受け売りですが、昔々こんな論を言っている哲学者がいました
オルテガの理論(ホセ・オルテガ・イ・ガセット)
「世代は、社会学上きわめて重要な概念であり、ひとつの世代はある大きな出来事を経験してそれを中心として形成される。
多くの場合それと対抗する形で次の世代が形成され、世代間の抗争、協調により時代の考え方が作られる。」
「大きな出来事が世代特有の価値観を作る。」
納得です。
新しい世代を作る大きな出来事がありました。
震災を経験し、原発事故を経験した若い世代が受難と復興世代として新しい価値観を形成していくのでしょうか。
戦中戦後世代、これは私が含まれます。子供の時に戦争終戦その後の貧困と復興を経験した世代です。
その次に現われるのが団塊の世代。われわれとは違った価値観を持っています。すなわちオルテガの言う世代間の抗争と協調のあった世代です。
その団塊世代が、団塊ジュニア世代という別の価値観を持った世代を産み育てました。
そうしていま子ども・若者たちが震災と原発事故を経験して新しい価値観を今後築いていくのでしょう。
これは私の勝手な分類かもしれませんが、世代論を言う人はほぼ同じ考えでしょう。
だからどうというわけではありませんが、だから新しい世代の価値観と何が共有できるか、何が対向するのか知りたいと思います。(休憩)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます