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「辺野古案」の軍事的合理性に疑問

2011年10月07日 20時41分40秒 | 防衛問題
キャンベル次官補が来日しました。
外務大臣招請、というところ、野田総理を外務大臣と間違えて、野田大臣を米国にお招きという発言をしたのだそうです。これは、ただの言い間違えということですがね。従って、米国に行くのは、玄田大臣ということです。「クリントン繋がり」が好感されたのかもしれません。即ち、懐柔しやすい、と。


さて、オバマ大統領から結果を出せ、と要求されたのは、「辺野古案」を強力に推進してきた連中です。鳩山総理が辞任直前に、日米合意文書に「サインさせられた」わけですから。

鳩山総理に無理矢理サインを迫った連中とは誰だったのか、ということだな。

石破よ、己の責任というものについて、分かっておるよな?
散々批判してきたのであるから、あなたが「辺野古」を実現する手段を考えている、有している、ということだよな?
それもナシに、ただ「辺野古、辺野古」と連呼しておったわけでもあるまい?
これは前原も同じ。
どのような方法で実現できるか、ということを具体的に示せ。示せないとは言わせんぞ。

それとも、実現可能性の極めて乏しい案であるのに、何の考えもなく、「辺野古」と日米合意に書かせたと?自分で出来もしない夢物語を、外交文書で謳ったと?

それのどこが外交なんだよ。
一般社会では、ペテンと呼ぶ。

自分ができもしないことをいくらでも言っていいというのであれば、誰も苦労はせんわ。
そうじゃない、というのであれば、早く実証して下さい。
さっさと、日米合意に従い、普天間代替基地を辺野古に建設しなさい。

鳩山の腹案をなじっておった方々は、自分たちが辺野古に建設を実行出来ない場合、鳩山と何らの違いもないことは分かるよな?笑う資格も、責める資格もないわな。


それから、岡本某とかをはじめ、日米関係だか外交・安全保障の専門家だか、辺野古案を支持していた連中は、今すぐ名乗り出てくれ。


先日の産経記事では、次のようなものがあった。
>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110924-00000081-san-pol


当方のまとめ方で恐縮だが、記事のポイントは、非常に手短にかいつまんで言えば、沖縄に海兵隊を配備することの軍事的合理性はどうなのか、というものだ。

「ヨシハラ論説」や「シェリダン論説」というのは、中国の攻撃能力等から見て、沖縄に集中して配備していることの危険性というものが考慮される、というものなのだ。

それから、ランド研究所からの報告でも、同じく「沖縄の危険性」というものが取り上げられたそうだ。台湾有事の際などでは、中国の地対地ミサイル等で、嘉手納、普天間、那覇基地がそれぞれ先制攻撃される対象となり得る、というものだ。

中国のミサイル攻撃能力強化というのは、そうした基地の滑走路等の機能を奪うものだ、ということである。そんなことは、当方のような「外交・安全保障の素人」が考えたって分かることだ。

08年6月
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f6ee0a574e15b85530eff759bc683b31

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/827dd01e84644bcf60c76faa3e3a89f4

10年1月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/23e20024971324a083def60b18b0acbb

11年5月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4eac6ca0e90b5785c6f6bd66bb79d0c1


ところが、とても不思議なことがあるのだ。

「安全保障をかじったことのある人間」ならば、沖縄に海兵隊を配備しておくことは、「自明」だの「火を見るより明らか」とか、豪語しておった連中がいるのだな。

10年3月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/57f76e4aa5bccf020f00c0951bbd5243

10年5月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/a245fc8dd8100bfc99d09fae1cc5e336


ホント、籠絡されやすい人間というのは、便利でいいな。そういう人間は利用価値が高いから、ということで、重用される。鳩山に出鱈目の抑止力とやらを吹きこんだような人間もそう、マスコミで適当に語る人間もそう、何も知らなくても、軍事なんて考えてもいない素人のクセに、言うことだけは偉そうに、さも「常識」みたいに騙るわけ。

実際には、自分が考えてもいなくて、知りもしない、というだけ。外国の研究者なんかが言うまで、己の無知無能を知ることもできないわけだ。

在沖海兵隊は、辺野古に配備、これが軍事的合理性の高い選択であると?
自明だと?

笑わせるね。
誰にとって、自明、なんだよ。

ヘリなんて下駄みたいなものだから、下駄がなけりゃ出かけられない、だって?
「安全保障の常識」だって?

有名ってだけで、こんなクソみたいな説明が通用してしまい、辺野古以外にはない、とか断言できるんだからね。それを大勢が信じ込んでしまうのだ。一般大衆に、防衛だの安全保障だのというのは、あまりなじみがないからね。

前にも言ったが、世の中というのは、出鱈目だろうと何だろうと、都合のいい言説を垂れ流す役割の人間こそが、利用価値が高いが故に、マスコミなんかでも重宝されるということさ。

ですよね?吉●さん。



検察審査会の改革はどうなった?

2011年10月07日 20時37分37秒 | 社会全般
小沢の裁判が始まって、そちらに注目が集まっていますが、根本的な問題点には、何らの解決も示されていません。


>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/24b5749c57bd5794eea73f8aa3008559


検察審査会の疑問点については、最高裁をはじめ最高検も法務省も、みな「口をつぐんだまま」です。

東京第五検察審査会の全貌は、完全に闇に包まれたままです。
検察審査員を選んだ過程も、途中に関わった裁判官や検事も、完全秘匿というのは、明らかに異常です。

読売新聞記者が民主党の辻議員に「電話の翌日」に取材申し入れをしたことの説明もなければ、どうやってその情報を仕入れたか、誰にも分かりませんね。

それに、完全独立の、どこにも指揮監督可能な上位機関が存在していないという説明らしい、検察審査会の仕組みそのものの問題があるであろう?


>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/51b298923608ed97a62023f8dd329cc8


>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/33802b30c779844befd67103cc4e8101

地上最強の準司法機関?であって、その組織もメンバーも選考過程も、関与した法曹や裁判所職員も、完全秘匿できる、「闇の組織」ということを許しているのである、ということだ。

これは、超法規的懲罰組織か何かですか?(笑)


異様である。
検察改革も結構だが、検察審査会の実態というものについて、大手マスコミのどこも触れず、報じないということが、真の意味で危機的である。

しかも、恥知らずな法曹界では、これを「誰も問題としない」ということなのだ。最高裁も、検察も、みな、「東京第五検察審査会の正統性」というものについて、何らの説明も情報開示もなされないということである。審査会の個人を特定せよ、ということを求めているわけではない。
それ以前の問題であるのに、事務局長さえ「説明に立つ」ことがないわけである。これが異常でなくて、何なのか。

でっち上げ、出鱈目、そういうものであれば、それも合点がいくというものだ。
これも日本の伝統芸、「ヤラセ」「八百長」といった類ですかな。そう疑いの目を向けられて当然だ。


もうちょっと追加ですけど。

捏造事件で隠そうとする検察審査会の闇

(リンク先が間違っていました。訂正します)

しつこく何度も取り上げて恐縮ですが、読売新聞では、当時の「斎藤隆博」特捜副部長が説明した場面というものを記事にしていました。
また、審査補助員の吉田繁実弁護士の説明した内容にも言及しています。
こうした情報が、どこからどうやって手に入れることができたのでしょうか?

守秘義務違反を問われる人間というのは、漏らしますか?
「事務局の人間」ならば、「辻議員から電話があったこと」や「検察審査会の開催日程」や「検察審査会で話された内容」や「議決をとるか否か尋ねた審査会長」や「議論は煮詰まった、という審査員の声」なんかが、分かるということですか。

国民の前には、東京第五検察審査会の事務局長等事務局の人員を開示できず、開催日程や議事録も示せず、けれども読売新聞だけは「検察審査会の会議の内容」なんかを知ることができた、ということですね。

守秘義務違反はどうなの?
それとも、国家公務員法違反ですか?
そういうのは、どうなんですか?