まさにうちのおじいさん(義父 90歳 寅年)のことですよ!
おじいさんは、旧北上川の側にある石巻市住吉町という土地で生まれ育ったんですが、ずっとウナギは食べてはいけないと、きつく言われていたそうです。それが、戦争が終わって、お仕事で儲かった親戚のお兄さんが、ウナギのかば焼きをご馳走してくれることになって、そこで初めてウネギを食べて「世の中にこんなに美味しい物があったのか!」と、いたく感激したそうです。それ以来、ウナギが大好物になったそう。
高価だから、子供の頃は食べられなかったのかしら?と勝手に想像していたんですが、まさか食べちゃいけない言い伝えだったとは、おじいさんに聞くまで知りませんでした。
なんとなくですが、水害の起きやすい土地だったから、神様のお使いのウナギを食べてはいけないという想いがあったんじゃないかな?と思いました。同じような言い伝えは、他県では無いのかしら?
★「石巻かほく / 6月25日掲載 本の愉しみ」より引用
ウナギについて書かれた本は多いけれど、いつも本棚に置いているのが、5年前に出た「旅するウナギ 1億年の時空をこえて」(東海大学出版会 3800円+税)実に幅広く、ウネギのことを包括している。
(中略)
個人的には、信仰の話が興味深い。ウナギを神の使いや化身とする神社仏閣は日本各地にあり、ウナギ禁食の習わしが伝わるという。
実は宮城県北部を中心に丑年(ウシ)と寅年(トラ)の人はウナギを食べてはいけないおいう信仰が根強くあった。丑年、寅年の人の守り本尊は虚空蔵菩薩(コクウゾウボサツ)で、ウナギは虚空蔵菩薩の化身と信じられてきたからだ。
今でも、登米市や栗原市などでは、土用の丑の日といえども、丑寅生まれの人に限らず、地域でウナギを食べない所が残っている。
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他にも、ものもらいを治して下さる神様の祠とか、大昔の皇子様の塚(らしい)をいたずらすると祟られるとか、古い町ならではの言い伝えがいろいろあった所だったんですが、震災で津波があがってひどい有様になったので、こういう言い伝えも途絶えてしまうかもしれませんね。
おじいさんは、旧北上川の側にある石巻市住吉町という土地で生まれ育ったんですが、ずっとウナギは食べてはいけないと、きつく言われていたそうです。それが、戦争が終わって、お仕事で儲かった親戚のお兄さんが、ウナギのかば焼きをご馳走してくれることになって、そこで初めてウネギを食べて「世の中にこんなに美味しい物があったのか!」と、いたく感激したそうです。それ以来、ウナギが大好物になったそう。
高価だから、子供の頃は食べられなかったのかしら?と勝手に想像していたんですが、まさか食べちゃいけない言い伝えだったとは、おじいさんに聞くまで知りませんでした。
なんとなくですが、水害の起きやすい土地だったから、神様のお使いのウナギを食べてはいけないという想いがあったんじゃないかな?と思いました。同じような言い伝えは、他県では無いのかしら?
★「石巻かほく / 6月25日掲載 本の愉しみ」より引用
ウナギについて書かれた本は多いけれど、いつも本棚に置いているのが、5年前に出た「旅するウナギ 1億年の時空をこえて」(東海大学出版会 3800円+税)実に幅広く、ウネギのことを包括している。
(中略)
個人的には、信仰の話が興味深い。ウナギを神の使いや化身とする神社仏閣は日本各地にあり、ウナギ禁食の習わしが伝わるという。
実は宮城県北部を中心に丑年(ウシ)と寅年(トラ)の人はウナギを食べてはいけないおいう信仰が根強くあった。丑年、寅年の人の守り本尊は虚空蔵菩薩(コクウゾウボサツ)で、ウナギは虚空蔵菩薩の化身と信じられてきたからだ。
今でも、登米市や栗原市などでは、土用の丑の日といえども、丑寅生まれの人に限らず、地域でウナギを食べない所が残っている。
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他にも、ものもらいを治して下さる神様の祠とか、大昔の皇子様の塚(らしい)をいたずらすると祟られるとか、古い町ならではの言い伝えがいろいろあった所だったんですが、震災で津波があがってひどい有様になったので、こういう言い伝えも途絶えてしまうかもしれませんね。
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