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2015-10-18 | 文章・文芸
【2015.10.18(sun)】
講演会 『歌を楽しむ』を聴く。

・毎年、短歌の<大伴家持大賞>が事前の選考を経て決まり、この時期に表彰式が開かれます。
表彰式後の記念イベントで<小島ゆかり>さんの講演会があると聞き出掛けました。

・先期までNHK短歌の選者としてTV出演されていました。

・第21回「大伴家持大賞」の表彰式

・家持の時代の衣装?で来られた受賞者の方も

・1,500首を超える作品の中から一首の大賞を選ばれるのですから、選者の方も大変なことですね。
その選者の一人である小島さんのお話し、なかなか為になりました。

・講演の内容は小島さんが各地で出会ったジュニア~一般人の歌、又現代の歌人が歌われた合計二十首の歌を取り上げて鑑賞し、一首ずつ優れている表現にスポットをあて解説を加えると言うものでした。

・講演会の前に投稿していた質問に答えて頂くコーナーでは…
歌を作る上で注意すべきいくつかの事を取り上げられる。

◆使い古された決まり文句は使わない。他の言葉を考える。

◆良い歌が出来た!と思っても、それで良しとしない。
パズルのように文言を入れ替えるのではなく、元から作り直す勇気を持つ。
我慢して必ず推敲を重ねること。

◆修飾する言葉と、される言葉が離れてしまうと、修飾する言葉がどの言葉を修飾するのかが分かりづらくなる。だから双方の言葉の距離はできるだけ近づけること。
短歌では一般に読点は使わないのでこのことは重要ですね。


・私は短歌のことは分かりません。
ただ、話されたことは一般的なエッセイなど、文章を書く場合でも同様にすべきと心得ました。

・小島さんはお話の上手な方です。
「自分は学生時代から歌を作り始めてもう40年になる。短歌を通じて思いもかけない多くの人との縁が生まれたことに感謝している。」と話されました。
何かしら芸を身に付けようと人が活動すれば、そこには新たな出会いが生まれるということでしょう。

・国府の中央公民館に来たついでに庁にある<万葉の歌碑>に立ち寄りました。

・高さ3mの自然石に大伴家持の歌が彫られています。

・歌碑の右側には万葉集研究の第一人者であった<佐佐木信綱>氏が家持の歌を褒め称えた歌も記されています。
現在「大伴家持大賞」の選者を務められている<佐佐木幸綱>氏の祖父にあたられる方なんですね。

See you.

I.O
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