「交通博物館」は、東京都千代田区神田須田町にありまして、鉄道を中心に陸・海・空の交通機関に関する資料を公開しています★
元々、1921年(大正10)に、東京駅北側の高架下に開館されましたが、その後、1936年(昭和11)に、現在の場所に移転してきました★
秋葉原電気街の近くに流れている、「神田川」に架かる「万世橋(まんせいばし)」から見える、赤いレンガ造りの建物の奥にあります★
赤いレンガ造りの建物は、その昔、国鉄の「万世橋駅」でした★
太平洋戦争の空襲でホームが全焼してしまい、その後は使用されず、現在は中央線が通過するようになっています★
この「交通博物館」が、本日、約70年の歴史に幕を閉じるのです★
私が、初めて博物館を訪問したは、5~6才の頃でしょうか、父親に連れられての事です★
当時は、東海道新幹線が営業して間もない頃で、人気は当然新幹線に関するものでした★
3列シートの見本には、長蛇の列★
電車のドアを開ける時のスイッチ操作も非常に人気がありました★
そして、何といっても、ここの名物といってもいいでしょう、鉄道模型の大ジオラマは一日6回の走行の時には場所の取り合いで大変です★
目の前を、新幹線の模型が走るたびに、観客席から「ウォー!」と、大歓声★
その時の様子は、今でもはっきりと覚えています★
正直、私も電車が大好きでしたので、大声を上げていたと思いますね(笑)★
本日で、その思い出も心の中だけになってしまいますが、とても楽しかった事は、一生忘れないでしょう★
さよなら、交通博物館★