自分を含めて、人間の行動は、基本的には、知覚されたままの場において、自分が、感じたままの要求を満足させようとします。自分はどんなに理性的な人間だ、と思っていても、謙遜に反省すると、この営みをしている事に気付きます。持統天皇の人生を見ていると、まさに、教科書通りの生き方をしています。自分の行動をもし理性だけでしていると考えている人がいたとしますと、その人の意識は少々問題が潜在しているでしょう。必ずいつか神経症的な身体症状が出てきます。学者に多い神経症です。理想で人を裁く人にも、この傾向があり、おつきあいしても楽しくありません。この命題5をしっかりと理解したうえで自他を「愛と許し」で許容していく人生を送らないと愛の孤独感に苛まれだすこととなりそうです。
下記命題の引用はテキスト「生き甲斐の心理学:140頁参照下さい」:
命題5:行動とは、基本的には、知覚されたままの場において、有機体が、経験されたままの要求を満足させようとする、目標指向的な企てである。
:<心の世界を飛び回る:233>
備考:広く理論を学習したい方は左記カテゴリーの第1章から11章の好きな章をクリックして楽しみながら勉強して下さい。6年間、書き綴った2275回分の記事が同時に読めます。
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命題5:行動とは、基本的には、知覚されたままの場において、有機体が、経験されたままの要求を満足させようとする、目標指向的な企てである。
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