Oliver Thornsonのツイから拾ってきました。
オスカーワイルドが獄中からダグラス卿に書いた手紙(『獄中記』)の言葉なんですね。
"The Bodyguard" July 2016, Dominion Theatre
ミュージカル『プリシラ』が12月に日生劇場で日本語版で上演されますね~。同時期に国際フォーラムでは『RENT
』が、そして現在シアターオーブでは『キンキーブーツ
』来日版が上演されております。今年の日本のミュージカル界はドラァグクイーン祭ですね~。
ミュージカルの『プリシラ』、衣裳や演出が派手派手で、笑って泣けて繊細で、最後には辛いこともいっぱいあるこの世界を生きていく元気をもらえる。私のような映画版のファンの方にもそうでない方にも、オススメできるミュージカルですよ。ディレクターのSimon Phillipsは、『Love Never Dies』のメルボルン版の演出を手がけた方。
ただし映画と同様に過激なシーンも割とあり、小さなお子さんと観るような内容ではないのでご注意。普通にピンポン玉ダンスとかやっちゃいますから。あと日本人を揶揄してるようにとれなくもないシーンがあったりするので、そういうところにあまり神経質にならずに大らかに見ること、かな。ブラックなユーモアとしてはエリザベス女王のコーギーが轢かれてる場面は、、、まぁ間違いなくWE仕様でしょうから日本ではやらないでしょう(しかしああいう演出をバッキンガム宮殿の目と鼻の先でやっちゃうところが英国だよね^^;)。飲酒運転場面は日本でそのままできるのかな?
WE版(オーストラリア版に準拠)とBW版でも結構演出は異なるので、日本版は宮本亜門さんの腕の見せ所ですね
もっともこの作品はメインキャストがあまり歌わないので、彼らの歌を聴きたい人には不向きかも。
私が最初にウエストエンドで観たときのミッチ役は、Ben Richards。ミッチにしてはカッコよすぎだろうとは思いますが、笑顔がとっても素敵でねぇ このときのキャストが好きすぎて、2夜連続で観に行っちゃったくらいです(ラミン&シエラのLNDよりこちらを選んだと言えば、どんだけ好きだったかお分かりいただけるでございましょう)。
まだミュージカル界にいるのかしら?とぐぐってみたら、今はウエストエンドで『ボディガード』に出ておられるとのこと(映画のケビン・コスナーの役)。
今44歳ですか。おお、シブくなられて。でもあいかわらずの良い笑顔(*^_^*) 癌で闘病されていたみたいですね。ソープオペラのHollyoaksにも出てたのか。
ボディガードは特に好きな映画ではないけれど、この人がやっているのなら見てみたい。
東京だったらふらっと観に行けるのになぁ。
Hollyoaks' Ben Richards On Swapping Screen for Stage And Recovering From Bowel Cancer | This Morning (27/07/16)
Priscilla the Musical - Summer 2010
キャ~。このキャストほんとに大好き
好きすぎて翌年に観た別キャストが耐えられなかったという哀しい思い出も。。。このミュージカルは主役3人がほんっとーーーに重要で、3人が揃わないと(好みじゃないと)100%の満足がもらえないの。
ところで、ボブの妻のシンシア役の女優さん(1:22の方)は、日本人なんですヨ(KANAKO NAKANOさん)。彼女も素晴らしかった!観客に大人気で、カーテンコールでいっぱい喝采を浴びていらっしゃいました^^
"Go West" - Priscilla, Queen of the Desert
フェリシアは、Oliver Thornton。彼はWE版のオリジナルキャストで、2011年のクローズまでずっとフェリシアをやっていました。可愛いはセクシーだはで、見ていてもうクラックラ@@。こちらの映像のバーナデットはアンダーの方ですね。
Priscilla Queen Of the Desert - Go West - Children in Need 2010
Children in Needは毎年BBCが開催しているチャリティーTV番組。しかしOliverほんっと可愛いな。。Ever since I was a boy~でバーナデットとミッチの体に片手ずつ触れるところとか、んもうカワユすぎる。
そんな仔犬のような彼のもう一つの顔、ある意味本領発揮なVenusでの超ゴージャス&セクシーSM登場シーン、映像どっかに転がってないかな。あとHot Stuff。
と探したら。
Priscilla Musical VIDEO - Adam Bailey - Venus - LAST UK SHOW 2016
今年のUKツアーのAdam Baileyフェリシアの不鮮明映像があったので、Oliverに脳内変換して楽しもうっと(ごめんねAdam)。
ここの「two of us」「・・・three of us」「Three!?」の登場の仕方、大好き♪
そしてこの場面での観客の盛り上がりっぷり・・笑
BW版はここはVenusじゃなくマドンナのMaterial Girlで、演出もポップなのよね。Venus、濃ゆくていいのになー。
※追記:どうやら日本はBW版を踏襲するみたいですね。全体的にWE版の方が好みなのでチョット残念。WE版の洗練されすぎてない泥臭い感じが好みなんです。でもガタイのいい男のMaterial Girlはカワユくて、あれはあれで好きよ笑。
OliverのHot Stuffは音声だけ発見。声だけでもエロすぎてどうしましょう。。。
なんて感じで動画を漁っていたら、うっかりBenのWest End Baresに辿りついちまったよ。あんたもかい(^_^;)!しかもコスプレ、もちろんノリノリ。もっとも初めてこのイベントを知ったのが6年前のOliverだったから、この程度では驚かないわ。あ、Raminと奥さまの共演は結構吃驚しましたけど。今年のホストはRaminとGinaだったんですね。このイベントはある意味WEやBWの底力を見る気がいたします。。
※動画は貼れません(いや立派なチャリティーショーですけど・・)
※話の意味がわからない方はスルーぷりーず
Oliverがプリシラを終えた直後の本人のブログを発見。 "I’m sure most actors are very good at leaving the show at the stage door at the end of the night. I, on the other hand, have always had a tough time of finding balance whilst playing such a physically and emotionally demanding role." ステージ上であんなに楽しそうだった彼ですけど、色々大変だったのね。。。そして週8回のショウを3年間あのエネルギーで演じきったのだなぁ・・・
2013年のRocky Horror Show 40th anniversary tourのときのこんな動画やこんな動画も見つけた♪きゃ~オリヴァー
PRISCILLA THE MUSICAL BACKSTAGE & REHEARSALS by John Brannoch
オリジナルロンドンキャストのバックステージ映像。
この動画を作ったJohn Brannochは、バーナデットのアンダーもされていた方です(このページの上から3つめの動画)。普段はFrank役。
パレスシアターのハイヒール、懐かしいな。。
Opening song - The adventures of Priscilla, Queen of the desert - I've never been to me
最後に、大好きな映画版より。
ヒューゴのミッチ、めちゃくちゃ好きです。この滲み出る人間味・・・。ガイ・ピアースもテレス・スタンプも、3人とも最高ですよね。本物のドラァグクイーンの芸とは比べ物にならん、とは突っ込まないように(^_^;)
たしかBW版はこの曲はやらないのよね。まぁWE版ではやるといっても、演出はアレですけど・・笑
※I've Never Been To Me - Tick & Divas. ←この映像でミッチをやっているLuke Jacksonは、マシューボーンの白鳥のあのルークさんですよ~。WE版に脇役で出演されていたようです(ここではイベントなのでミッチをされています)。
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I ♥ MUSICALS、昼公演に行ってきました。七夕の日に一日だけの開催
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ピーターの音頭で「I love musicals
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・・・ワタシはここにいてもいいのかしら・・・?と少々戸惑いながらも、楽しかったです~
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Prince of Broadwayもソロコンサートも行っていないのでラミンの生歌を聴くのは久しぶりでしたが、ラミン良かった~~~。
今回シエラが代役に決まったことでチケットを買ったのですけど(4starsのときの二人の雰囲気がとてもよかったので)、初っ端の「Why God Why?」で、ゴメンナサイあなたは単体でも十二分に価値のある方だったわ、ということを思い出しましたです。甘いのに力強い歌声と表情に一瞬で引きこまれてしまった。フルオーケストラ(東京フィル)のアレンジも迫力あったし、バックのヘリ映像も盛り上げてくれました~。
彼は4starsのときよりも今回の方が、なんだろう、寛いだ良い空気を感じました。そして相変わらずこの人はシエラと一緒にいるととっても楽しそう。3年前にも思いましたが、ラミンってシエラのことが大好きなのが表情に出てますよね。そしてシエラの方は相変わらず男前笑。今回の二人の「The Phantom of the Opera」、素晴らしかったぁ・・・。4starsのときはHer Majesty’sのラミンを思い出したものだったけれど、今回は25周年公演の感覚がもろに蘇りました(これは生では観てないけど)。二人とも、全幕ほどではなくとも、かなり役に入りきって歌ってくれましたね~。ロイヤルアルバートホールにいる気分になれた~。そしてやっぱりラミンの怪人はsensitiveでエロくて大好き!Her Majesty'sの夜から8年、まさか彼を武道館で観る日がくるとは思ってもみなかったなぁ・・。
ノームと歌った「Lily's Eyes」もよかった。秘密の花園、すごく観てみたいです。
「One Day More」で彼のアンジョが聴けたのも嬉しい驚きだったけど、個人的にはヴァルジャンの思いっきりな「ワンデーモォー――――!」が聴けたのが嬉しかった。私がウエストエンドで観たときはこの声がまだ出し切れていない感じだったので、ああこれこれ、これが聴きたかったの~~~!と。それにしてもこのメンバーでのOne Day Moreのスペシャル感&ゴージャス感ときたら・・・。
というわけでラミンも素晴らしかったけど、シエラ
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新妻聖子さんも、素晴らしかった。今回は、「日本人もすごい!」って心から思いました(そういう気概で舞台に立ったって、公演後のインタビューで仰っていましたね)。「命をあげよう」のキムも、「Tonight」のアニタもよかったけど、個人的に「おお」と驚いたのは、「One Day More」のエポニーヌ。歌声を聞いた瞬間に「ああエポニーヌだ」って感じました。帰宅してから知りましたが、エポニーヌは彼女の最初の出世作だったのね。オーディションで5000人の中から選ばれたのだとか。この曲ではピーターと一緒にテナルディエ夫妻も兼任して(二人とも可愛え
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ノーム・ルイス。日本は初めてとのことでしたが、すごく楽しそうな笑顔で歌ってくれて、なんて素敵なジェントルマン
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シエラとの鎌倉リトルマーメイド写真
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ピーター・ジョーバック。このI Love Musicalsは、元々は彼があちらで主催しているコンサートシリーズだったんですね。ピーターはPOTO25周年のときはあまり好みのタイプの声ではないかなぁと思っていたら、今日の「Gethsemane」・・・!おお、この人の魅力はこういうところにあったのか・・・
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彼は、新妻さんと歌った2曲もよかったなぁ。とても合ってた。「Last Night of the World」は4starsでラミンとレア・サロンガが歌ったのがごっつぅ好みだったのですけど、今回の二人はまた違う雰囲気で、ピーターが優しそうなクリスで、こちらも愛があってよかったです。
みんなそれぞれ忙しい中での来日でしょうに最高のパフォーマンスを全力で見せてくれて。鳥肌がたつほどの迫力なのに、舞台上の5人の空気はとてもフレンドリーで温かで、お互いが尊敬し合っているのが伝わってきて。「本物のプロフェッショナルのエンターテイナーだなぁ」と感じました。とても楽しい時間でした。ありがとう!またぜひみんなで来てね(*^_^*)
――とはいえ。
これも毎度のことですが、、、やっぱり彼らの全幕ものの舞台が観たくてたまらないですーーー・・・・・・。コンサートではなく、全身全霊で演技をしている彼らが観たい・・・。それならまたあっちに観に行けばいいのだけれど、最近はテロ的な意味でも気が引けるし、お財布的にもすでに限界超えだもの・・・
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そうそう。ラストの「Climb Ev'ry Mountain」、前にも書きましたが1年間のロンドン生活を終える最後に観た色んな思い出のつまったミュージカルで、あれから8年目にしてこの曲をこの人達の歌声で聴いて、なんか、もう一度しっかり頑張んなきゃいけないなぁと思わされました。感動というより、かなり耳に痛かった
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あ、もいっこ書き忘れていた。ファントム3人による「Music of the Night」は至福の言葉以外にないひとときでした。美しかった・・・。
セットリスト(60分~休憩20分~80分)
【Act 1】
1. Everybody Says Don't (『エニワン・キャン・ホイッスル』 ) ピーター、ノーム、ラミン、シエラ
2. Overture
3. Why God Why?(『ミス・サイゴン』) 昼:ラミン
4. Last Night of the World(『ミス・サイゴン』) 昼:ピーター、聖子
5. 命をあげよう(『ミス・サイゴン』) 聖子
6. Part of Your World (『リトル・マーメイド』) シエラ
7. Out There(『ノートルダムの鐘』) ノーム
8. Luck Be a Lady(『ガイズ&ドールズ』) 昼:ラミン
9. ガーシュウィン・メドレー ~I got Rhythm / Nice Work If You Can Get It / Fascinating Rhythm シエラ、ピーター、ノーム
10. Lily's Eyes (『秘密の花園』) ラミン、ノーム
11. Being Alive(『カンパニー』) 昼:ピーター
12. A Boy Like That / I Have a Love (『ウエスト・サイド・ストーリー』) シエラ、聖子
13. Tonight(Quintet) (『ウエスト・サイド・ストーリー』) 全員
【Act 2】
1. 『キャバレー』&『シカゴ』メドレー~Willkommen ピーター / Cabaret シエラ / All I Care About ノーム / All That Jazz 聖子
2. Kiss of the Spider Woman (『蜘蛛女のキス』) ピーター
3. The Phantom of the Opera(『オペラ座の怪人』) ラミン、シエラ
4. The Music of the Night(『オペラ座の怪人』 ノーム、ラミン、ピーター
5. I Know Him So Well(『チェス』) シエラ、聖子
6. Overture / Nothing Gonna Harm You / Johanna(『スウィニー・トッド』) ノーム、聖子
7. Gethsemane(『ジーザズ・クライスト=スーパースター』) ピーター
8. You're Nothing Without Me(『シティ・オブ・エンジェルズ』) ラミン、ピーター
9. Entr'acte, Sunset Boulevard(『サンセット大通り』) ラミン
10. Love Never Dies(『ラブ・ネバー・ダイ』) シエラ
11. I Got Plenty O' Nuttin'(『ポギーとベス』) ノーム
12. Come What May(映画『ムーラン・ルージュ』) ピーター、聖子
13. 『レ・ミゼラブル』メドレー~Stars ノーム / Bring Him Home ラミン / One Day More ラミン(アンジョルラス&ヴァルジャン)、シエラ(コゼット)、ピーター(マリウス&テナルディエ旦那)、聖子(エポニーヌ&マダム・テナルディエ)
14. You'll Never Walk Alone / Climb Ev'ry Mountain (『回転木馬』『サウンド・オブ・ミュージック』) 全員
4Stars Medley
3年前の懐かしの映像。ラミンもシエラも若い!
4Stars 6/21
こんなのも見つけた♪ 城田くん、今回も夜の部の客席にきていたそうですね。シエラも帝劇にエリザベートを観に行ってましたし、本当に仲よしさんなのね^^
※West End Frame Big Interview: Ramin Karimloo
"Love Never Dies" LND LONDON CAST!
よ~~~~~うやく観ましたですよ、『Love Never Dies』のDVD@メルボルンキャスト。
今週木曜日のI LOVE MUSICALSの予習です(行きます!)。
まあこの作品については山ほど言いたいことはございますが・・、不覚にも涙が出てしまった。。
涙ポイントはやっぱり、ファントムの「Till I Hear You Sing」と、クリスティーヌの「Love Never Dies」ですねぇ。
マダムジリーやメグやラウルが、最後にちゃんと自分を取り戻して終わる(よね?)のもよかったな。その代償は大きすぎましたけどね・・。
オリジナルキャストのラミンとシエラがウエストエンドでこれをやっていたとき、私はロンドンに行っていたのよねぇ・・。当時少し迷ったのだけれど、どうにも内容が受け入れ難かったのもあり、プリシラを選んだのであった。あのプリシラキャストはほんと~~~に素晴らしかったので後悔は微塵もないけれど、やっぱりこの二人のLove Never Diesも観てみたかったナと今回のDVDを観て少し思いました(もちろんメルボルンキャストはとてもよかった!)。まあ慰めは、当時のウエストエンドの演出がメルボルンの演出とは違っていたということですかね。メルボルンのあの豪華演出だったとしたら、やはり少し後悔していたかもしれない。そしてロンドンキャスト版をyoutubeで見られるのは嬉しいかぎり。7日には生で聴けるし(シエラのPart of Your Worldもまた聴ける~)
そしてつくづく思ったのは、Andrew Lloyd Webberはやっぱりすごい人なのだなぁ、と。この作品を作ったと聞いたときは「なに血迷ってんのよ、おっさん」と思ったけれど(正直今でも少し思うけれど)、やっぱり音楽に感動させられちゃうのだものなぁ。舞台をマンハッタンではなくコニーアイランドに移した攻めの姿勢にも感服です。やっぱり全然只者じゃないのだわ、この方は。
一方でちょっと俗な想像で申し訳ないのだけれど、「これはこの人自身の希望の物語でもあったのかなぁ」とか思いながら観てしまった。彼のサラに対する気持ちに重なる作品だから、二次創作のような陳腐なストーリー(原作も彼が執筆依頼しているのね)だけどミュージカル化したかったのかなぁ、と。ファントムの心の闇と救いの部分も含めて。ちょうどサラと別れた1990年に制作を開始したようですし。考えすぎですかね。いずれにしてもALWにとって芸術と愛情は強く結びついたものなのだろうな、と感じます。一方サラはどうであったか、それはわからないですけど(と、25周年のときの表情に思う)。男性はロマンチストですよね。・・・元も子もない纏め方でスミマセン。
ところで最近知ったのですが、ALWはラファエル前派の熱心なコレクターなのだそうですね。わ~、なんか嬉しいわ!その動画も貼っておきますね。
【I LOVE MUSICALS 予定セットリスト(一部)】
♥ オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera) 『オペラ座の怪人』より
♥ ミュージック・オブ・ザ・ナイト(Music of the Night) 『オペラ座の怪人』より
♥ ラブ・ネバー・ダイ(Love Never Dies) 『ラブ・ネバー・ダイ』より
♥ 世界が終わる夜のように(The Last Night of the World) 『ミス・サイゴン』より
♥ 神よ 何故? (Why God Why?) 『ミス・サイゴン』より
♥ パート・オブ・ユア・ワールド (Part of Your World) 『リトルマーメイド』より
♥ カム・ホワット・メイ (Come What May) 映画「ムーラン・ルージュ」より
♥ トゥナイト (Tonight) 『ウエスト・サイド・ストーリー』より
♥ 『レ・ミゼラブル』メドレー(「夢やぶれて」「星よ」ほか) Les Miserable - Medley (I Dreamed a Dream, Stars, and more)
Ramin Karimloo Love Never Dies Till I Hear you Sing
これは今回は歌ってくれないのかしら。4 starsのときにも聴いてるけど(ワンフレーズだけだけど)、あのときもシエラはいたけど、せっかくDVDを観たから改めてちゃんと聴きたい。しかしラミンのファントムはやはりええのぉ。私の好みからすると少々人間的にすぎるのだけれど、それでも惹き込まれてしまう。メルボルンキャストのBen Lewisも素敵だったけど
Sierra Boggess Recording Love Never Dies
Sierra Boggess: Phantoms Never Die (Part 1 of 2)
1/4 A Passion for the Pre-Raphaelites : Andrew Lloyd Webber
おお、ラミンは今夜は東京にいるのですね~~~。
私は今回は(今回も、か)行きませんでしたが、今夜コンサートに行かれた皆さまへラミン・カリムルーのアンジョルラス動画シリーズをお贈りします(*^_^*)
何度見てもやっぱりラミンのアンジョは素敵ですね~
そして撮影された方のラミン愛(&ハドリー愛@動画リスト)が恐ろしいほど伝わってきますね~。Reprise動画の見事なまでのバルジャンがん無視ぶり笑。
今夜のコンサートではDo You Hear the People Sing?(DYHTPS)を歌ったのだとか。生で聴かれた方が羨ましいナ。
ゲストは平原綾香さんだったのですね。
Look Down - Paris
Les Mis: ABC Cafe/Red & Black/DYHTPS -- London 2004
Les Mis: One Day More -- London 2004
Les Mis: DYHTPS (Reprise) -- London 2004
それから数年後の、ラミさんアンジョ↓。以前にもご紹介した25周年動画。
もっともこの動画を見ると、私の目はいつもハドリーに釘付けになってしまうのでありますが。このハドリー@グランテール、すっっっごく可愛いですよね ほら、ラミンも「ちょーラブリーだよなこいつ」って顔で見てる!(違)
ちょうど4年前の12月にこの二人を観ていたのだなぁ。。。思えば遠くへ来たもんだ、ヨーロッパも私も。。。
Drink with me (Les Miserables in Concert -The 25th Anniversary, O2 London, 3 Oct)
そしてそして、歌い出しが仏語のDYHTPS これ、すんごい好きなんです。力強くて。これを聴いたとき、レミゼラブルはやはりフランスの物語なのだなあと強く感じました(そしてそう感じさせるラミンの素晴らしさ!)。今夜は何語で歌ったのだろう?
Ramin Karimloo: Do You Hear the People Sing? - Les Miserables (Live ANWTP Concert)
30 Years of "One Day More" | Les Misérables
30年間のレミゼラブル。
やっぱりレミゼは素晴らしいね・・・
ブロードウェイの現ヴァルジャンはAlfie Boeなのですね。ジャベールはEarl。
プリンスオブブロードウェイのおかげで(私は行かないが)また久しぶりにyoutubeでミュージカル動画を楽しんでいるのですが、素敵動画に色々出会えて嬉しい。
ラミンのレミゼ@ブロードウェイのほぼフル動画も見つけましたよ↓。
なんかラミさん、ウエストエンドでやっていたときより熱すぎるような。。当時の音声と比べてみたけど、やっぱり当時の方が静かなところは静かに歌ってるよなぁ(声は今の方が出てるが)。まぁ日によって演技が変わる方のようなので、この日は激しい気分の日だったのかもですけど。共演者によっても変わるのかも。ガタイは確実に変わってる^^; 髪型も。
※追記:ロンドンのときは旧演出版で、こちらは新演出版だったのね。ヴァルジャンの役作りも少し違ったりするのかもですね。
LM 2014 SD
そういえばJOJは今ロンドンでファントムをやってるんですよね。観たいな~。
ラミンもまたやればいいのにね。でも人間的にすぎる怪人は個人的にはあまり好みではないので、今のラミンだとそういう怪人になるのだろうなぁ。25周年でさえ私には少々人間的すぎたというのに(あれはあれで大好きだが)。考えてみたら私が観たときと25周年の間にラミンはLove Never Diesをやっているのですよね。そういうのも関係あるのかな。
ところで私、ラミンラミン書いてますが、当時ラミンと同じかそれ以上にジーナ・ベックのクリスティーヌの方にも感動したのです。ジーナの声がとても好き。
ラミンのこの怪人解釈↓はとても好きです^^ 後半は私もまったく同感。
―記念公演では圧倒的な歌声を自在に操り、繊細かつ情熱的な怪人像を造形した。
「きっと何千通りもの演じ方があって、どれも正しいと思う。今回、僕は怪人をできるだけ人間らしく演じたかった。彼が何を食べて、どうやって命をつないでいるのかということまで考えて役作りを深め、より真実味があるように演じたつもりです。歴史の一部を担うことができて誇らしく思っています。
俳優として一番好きなのは最後の場面。大きく揺れ動く怪人の心を表現することができるからです。ファントムは、自分が愛されないのは社会と自分の醜い顔のせいだと言い続けるけれど、クリスティーヌに『ゆがんでいるのはあなたの心』と言われて目が覚める。クリスティーヌがラウルの命を救うために怪人にキスをし、自分を犠牲にしようとする行為の中に真実の愛を見いだすのです。だから、ファントムは生まれつきゆがんでいるのではなく、社会が生み出した悪なのだと思っています」
(ラミン・カリムルー 時事通信インタビューより)
写真は、アイルランドの伝統音楽発祥の地と言われているDoolinの村です。遠くに見えるのはモハーの断崖。
この濃い緑、アイルランドの色ですねぇ。
行く前はイギリスと似た雰囲気の国なのだろうなと勝手に想像していたのだけれど、実際に行ってみるとまったく違う風景や空気や文化を持った国だった。
今日Colmさんの歌を聴きながら、ああ、この人はアイリッシュなのだなぁという感じがすごくして、あのアイルランドの空気を思い出していました。
二人並ぶと、Earlはやっぱりイギリス人っていう感じがする。面白いねぇ。
今回のチケットを買ったのはEarlの名前をゲストに見つけたからだったけど、行って良かったなあ。
世界って自分が思ってるよりずっと広いものだったんだよなぁそういえば、と思い出させてもらった。
やっぱり時々は海の外に出て行かないといけませんね。
さて、細かな感想。
いやぁ、Colmさん、凄いわ。格好いいわ。やっぱり只者じゃなかったわ。
生で観るのって重要ですねぇ。
もともとがさほど好みじゃなかったせいもあったので、事前の期待を超えた歌唱&オーラに嬉しい驚きでした。
まず声量が半端ない。70歳なんですよね。いやぁ凄い。なんであんなに声続くの?
そして、これは知っていましたけど、声になんとも言えない艶があるのですよね。
生で聴いて意外だったのが、思っていたよりも歌に力強さと厳しさがあったこと。表面だけじゃない、深みをともなった強さ。
MUSIC OF THE NIGHTやBRING HIM HOMEももちろんよかったのだけれど、前半最後のTHIS IS THE MOMENT、素晴らしかったなぁ。力強くて厳しくてスケールがあるのに、かつ繊細なんだもの。泣きそうになっちゃったよ。この曲も、初めて歌ったのはコルムさんなのだそうです。本当に、ミュージカル界の父なのですねぇ。"When I look back, I will recall." 今後この曲を聴くときには、今日のことを私は思い出すでしょう。
あとANTHEM。コルムさんがレミゼのオーディションで歌った曲だそうです。「オーディションってレミゼの曲を歌わせるんじゃないんだぁ」と一瞬でも思ってしまった私はバカですね、ハイ。これを聴いて、コルムさんがバルジャンに受かった理由がわかった気がしました。これを歌っているコルムさん、なんていうか雰囲気がバルジャンそのものだったもの。
ロックな曲もカッコよかったよ。こういうじいちゃんがいっぱいいたイギリス。老後にこそ移り住みたい。。
あ、BHH、ちゃんと最後の「ホーーーーーーゥム」のムまで、みんな拍手我慢してくれた!日本のミュージカルの観客は行儀がいいねぇ!私はマナーの悪さにイライラすることなく安心して観られるから日本の観客大好きよ♪
そして、Earl。ALL I ASK OF YOUを歌ってるときはラウルはあまり似合わんなぁと思ったのだけど、BUI DOIが・・・!絶対いいだろうと期待して行ったけど、期待以上以上以上(>_<)!この曲って「自分達がベトナムを滅茶苦茶にしておいて何今更綺麗ごと言っちゃってんのよ」って感じさせない何かが必要だと思うのですけど、Earlは完璧。あまりに好みすぎて、怪人よりもジャベールよりもジョンが合ってるんじゃなかろうか、とまで思ってしまったわ。――が、STARS
!こちらも期待以上だった!てかEarl、ジョンもジャベールもちゃんと演技して歌ってくれた~。ありがとうアール~
ああ、またEarlの怪人に会いたい。あの跪きファイナルレアが見たい。。。
そしてHEY JUDE を歌っているColmさんをもっのすごい真剣な表情でガン見している姿を見て、「やっぱりコルムさんは凄い人なのだなぁ」と改めて感じたり。Earl、心のこもったいいスマイルしますね~。
Susanさん。THE WINNER TAKES IT ALL、迫力があって切なくて、一人の女性の人生が見えるようでした。これも泣きそうになっちゃった。。。こういう雰囲気の女性って憧れるなぁ。ColmさんとEarlと三人、とてもいい雰囲気でした。
則松亜海さん。さすがに上記3人と比べるのは酷ではあるものの、歌、お上手ですね~。宝塚で基礎をしっかり学んでいるからかなぁ。トイレの待ちのときに近くの女性達がメッタクソに言っているのが聞こえたけど、そこまで酷くなかったけどなあ。特にLET IT GO(コルムさんのリクエストなんですって^^)、甘くなくて良かったよ~。EarlのあのSTARSの後によく頑張って歌ったと思う、ほんとに・・・。
以上、すごくすごくストレス解消させてもらえました!
でも・・・・・
やっぱりコンサートじゃなくてミュージカルを観に行きたくて仕方がなくなってしまった・・・・・
特にミスサイゴン@WEとレミゼ@BW、観たい観たい観たいーーーー。
そんな、嬉し悲し、でもやっぱり幸福と元気をいっぱいいただけた一日でございました。
Colmさん、Earlさん、Susanさん、日本に来て下さってありがとう!!!
亜海さんも、お疲れさま^^!
~セットリスト~
【Act 1】
1. OVERTURE / The Phantom of the Opera
2. MUSIC OF THE NIGHT / The Phantom of the Opera *Colm Wilkinson
3. ALL I ASK OF YOU / The Phantom of the Opera *Earl Carpenter & Ami Norimatsu
4. TENNESSEE WALTS *Colm
5. FOLSOM PRISON BLUES *Colm
6. I DREAMED A DREAM / Les Miserables *Susan Gilmour
7. BUI DOI / Miss Saigon *Earl
8. DON'T CRY FOR ME ARGENTINA /Evita *Ami
9. THE HOUSE OF THE RISING SUN *Colm, Earl, Susan
10. DANNY BOY *Colm
11. THIS IS THE MOMENT / Jekyll and Hyde *Colm
【Act 2】
12. MAN OF LA MANCHA / Man of La Mancha *Colm
13. THE IMPOSSIBLE DREAM / Man of La Mancha *Colm
14. ANTHEM / Chess *Colm
15. THE WINNER TAKES IT ALL / MAMMA MIA *Susan
16. STARS / Les Miserables *Earl
17. LET IT GO / Frozen *Ami
18. HALLELUJAH *Colm, Earl, Susan
19. MAMA DON'T ALLOW *Colm
20. GET BACK *Colm, Earl, Susan
21. SHE'S LEAVING HOME *Colm, Earl, Susan
22. HEY JUDE *Colm, Earl, Susan
23. IMAGINE PEACE *Colm, Earl, Susan
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あ、そうそう。
帰りにロビーに人だかりが出来ていて、その中心に男性が二人いたのですけど、ネット情報によると阿久津さん&福井さん、という方なのだとか。日本のミュージカルの方?らしいです。私は日本のものはあまり観ないのでわからないのですが、覚書に書いておきます^^
Colm Wilkinson Oh Danny Boy
Colm Wilkinson sings Bring Him Home 24th Jun 2013
直前に動画を観て気分を盛り上げております。
ペットボトル片手に"God, it's high...... " なにこれ楽しい笑
でもコルムさんじゃパロディーにならないよ~。上手すぎだもん
この動画を見て思ったけど、もしやコルムさんって私が最も最も愛する英国人のじいちゃん系なのでは(アイルランド人だけど。正確にはアイリッシュ・カナディアンだけど)。
ユーモアがあってダンディーな、あっちで最も私を虜にしたじいちゃんズ。
Bring Him Homeのラストのロングトーン、このthe Lyceum Theatreの観客最高ですね。ノリはいいのに、わかってる~。
そうなのよ~。この最後のHomeの小さなmeまでしっかり聴きたいのよ~。なんでもすぐに拍手すりゃいいってもんじゃないのよ~。でも、ここまで拍手を我慢してくれる客が揃うことって意外に少ないのよね。シアターオーブはどうかしら。
まあコルムさんご本人はどっちでも何とも思ってないであろうが。私が聴きたいのである。
おまけにこんなのも。
Les Miserables Colm & Ramin: Together At Last!
Ramin Karimloo and Colm Wilkinson duet - "Bring Him Home"
ああ、この動画のコメント欄でも「客の最後の拍手が早すぎたのが残念だった」と書かれてますねぇ。
おかしい。
私はColmさんはさほど好みではなかったはずなのに。
この動画の↑始めの歌い出しを聴いた瞬間に、心臓がぎゅーーーっと、ぐわぁーーーっと・・・・・
最近歌舞伎やバレエばかりでミュージカルから離れていたせいか、突然やられてしまった。。
なにこの歌声。。。。。。。。。。。。。
これ聴いて泣かない人いるの。。。。。。。。。。?
あ、でもColmさんのバルジャンのBring Him Homeはそういえば大好きなのだった(ということを今更思い出すくらいミュージカルから離れていたワタクシ・・・)。
今日から始まったシアターオーブのコンサート「Colm Wilkinson Broadway and Beyond Japan」、行ってくるのです。
格安チケット(といっても5000円)が手に入ったので。
今回割引チケットが出まくってたけど、売れてないのー?なんでー?
Colmさんだけでなく、Earlもくるのよ!?ユーラシア大陸や太平洋を越えなくても東京で生歌が聴けるのよ!(JOJさん来日に行かなかった私が言うのもなんだが。今回も格安出るまで買わなかったが)
まあ正直Raminのときと同じで演技をしている彼らを観たいのですけど、贅沢は言いますまい。
4 Starsのときだって結局歌声から舞台の感動が蘇ってきたし、今回もきっと
Earl再会&初Colmさん、楽しみです(*^_^*)
以上、たぶんまだチケット残ってると思うので、ご興味のある方は間に合いますよ~
のお知らせでした。
ところでLes Misérables 10th Anniversary Concertのとき、Colmさん50代半ばだったんですね。もっと上かと思ってた・・・^^;
でもって、仁左さまと同い年(正確にはColmさんの方が数ヶ月年下)なのですね!
ボリショイ白鳥の翌日に、行ってまいりました。
生ザハロワの翌日に、生アダム。
これだから東京から離れられない・・・。
といっても、実はこの公演、当初は行く予定はなかったのです。
マシュー白鳥&Kバレエ&ボリショイだけでも相当な出費でしたし、正月の歌舞伎座も行きたいし(猿ちゃん、初歌舞伎座うぇるかむー)。
なのでチケットは買っていなかったのですが、何気なくぴあを覗いてみたら、8列目中央という超超良席が戻っておりまして。。。思わずポチ、と。。。
13000円はキツかったけど(結局BBLも行っちゃったし・・・)、とっても楽しい時間を過ごすことができました。行ってよかった!
さて、主演のアダム・クーパー。
彼は私にとって「映画リトル・ダンサーの人」なのです。マシュー白鳥の初代様というよりも、やっぱりあの映画のラストシーンの人。
本当に大好きな映画なので、今回はじめて生アダムを見ることができて、とても感激しましたし、嬉しかった。
もしかしたらアダムは、いつまでもあの映画のことを言われることにウンザリしてるかもですが^^;
前日にあの衝撃なグリゴロ版白鳥を観て、作品の解釈とか頭の中でグルグルグルグル考えちゃって(今だに考えてます笑)、そんな中でのザ・アメリカ~ンな、コムズカシイことは一切なし!楽しんで!なこのミュージカル。
こういうのもいいですよね~。
色々考えさせられる作品も大好きだけど、エンターテインメント100%で観客サービスいっぱいな作品も大好き!観ている間ずっと、顔が笑顔になっちゃっていました(*^_^*)
初めて目の前で見た生アダムは、とても素敵でした。
最初に登場した時は「ん・・・?アダム太った・・・?」と思いましたけど笑、すぐに慣れちゃったというか(でもあとちょっとダイエットしてくれてもよくてよ)、前半最後のクライマックスのどしゃ降り場面のアダムが、それは綺麗で。カッコイイというよりも、不思議と綺麗という言葉がぴったりで、見惚れてしまいました。バレエ出身の彼だからこその姿勢や動作の美しさがあるのかな。
びしょ濡れのスーツで、夜の雨の中を歌って踊るアダム。
いい男には雨が似合う。
ここは映画と同じく、ドン&コズモ&キャシーが3人で歌う「Good Morning」からの流れが、ものすごくいいですよね。
When we left the movie show
the future wasn’t bright
But came the dawn
the show goes on and
I don’t want to say good night
So say good morning
Good Morning
Rainbows are shining through
Good Morning
Good Morning
Bonjour Monsuier
Bonas Dies
Bunus Greas
Bonjourrrraaaaa
Artichonnnaaaa
Good Morgan
Licha Moana
Good Morning to you
("Good Morning")
※映画版より
歌い終わってアダム達が舞台上手に勢いよく倒れ込むと、客席の気分も最高潮。
なかなか終わらない拍手にアダム達は息を整えながら笑ってたけど、全っ然手抜きなしで歌って踊ってくれて嬉しかったな~。
そしてキャシーの家を出て、コズモも帰らせて、一人になったドンが真夜中の雨の街で踊るタイトルソング、Sing'in In The Rain
I’m singin’ in the rain
Just singin’ in the rain,
What a glorious feeling,
And I’m happy again.
I’m laughing at clouds
So dark, up above,
The sun’s in my heart
And I’m ready for love.
("Sing'in In The Rain")
どしゃ降りの雨の中、The sun’s in my heartと歌うドン。
心がハッピーなら、雨だって幸せの道具に変えちゃう。
ミュージカルってすごいですよね。
こんなに明るくて難しいことなんか一つも言っていないのに、こんなに心に響くんだもの。
昔ロンドン留学を終えて帰国直前に観た最後のミュージカルがThe Sound of Musicだったんですけど、ご存知のとおり決して悲しい話ではないのに、"Climb Every Mountain"で急に涙がじわぁっと溢れたんです。在英中にリーマンショックが起きて、日本に帰っても仕事がすぐに見つからないことはわかっていて、「イギリスに来たことは本当に正しかったんだろうか・・・」とかそんなことを考えてしまっていた時期でしたから、あのラストの場面で歌われる「全ての山に登れ、全ての川を渡れ、全ての虹を追え」という歌詞に、自分のイギリスでの一年間を肯定してもらえた気がしたのです。
さて、今回の来日キャスト。英国ツアーとほぼ同じメンバーだそうですが(アダムはPalace Theatreから続投)、アダム以外もみんな役にぴったりで素晴らしかったです。
キャシー役のエイミー・エレン・リチャードソン。会場を泣いて去ろうとするあのラストシーンでちょうど私の目の前まで下りてきて、そういう演出があるとは知らなかったので吃驚しました。アダムが思いきりこちらに向かって愛を語ってくれるのでお得な席でしたが、エイミーの渾身の演技の方にやはり釘づけに。素敵な女優さんだったなぁ。
リナ役のオリビア・ファインズも、キュートでした~。憎めないけど、ラストの展開で「リナが可哀想!」ともならない絶妙さ笑。インタビュー映像を見ましたが、本当に地声もああいう声なんですね!
そしてコズモ役のステファン・アネリ。ま~芸達者なこと!正直、アダムより上手かった笑。
他、ポール・グラナート:ロスコー・デクスター、マックスウェル・コールフィールド:R・F・シンプソンズ、ジャクリン・クラーク:ドーラ・ベイリー/ミス・ディンズモア。
それにしてもアダムって、私より年上なのにタフだわぁ。
私はこの日、風邪でひどい体調だったのですが、ザハロワと同じくアダムも「この人を観たい」とチケットを買っている客がほとんどじゃないですか。そんな期待にちゃんと応えて、毎日雨に打たれながら24日間28公演をやりきっちゃうのだもの。しかもあんなに全力で演じてくれて。もちろんアダムだって生活があるでしょうから、手抜きなんぞしている余裕はないのかもしれないけれど。
それでも、それも含めて、すごく元気をもらえました。
ああ、そうそう。バンドも生演奏で楽しかったです♪
SITR bandの名前でツイもされていましたね。
最後の追い出しの音楽の後、網の向こう側から手を振ってくれて、楽しい方たち^^
カテコは、少なくとも一階席はみんなスタオベでした。
この日は客席に渡辺えりさんと篠井英介さんのお姿がありました(渡辺さんはブログに書かれていました)。
こういう公演は客席もお楽しみの一つですよね
次にアダムに会えるのはいつかな~?