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お調子者「安住財務大臣」は、操り易い人形

2011年10月17日 22時08分08秒 | 政治って?
玄葉の線を疑われたので、今度は、一番簡単に御しやすいアズミンを使うことにしたか?

安住大臣は、G20で非常に平たく言うと、
「米国さまの言う通りー!米国さまに賛成ー!!」
というセリフを言う役回りを与えられて、ホイホイと発言したみたいです。

>http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201110150017.html

(一部引用)

20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議出席のため当地を訪れている安住淳財務相と米国のガイトナー財務長官は14日夜(日本時間15日未明)、会談した。安住財務相によると、会談では欧州債務問題への認識や、国際通貨基金(IMF)に対する資金基盤の拡充を求める新興国への対応に関し、日米が共同歩調を取っていくことを確認した。

 安住財務相は同日夜の会見で、現時点でIMFの資金基盤拡充は必要ないとの認識を示した上で、「IMFの出動が必要な経済にしないようにするという点で、ガイトナー長官と一致している」と強調した。


共同歩調だの、ガイトナー長官と一致だの、安住大臣に自分の考えなんざ言えるわけがない。振付師の連中に書いてもらった台本通りに、喋ったというだけ。腹話術の人形かよ。

まあ、こういう筋を考えたのは、外務省組と財務省の海外組のコラボってところですか。IMF界隈の財務省筋なんかにも、お達しが行っていたでしょうし。


自分のカードを、わざわざ「テーブルの上に投げ捨てる」というバカが、ここにいましたよ、ということですわな(笑)。

米国さまが、またキツく「何か言って来ました」か?
番長のイジメの一環で、呼び出し食らって、腹に一発もらいましたか?

こういう時の、おだてるとノリ易い、右も左も判らない操り人形というのは、本当に便利でいいですな。


安住大臣は、何のことか分からないでしょう。
ま、仕方がないですな。ド素人大臣だし、海外は緊張するし、国際会議は不慣れで不安も一杯あるからね。そうして、簡単に「言って下さい」と言われたことを、まんま発言してくれるわけだから。

基金増額は必要ない、というのは、どういうことか分からないでしょう?
まさしく、拙ブログで書いた手法を、自らが「封じました、日本はやりません、米国さまの言う通りに動きます」と宣言したに等しい、ってことなのだよ。

ユーロ危機は誰にとって好都合なのか?

仮に、BRICsと日本やその他新興国、及び欧州が「一致協力」して基金なりIMF大幅積み増しなんかをやった場合、本格的なドル離れが「起こり得る」と判断したんだよ、米国は。

だからこそ、安住大臣を持ち上げて、「言わせた」んだよ。

日本が持っていると、皆が知っている「強力なレアカード」を、「ボクちゃんは、持ってても使わないからね~、安心してよね、ガイトナーくん」と、わざわざ捨てたのだ。

一体全体、どの筋が安住大臣を洗脳・教育したんだ?
あれか、妖怪みたいな、元大蔵とかが描いたのか?

「びっくり行天」あたりの、画策とかでもあったか、ってことだよ。


未だに影響力を行使していることが、本当に信じられん。
読み違いかもしれんから、何とも言えんが…


いずれにせよ、確定的なのは、安住はすっかり取り込まれた、ってことだな。

調子に乗って、勢い余って消費税10%と演説ぶってくれるとは、ホントどうしようもないわ。

こういう人間を大臣に据えたのは、かつて「法務大臣」にはどうでもいい「人形」を置物みたいに設置したのと似ているな。下に入るヤツラは、どんなことでも好き勝手にできる、って寸法だからな。

この国の政治というのは、末期的だな。

終わってるわ。マジで。


ああ、中国の方にも言っておきますね。
米国は、自分でどうにかしておけ、と言いますが、彼らは以前に日本から10兆円をIMFに出させましたから。勿論、中国からも、ですけど。
日本の手を封じ込める為には、米国は何だってやってくる、ということです。
欧州経済が変調となりますと、中国にだって波及する可能性が高いのです。日中で共同で金を出してもいい、とも書いた(http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b54de23941bb3e1b5ea7d31ecfc7508d)ですが、それをされて一番困るのは米国ということです。



普天間問題は、真の民主主義の危機

2011年10月17日 16時29分09秒 | 外交問題
さて、従米派が遮二無二頑張ってくれちゃったせいで、賭け金が大幅に釣り上げられましたな。
簡単に言えば、「譲歩するもんか」と無用な頑張りを継続することによって、この問題が過去最大くらいに、ビッグ・ボーナス・ゲームになってきた、ということです。

降りる、という選択も不可能ではなかったはずなのに、レイズを続けてくれたお陰で、デカい勝負に成長させたんだ、ということですな。アリガトさんです。

さて、ここまで来れば、以前に比べて非常に明瞭になってきたのではないでしょうか。誰が「アメリカの代理人か」ということが。

◎アメリカ=「辺野古」と鳩山総理にサインさせた(日米共同声明)
  ↓
◎「地頭クラス」=アメリカの意向に沿って、辺野古推進
  ↓
◎沖縄住民=辺野古移設反対、県外を主張


この「地頭クラス」に該当しているのが、己の地位・立場を守らんが為に、従米派となって沖縄に圧力をかけている層、ということだ。早い話が、アメリカの代理人、だな。主に、政治家、外務・防衛官僚、マスコミ、財界人、識者等々がいるであろう。
「地頭クラス」は、アメリカの手先として、ありとあらゆる手段を駆使して、辺野古移設を「何が何でも実現させる」という方向に動いている、というわけである。それがアセス提出、という動き(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111017-00000036-mai-pol)だ。


地頭クラスは、結果を出せと求められたことから、本当に慌てているわけである。給油活動停止問題なんかの比ではない、ということなのだ。あの当時から、地頭クラスは「給油活動を止めたら、日米同盟が壊れる」とまで脅していたな、そういえば。インド洋での給油活動を停止したくらいで、アフガンでの「テロとの戦い」の勝敗に、どう影響するのかを説明すらできなかったな、地頭クラスは(笑)。

給油活動を止めるな、と言ったのは、米国であり、その通りのことを「日本国民に押し付ける」役回りなのが、地頭クラスということなのさ。今度の、普天間問題もそう。辺野古に移転、というのを実現しないと、地頭クラスの立場がなくなるわけ。
その上、TPP問題でも、地頭クラスが盛んに「世界の孤児」と出鱈目をばら撒いて、参加を「日本国民に押し付ける」わけだよ。この両方に失敗した場合、地頭クラスは「本当に使えない奴ら」という烙印を押されることになる。このことは、地頭クラスの力を見せる試金石となってしまった、ということだ。そこまでレイズをしてきたのは、誰あろう彼ら自身だったのにね(笑)。

給油活動停止後に「日米同盟が壊れる」と言っていたことが、全くのウソであり出鱈目であったことは、誰の目にも明らかだ。

何度も言うが、日米関係に重大な影響、というのが本質ではなく、地頭クラスの連中にとっては、米国と地頭クラスとの間での「重大な結果を招く」ということなのだ。
米国側に不信感を抱かれることを極度に恐れているのが、地頭クラスということなのだ。自分自身の失脚に直結しかねないから、ということだ。


これまでにも警告してきたが、再び書いておく。
辺野古に建設を強行した場合、米国を絶対に許さない。


その前に、日本国民がまず対峙しなければならない相手とは、地頭クラスだ。地頭クラスを打ち破ることができた時、米国との交渉可能性が開ける。

TPP問題で、おばけだの、悪質なデマだのと呑気なことを言ってる連中がいたりするが、脳みそはグラタンか何かでできているんじゃないか、などと思ったりする。甘ちゃんってのは、いいなあ。現実主義がどうとか御託を並べる連中に限って、生温いんだな。
”日本以外の国”に対しては、「○○と要求していない」とか「○○という条項はない」とか、いくら言っていたとしても、そんなものは何の保証にもなったりせんよ。どうしてか分かるか?
日本以外の国には、同国人でありながら、米国の代理人となる「地頭クラス」が殆ど蔓延ってないから、だよ。
●悪いな。

いいか、米軍基地はいらない、協定は延長しない、と言ってるのに、米軍が出ていかない国は、日本以外に、世界中のどこにあるのかね?
答えは、「ない」んじゃないのか?(笑)

・ウズベキスタン→撤退、返還
・フィリピン→撤退、返還
・キルギス→撤退、返還
・韓国→移転縮小、一部返還
・日本→代替地よこせ、施設整備費もたっぷり払え(笑)

日本以外の国に適用されてる話を、日本にも同等に適用できるなどというなまっちょろい考えは、幻想に過ぎない。
地頭クラスの腰ぎんちゃくが巣くっている限り、日本は「どんな要求をされるか分からない、要求を拒否すると何をされるか分からない」ということなのだよ。

日本が「給油艦派遣はできません、止めます」と断っただけで、国中が上を下への大騒ぎになる国なんて、世界中の何処を見渡しても、見つかりませんが。
「他の国が米国には要求されていない」という事実があるとしても、日本にとっての安全を意味するものではない。逆に危険だとさえ言えるかもしれない。


別な例でも考えてみよう。

・VW
・BMW
・メルセデス
・GM
・フォード
・クライスラー
・現代
・ジャガー
・ボルボ
・フィアット
・ルノー
・プジョー

適当に自動車会社(ブランド)を挙げてみたが、これらのいずれの企業においても、「急加速問題」で公聴会に呼ばれたり、マスコミのバッシングを食らった企業など、”トヨタ”以外にはありませんでしたが。
他の国が要求されないようなことを、『トヨタだけ』は要求されるんだよ。

散々バッシングしておいた挙句、サンディエゴのカーチェイスとなった暴走「プリウス」だとか、神の御加護「レクサス」とか、調査結果なんて報告されとらんぞ。判定結果が「シロ」だったとして、米国のテレビに登場した教授とか、その後に「有効な反論」をテレビで実演したりしたか?

米国とは、こうした出鱈目をやってくる国である、ということです。
どんな汚い手であろうとも、使ってくる国である。

たとえ日本以外の国が「要求されていない」ことであっても、日本だけは要求されてしまう、ということ。日本は特殊であり、違うと考えておくべきです。何故違うかといえば、代理人たる「地頭クラス」の存在が強固かつ広範に及んでいるからだ。
米国側の要求が、日本国民にとって耐えがたいものであり、到底呑める水準ではないとしても、地頭クラスの連中が蔓延る限り、そいつらが強制的に実行してくるということなのである。

狂った「地頭クラス」を権力機構の中心部から排除しない限り、何度でも討たれる。
鳩山政権が「地頭クラス」の頭越しにやろうとして、失脚させられた。小沢を討って、鳩山にハンコを押させ、引き摺り降ろした連中こそが、地頭クラスの連中だった。
権力欲に取り憑かれた菅政権は、地頭クラスの言い分を真に受けて、「辺野古維持」と「TPP参加検討」と宣言し、かつての民主党の主張を全てなかったことにしたわけである。だが、菅が東電・原発問題で粘って反「地頭クラス」に転じると、今度は菅が降ろされた。野田政権は、鳩山と菅が失脚したのを見て、初めから「地頭クラス」の傀儡の役を、自ら進んで引き受けたのだ。


◎アメリカ=「辺野古」と鳩山総理にサインさせた(日米共同声明)
  ↓
◎「地頭クラス」=アメリカの意向通り、辺野古推進
  ↓
◎野田政権=辺野古推進を買って出る
  ↓
◎沖縄住民=辺野古移設反対、県外を主張


例によって例の如く、アメリカお得意の「連合軍」か(笑)。

アメリカが「地頭クラス」と組んでる限り、反米という立場は変えないからな。

イランの大統領だったか政府要人だったかは、「アメリカがテロ国家だ」と言った。中露会談では、「米国は寄生虫」と呼ばれたらしい。中々うまいことを言う指導者たちは、世界にはいる(笑)。


日本人がまず対決すべきは、地頭クラスだ、ということを肝に銘じるべし。
基地問題もTPPも敗北した場合、日本は、本当に日本ではなくなるぞ。
腐敗した「地頭クラス」の支配体制に逆戻りしてしまうのだ。従米派の代理人に権力を奪われてしまうことになる。民主主義なんぞ、崩壊同然。


地頭クラスは、土壇場で追い込まれて、焦っているのだ。
現時点で、相当慌てているのだ。
彼らの策は、ほぼ尽きかけている。

ここが正念場だ。