動画が始まって8:22あたりで、日が沈んだ暗闇の中、動画主さんが他の登山者の方と情報交換する場面があります。(恐らく)離れた場所に居るであろうに、はっきりと声が聞こえて会話ができています。「それだけ山の夜は静かだ」という言葉に、震災当時を思い出しました。
あの日の夜も、通常なら聞こえてくるであろう音がいっさい消えて、聞こえてくるのは強く吹きつける風の音だけでした。
「進むべきか退くべきか」
「何が正解なのかなんて全くわからない」
「正解がどこにもないのに見つけないといけない」
最後に動画主さんの書かれた言葉は、まさにあの夜の私の気持ちです。
動画主さんを含め、登山者みなさんがご無事で、本当に良かったです。
★「相棒と見る世界 / 槍ヶ岳北鎌尾根で大地震に遭遇」
北鎌尾根で震度4の地震に遭遇した。 その時にもたまたま動画を回していた。 まさにその時の僕らのリアルな姿です。
無事に槍ヶ岳まで行き、無事に下山できた事を幸運に思います。