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毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

「 震災9日後救出 石巻の阿部君が高校卒業、東北芸工大へ進学」

2013年03月04日 15時43分13秒 | 日常
 どうぞ、彼が望むように人生を過ごせますように。

★「河北新報 / 震災9日後救出 石巻の阿部君が高校卒業、東北芸工大へ進学」
( http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130304-00000009-khks-l04 )より引用

 東日本大震災の発生から9日後、倒壊した家屋から救出された宮城県石巻市の阿部任(じん)君(18)が3日、東北生活文化大高(仙台市泉区)を卒業した。震災で心身に傷を負いつつも「芸術の世界で活躍したい」との夢を捨てなかった。飛躍を誓い、今春、東北芸術工科大(山形市)に進学する。

小学校低学年のころから、石巻市内の絵画教室に通った。「将来、絵でやっていきたい」と同高に進学。父親が仕事のため構えた泉区の家から通い、課題をそつなくこなす1年生だった。学年末テスト後の休暇で石巻市の実家にいた一昨年3月11日、津波に襲われた。

祖母と避難した2階部分が流され、壁や柱が倒れて閉じ込められた。隙間から寒風が吹き込み、雨水が漏れてきた。パーカで寒さをしのぎ、屋内にあったビスケットなどで空腹に耐えた。9日目の3月20日、壁の一部が崩れて隙間が大きくなった。屋根の上に出て助けを呼び、救助隊に助けられた。両足は凍傷。左足には、家から脱出する際にくぎを踏んだような深い傷を負った。自由に動けなくなった。傷の痛みが心をふさぎ込ませた。

実家があった場所は、土台だけが残る。一緒に救出された祖母は石巻市内の親戚の家で暮らしている。「早くきれいなまちになってほしい」。故郷への思いを胸に歩きだす。

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