「本作については作品がすべてです」という円城さんの、言葉に込められた想いの強さに心打たれ、「しかし、わたしはその可能性に賭けていまこの文章を書いている」という伊藤さんの言葉に、どれだけもっと生きたかっただろう、もっと創作されたかっただろうと、またもや亡くなられた時の悔しいさを思い出して涙がでました。
★「 伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』刊行までの経緯 」
( http://togetter.com/li/356588 )より引用
2009年、34歳の若さで世を去った伊藤計劃。絶筆は、未完の長編『屍者の帝国』。遺された原稿は、冒頭の30枚。それを引き継ぐは、盟友・円城塔——フランケンシュタインの技術が全世界に拡散した19世紀末、 英国政府機関の密命を受け、秘密諜報員ワトソンの冒険が、いま始まる。
2012年8月27日発売予定(*地域によって差あり)の、伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』。単行本刊行までの経緯を担当編集者が語りました。
【1/16】刊行前の現段階において、円城塔さんへの『屍者の帝国』に関する取材等はお断りしてきました。「本作については作品がすべてです」というのが円城さんのお考えだからです。刊行後もインタビューは(数件の例外を除き)ほとんど行わない予定です。本書関係のサイン会等はありません。
【2/16】ゆえに蛇足にすぎませんが、円城さんの御承諾を得て、これからしばらく『屍者の帝国』の刊行までの経緯を書かせて頂きます。文責は編集担当伊藤靖。
(中略)
【16/16】〈わたしは作家として、…わたし自身のフィクションを語る。この物語があなたの記憶に残るかどうかはわからない。しかし、わたしはその可能性に賭けていまこの文章を書いている〉(伊藤計劃「人という物語」/早川書房『伊藤計劃記録』所収)。
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★「 伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』刊行までの経緯 」
( http://togetter.com/li/356588 )より引用
2009年、34歳の若さで世を去った伊藤計劃。絶筆は、未完の長編『屍者の帝国』。遺された原稿は、冒頭の30枚。それを引き継ぐは、盟友・円城塔——フランケンシュタインの技術が全世界に拡散した19世紀末、 英国政府機関の密命を受け、秘密諜報員ワトソンの冒険が、いま始まる。
2012年8月27日発売予定(*地域によって差あり)の、伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』。単行本刊行までの経緯を担当編集者が語りました。
【1/16】刊行前の現段階において、円城塔さんへの『屍者の帝国』に関する取材等はお断りしてきました。「本作については作品がすべてです」というのが円城さんのお考えだからです。刊行後もインタビューは(数件の例外を除き)ほとんど行わない予定です。本書関係のサイン会等はありません。
【2/16】ゆえに蛇足にすぎませんが、円城さんの御承諾を得て、これからしばらく『屍者の帝国』の刊行までの経緯を書かせて頂きます。文責は編集担当伊藤靖。
(中略)
【16/16】〈わたしは作家として、…わたし自身のフィクションを語る。この物語があなたの記憶に残るかどうかはわからない。しかし、わたしはその可能性に賭けていまこの文章を書いている〉(伊藤計劃「人という物語」/早川書房『伊藤計劃記録』所収)。
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