人間とは何か、この課題はとても大事で、心理療法での対応を支配していきます。どんな人でも毎日、何らかの不安感を感じながら生きていますが、この人間とは何か、という思想を明確にもっていない心理療法家の事例は時々大きな事件を生起しているようです。カウンセラーの犯罪が起きると警視庁から下記の者は貴会が認定したカウンセラーですか、と法に基づいたハガキが舞い込んできます。嘘をつくと法律で処罰されますので正確に返事を出しますが、この色々の事件の背景には人間とは何か、という哲学の問題が潜在しています。私達生き甲斐の心理学はローマン・カトリツクの信仰を大切にしていますが、私の人間観の中心は「人の身体は神の神殿」というパウロの思想が背景にあります。暫くこの人間観と心理療法の関係について思索していきます。人が単なる物質で構成された者と信じる心理療法家と神仏、サムシンググレートの存在を意識している心理療法家の違いを思索していきます。:<人間とは何か:421-1>:
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