生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分の傾向を知る強み

2012年11月25日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
人の生命力は何処を見て判断するかと言いますと厳しい現実を明るく爽やかに元気に生き抜いていく力で識別します。私もそうですが、多少の厳しさは経験と知識で強化されますが、物凄いストレスの時は我を失い元気をなくします。生身の人間はそんなものですから心配は不要ですが持統天皇は4才の頃、母方のおじい様の塩漬けの生首を見ているようですので、その衝撃は大変なものだ、と推察出来ます、この事件でお母さんは錯乱していきます。こんな辛い現実を体験しても逞しく生きていく持統天皇を支えたものは何だったのでしょう?色々の恐ろしい事件に巻き込まれながら権力を握らないと生き延びられない環境に居直り逞しくなります。基本的に権力を大事にする傾向と渇望は生涯変わりませし、どんどん強化していく歴史が垣間見られます。この傾向を意識していたか、無意識なのかは誰も知るよしがありません。ただ歴史を見るとその逞しい傾向には驚きます。現代人の私達は生き甲斐の心理学の原理を知っていますので、この自分の傾向を知るとセルフコントロールが上手になり、余計なストレスは半減します。


下記命題の引用はテキスト「生き甲斐の心理学:140頁参照下さい」:
命題 4:有機体は、一つの基本的な傾向と渇望(striving)をもっている。すなわち、体験している有機体を現実化し、維持し、強化することである。


:<心の世界を飛び回る:232>

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