先日、今年の流行語大賞が発表されました。私的にはそうだろうなぁというくらいの気持ちだったんですが、皆さんはどう感じられたでしょうか?
でも↓この「今年の新語」の大賞は、すっごく納得しました!
HP内にある今年の選評を読むと、それぞれの言葉が選ばれた理由や意味の変化などが書かれていて、さすが辞書のプロのお話で面白かったです。
ぜひ選評全文をお読みください。
☆三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2018」
( https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/topic/shingo2018/ )より引用
・「2018の選評」
さて、「ポスト忖度」とも表現すべき今回は、各選考委員の推薦することばもばらけていて、はたして結論が出せるのだろうかと、一同、気をもんでいました。
ところが、ベストテンが決まってみると、順当というか、選ばれるべきものが選ばれたという感じを持ちます。当初はベストテンの顔ぶれをイメージすることも難しかったのですが、ランクインしたことばのそれぞれを見ると、「今回はこれ以外にはない」と考えられるのは不思議なものです。
(中略)
「モヤる」のほうは、ここ数年で急に多く使われだしました。ツイッターで、ある任意の2日間の発言を標本調査すると、「モヤる」の度数は2010年に1ケタだったのが、2013年には2ケタになり、2017年には100件を超えました。もっとも、今のツイッターは、発言数全体が昔より多くなっていますが、「メモる」「ぐちる」「事故る」などの増え方(それぞれ2~6倍以内)と比べても、「モヤる」の増え方は際立っています(100倍程度)。
SNSの世界では、激しい罵り合いが横行する一方で、自分の負の感情を直接的に表現せず、トラブルを回避しようとする傾向も見られます。トラブル回避のための婉曲表現である「もやもやする」「もやっとする」、さらには同義語「モニョる」などを代表する形で、「モヤる」が2位にランクインとなりました。
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