり貼ったりケモしたり、人によってはラジも加わって、すごい勢いで体が自分の知らないものになっていく。
放置されているような気持ちになってしまうかもしれません。

切った貼っただけでない医療が夢ですよね〜〜〜
ふんとに。

面倒臭がり屋の私なんか、もういいや、なるようになってくれ、と何回心が折れたか。

どうにかしていきたいことですね。

頑張って、とか言われても全然違うもん。
同じ身体でも、情報があればもう少し違ったかもしてないよね。
返信する
Unknown (みふろ)
2019-05-21 16:45:00
ふーみんさんの文章はいつも文学的というか詩的ですね。

心に染み入ってきます。

実は今月からシニア大学の絵画部の有志7人てで俳句を始めました。
今プチブームではありますが、17音に自分の気持ちとか見た感動を詰め込めたらいいなと言うことと、気のおけない連中とあぁでもないこうでもないと答えのない議論をするのも面白いかなと思ってます。
いつまで続くか分かりませんが取り敢えずのスタートです。

ふーみんさんは俳句に興味があるかとうかは分かりませんが、きっと才能あると思います。
返信する
Unknown (のり松)
2019-05-21 01:20:08
こんばんは、ケモは初夏だったのですね。
切ない季節ですね。
私は今回は晩秋からでした。

私はまず、潰瘍性大腸炎大腸炎で大出血起こして、死因になりそうな腸を先にとっぱらって、食道亜全摘して、その後ケモ。
重症IBD患者+面倒な進行ガンはセカンドオピニオンをうけさせてもらえないので。
初秋のことでした笑

初夏の頃の入院で切なかったのは、18の潰瘍性大腸炎。一日中トイレにこもって血便流してるから、お散歩は合間みて。
安静度がきつくて制限きつくて。
ヘマト3とかじゃろくに歩けないし。

どうやってこれから先生きていこうと布団の中で泣いてばかりだった記憶が。
笑うわー

ヒガンバナ、チェックマンマンです( ´ ꒳ ` )ノ
返信する
遅レスです (ふーみん)
2019-05-21 00:09:23
一華様

昨夜はいっぱい寝たのに、なんだか疲れちゃって、寝てしまったのでございます。
この頃帰宅後即寝る1時間、またはご飯後寝ちゃう、が多い気がします。

是正したいところでございます。

入院中、全てを受けいて淡々と暮らしたあの頃、心の原風景になっています。
図書室にもよく行きましたねえ。
そこは面会室にもなってる大きなスペースで、食事をしてもいいことになってた。
私は寝床で飯を食うことに抵抗があって、お盆を持って抗ガン治療の苦しさの中、食べよう!と思いました。

ほとんどの人はベッドで食べるんですよね。

トースターとか置いてあるのに。

これが海か??平水の湾内の水をみて悲しくも思いましたが、(波もない)文句言うまい、と決めちゃったからね。生きなくちゃいけない。

あの頃。

あの頃。

今は?
全然他人にかき乱され、一人に向き合うとは違う生活です。

雨が強くくるようですね。

私は雨が嫌いじゃないです、休みのない少年野球が中止ななって息子とゆったりしたり、花の水やりパスできたり。

予備眼鏡だらしないから寝ぼけて(かけたままソファで寝て)踏んでしまい、買い直さないと。
こうして壊していいのです、度がすすんでいるんだもん、と思うにして疲れた生活も楽しく。

うふ
返信する
Unknown (一華)
2019-05-20 14:53:45
ふーみん様、よく中庭の事を書いておられましたね。
同じ時期に同じ病気、野老は違えどそれぞれに癒しの場を探していたんだなと。
私は図書コーナーとドトールコーヒー。
東京タワーなんて素敵なものはなく、遠くの山を眺めてリハビリ。
思い出すわ〰️。
こんな大手術したんだけど、なぜか死ぬとは思ってなくて。
私達恵まれてるのだと思います。
前回のコメントのレスに書いて下さった様に、それまではもたなかった、永らえなかった、ここでは言葉を選んでしまいますが、そうだったと思います。
私の祖父もうまくいかなかったし、叔母は術後経過が悪く飲むことも食べることも出来ずにいます。
文句なんて言ってはならんのだわ。

雑草なんて、抜いたら余計に青々と、しばらく放っておくとシメシメと力を蓄えています。
倣わなくちゃ、その根性!

いくつになっても人に好かれるのは良いです。
友達が多いのは財産です。
人にして貰ったことって、意外と忘れてしまいがちですが、そうして覚えいて口に出して感謝出来るその人も良い人です。

こちらは昨日から風が強くて、明日は雨。
でも夏に向かってる、この季節、向暑の候、体調崩されませぬ様ご自愛くださいませm(_ _)m
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