昨夜年末のご挨拶をしたばかりですが、彌十郎さんのこんなインタビューを見かけたので。
ちょうど来年で50年役者をやってきたことになるんですけれども、何やってきたんだって、上にいる親父や兄貴やおじさんたちに心配されてるんでしょうけれども、何とかつなぎましたって言えるようになりたいですね。それが歌舞伎なんだと思います。
(spice)
地元が舞台なのに『鎌倉殿の13人』は観ておりませんが、彌十郎さんの時政パパ、評判よかったですよね。
「何とかつなぎましたって言えるようになりたいですね。それが歌舞伎なんだと思います。」。
歌舞伎役者さん達が常々仰るこういう表現が、とても好きです。
新しいものを生み出すことだけが芸術ではないと思う。それはそれでもちろん必要だけれど、過去から未来へ”つないで”いくものも、大事な芸術の要素だと思っています。歌舞伎は芸術というより芸能だけども。「歌舞伎は本当に間口が広いですし、重たい演目のおもしろさもいつかはわかってほしいという気持ちもある。それはいつも考えていることですね。」とも。うんうん