戸田に近づくと海の青色が、だんだん濃くなってくるように思えます★
そして、展望台として知られている『出逢い岬』に到着★ここからは、戸田湾の全景が見られる絶好のポイントになります★
ここの展望台のモニュメントは二つの盾のような物の間に、丸い穴が開いている大きいリングが挟まっているのですが、この穴からちょうど、富士山が見えるんですよ★
記念写真撮りの時は、順番待ちもありえますね★
西伊豆の戸田は、大きい漁港で有名です★
特に、深海に潜む、『タカアシガニ』漁はとても盛んで、旅の紹介本などには常連のように特集が出ている事でも、その名が知れ渡っています★
また、江戸時代の安政年間、ロシアの皇帝ニコライ1世の命により、木造帆船戦艦ディアナ号と共に来日したプチャーチン提督以下500名が、安政の大地震(1854年)の津波による遭難に巻き込まれ、その後の修理の為の曳航中に沈没するという事件がありました★
その時に、乗組員を救ったのが、戸田の人々だったのです★
当時は、江戸末期、ペリーが約4カ月前に去った後で、一般の人々が外国人と接触するという事はご法度です★
ましてや、大国の大使と直接渡り合う事などもってのほか★
しかしながら、戸田の人々は、人間としての勇気と誇りを持って救助にあたったのです★
荒波の中、命綱も無く、一歩間違えれば死が待ってる場面にも関わらずに、何人もの漁師が海に飛び込んだのです★
お陰で、ほとんどの乗組員は救助されました★
これを切っ掛けに、ロシアと戸田の友好関係が続き、プチャーチンの子孫にあたる方々は、今でも定期的に戸田を訪れているとの事★
対する、救助をした戸田の人々の子孫の方々も定期的にロシアを訪れています★
なんと、心温まる話でしょう★人の命の尊さを感じますね★
私は、西伊豆の中でも、ここ戸田が大好きなのですが、ここに遊びに来た時には必ず寄る旅館があります★
『へだ館』といいます★
ホームページはこちら http://www.hedakan.com/
海沿いの道路から一つ中に建物があるので、とても静かに寛げますよ★
入口には、大きい水槽の中に、タカアシガニが優雅に動いている光景も見られます★
料理は、戸田港に水揚げされた魚貝類を中心に盛り合されるので、とても新鮮で美味しいんです★
特に、駿河湾は水深があるので、深海魚などの珍味が味わえますよ★
私は『トロボッチ』に目がありません★とってもいい感じです!★
女将も戸田一の美人です★
そして、家族的なもてなしをされますから、何度でも訪問したくなります★
夏はきれいな海での海水浴も楽しめますから、私も今から予約を入れてみましょう★