ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 op.45
シューマン:交響的練習曲 op.13(遺作変奏付き)
(20分間の休憩)
シベリウス:悲しきワルツ op.44
シューベルト:楽興の時 D780 op.94
ショパン:ノクターン ホ長調 Op. 62-2(アンコール)
最近色々いっぱいいっぱいで、また感想をためてしまった。。書かなきゃいけない演奏会が6つもある。。
さて、今回のポゴさんの演奏会。どの曲も過去に聴いたことがある曲ばかりだし、楽興の時は1年前にも聴いてるし・・・と直前まで行くかどうか迷ったけれど、結局今年も行ってしまった。
今回いつもより良いRB席だったので、響きがとても美しかったです。そりゃぁそうよね、4000円も違うのだもの(RB席12000円、P席8000円)。
今回も本番前のポロポロあり。でも今回は具体的な曲ではなかったように聴こえました。
ポゴさんお得意のショパンOp.45はもちろんだけど、シューマンが素晴らしかったなぁ。どんなに強音でも音が透明なまま真っすぐに届いてきて、前回よりも一曲一曲に鮮やかな違いが感じられたような気がして、全ての曲に聴き入ってしまいました。
後半のシベリウスも、前回聴いたときよりもより美しく深みのある演奏に感じられて、とてもとても良かった。
、、、のだけれど。
昨年あれほど素晴らしい演奏を聴かせてくれたシューベルトが、1曲目から前回とだいぶ弾き方が違い、サラサラと速めに進んでいき。6曲目もまるでジャズのようで、少なくとも私は寂寥感のようなものは全く感じられなかったのでありました。
ポゴさんって演奏会毎に違う演奏をすると聞いたことがあったけど、こういうことかしら。。
まぁ、これも生演奏の面白さということで。。
アンコールで弾かれたショパンOp.62-2はシューベルトほどの違和感はなかったけれど、やはりこれまで聴いたときほどには心に響かなかったのが正直なところでありました。でも最後の一音は、相変わらずものすごく美しかった
来年は上岡さん&読響とプロコフィエフの協奏曲ですね。大好きなショスタコーヴィチ11番とセットだし、絶対に行くつもりです。来年のリサイタルは、ラヴェルが聴きたいなぁ(でも前回と全然違う演奏されたらどうしよう)