So high up in the air
With feathers bright and fair
No wealth nor power can make
My heart filled with such joy
Want to spread my wings and fly
Away into the sky
How I dream to be so free
No more sadness no more pain
No more anger no more hate
How I dream to have those wings and fly into the sky
("Wings to Fly")
前々から観よう観ようと思いつつ先延ばしになっていたハイビジョン特集「天空のアクロバット ~ブルーインパルスの男たち~」(2010年1月放送)を、NHKオンデマンドでようやく観ることができました。
昨年息子さんが自衛官を目指してる職場のパートさんと世間話をしていたときに入間航空祭をオススメされまして。いつか一度は見たいと思っていたブルーインパルスをいい機会だから見に行ってみようと気軽に行ってみたところ、言葉を失いました。人混みにも言葉を失いましたが^^; 、そのカッコよさに。
人生で見たカッコいいものベスト3が書き換えられた瞬間でございました。
あのパフォーマンス。芸術としか言いようがありません。エンジン音もカッコいい!
カッコいいものは無条件にカッコいいのだと痛感。
そして大空を飛ぶ鳥みたいで、本当に気持ちよさそうだった。
でも見ている方は気持ちいいけれど、パイロットたちはとても真剣に操縦しているのでしょうね。
またあんなに完璧に飛んでいた彼らも、最初からそれができていたわけではなく、大変な訓練を乗り越えて出来るようになったのだとこの番組を見てわかりました。
このハイビジョン特集、素晴らしかったです。
隊長の山口氏がブルーインパルスを去るときに言った「楽しいと思ったことは一度もありません。遊びじゃないからです。寂しいという気持ちはまったくありません。もう十分やってきました」という言葉が印象的でした。
そしてブルーインパルスの隊長は代々言葉を残していく慣例があるのですが、彼の残した言葉は、『心』。
自衛隊やブルーインパルスのようなものからは最も遠い言葉のようですが、命の危険を常に伴う極限の世界で仕事をしている彼らにとって、実はそれは何よりも大切なものなのかもしれないな、と思いました。
きっと彼らだけでなく、いつ何が起こるかわからないこの時代に生きる私たちにとっても。
この番組が放送されたのは震災前ですが、今見ると、泣きそうになります。
ブルーインパルスの本拠地が松島であることを思い合わせると、なおさら。
ラストのスーザン・ボイルの歌声も涙が出るほど美しくて、本当によくできたドキュメンタリーでした。
なので、この番組自体は大変すばらしかったのですが、最後に自衛隊の広報さんに一言だけ言わせていただきたい。
最近の自衛隊の宣伝方法、少々やりすぎじゃありませんか・・?
電車の中のテレビで見かける、自ら“クールな自衛隊”を売りにしているCMにちょっと疑問を感じます。
世間が彼らをカッコいいと騒ぎ立てる分には度を越さなければノープロブレムですが、“カッコいいからみんな自衛隊に入ろう!”的に若者を集めるやり方は、どうも違うんじゃないかとおもいます。
とはいえ若者がみんな自衛隊に入るのを嫌がるようになってしまったら、そのときは徴兵システムにせざるを得ないのでしょうし、難しいですね。。。
★★★
こんなのもどうぞ↓
トップガンの曲、めちゃくちゃ合いますねー。
パイロットの皆さんも、自然体でいい雰囲気。仕草も言葉使いもハキハキしていて綺麗で、こういう人達って見ていて気持ちいい。
山口隊長はやっぱり素敵な方ですね。
そしてキムタク。ファンではないけど、ちょっと尊敬。。すごいなぁ、この平常心。
私も乗ってみたいけど、絶対にムリだわ。
普通の飛行機でさえ全くダメだし・・・(飛行機恐怖症の旅行好きという困り者)