小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

空手の頭突き

2015-11-03 00:08:25 | 武道・スポーツ
空手の頭突き、の破壊力は、すさまじい。

コンクリートブロックでも、割れる。

プロレスとか、一般の人でも、ケンカで、頭突きで相手を攻撃することは、出来る。

しかし、空手を身につけていない、一般の人は、空手家の真似をして、頭突きの試割り、は、決してしない方がいい。まず怪我をしますから。しかし空手家は、怪我をしないのである。

なぜかというと。

見た目には、空手家の頭突き、と、一般の人の、頭突き、は、区別がつきにくい。

では、なぜ空手家の頭突きは、安全かというと。

空手家は、筋肉の引き締めによって、硬くした、胴体と、首を、結びつける技術があるからである。

首、腹筋、背筋、(要するに、全身の筋肉)を、連動させて、体を剛体にする技術があるからだ。

だから、空手家の頭突き、では、体の体重が、全部、乗った、頭突きが、出来るからである。

だから、破壊力があるのであり。また、首の固定がしっかり、出来ているから、割れなくても、衝撃が、頭に来ても、首の固定が、しっかり、出来ているから安全なのである。

だからといって、完全に、安全と、言えるわけでもない。

一方、一般の人が、ふざけて、頭突きで、試割り、をしようとすると、首の固定が出来ていないから、試割りをして、硬い物を、割れない場合、その衝撃が、もろに、額にかかってしまうので、下手をすると、頭蓋骨骨折を起こしてしまうのである。

つまり、空手の頭突きで、コンクリートブロックを割る場合、割れなかったら、その衝撃の力は、反作用として、頭に返ってくるが、体が連動しているため、衝撃の力が、頭だけではなく、連動している体にも、かかって、反作用の力が、分散され、緩衝されるのである。

しかし、一般の人が、コンクリートブロックを割るろうとして、割れないと、その衝撃の力は、反作用として、全て、頭に返ってくるのである。なので、頭蓋骨骨折を、起こしかねないのである。

これは、頭突きだけではなく、試割り、の全てに言える。

正拳突き、手刀、肘、で、ブロックを割る場合、空手家の場合は、割れなくても、怪我はしにくいのである。

それは。確かに、空手家は、巻藁を突いて、結合組織を肥厚させている、こともあるが、巻藁を突かなくても、空手家は、手首の固定が出来ているので、割れなくても、その衝撃の力は、体が連動しているため、衝撃の力が、拳だけではなく、連動している体にも、かかって、反作用の力が、分散され、緩衝されるからである。

空手家の手首の固定の力は、物凄く強い。他人が、両手を使って、全力で手首を曲げようとしても、曲げることは、出来ないだろう。

試割り、で一番、安全な、割り方は、言うまでもなく、足の裏で、割ることである。

人間は、毎日、自分の体重を全部、乗せて歩いている。なので、足の裏の皮が、一番、分厚い。足の裏は、いわば、毎日、巻藁で、鍛えているようなものだからである。

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