ギターは楽し １３６ ～ ジョン・F・ケネディとサウンド・オブ・サイレンス ～

今日はアメリカ合衆国第３５代大統領「ジョン・F・ケネディ」がダラスの凶弾に倒れた命日です☆



1963年11月22日は金曜日でした☆
翌年11月の大統領選挙のための寄付金めや、テキサス州の対立していた民主党員たちとの関係修復のための遊説で州都ダラス空港に降り立ったのは午前11時40分☆

その10分後にはパレードが始まりました☆

車列がテキサス教科書倉庫前に差し掛かった時に、ライフルに銃撃されたのです☆

この衝撃的な映像は複数の人間によって撮影されていて、その模様は全米に流れましたが、国民は嘆き悲しみ、ショックはかなりの時間続きました☆





ジョン・F・ケネディは20世紀生まれの最初の大統領として、アメリカ国民の圧倒的な支持を持っていました☆
若き指導者にそれまでの国内にあった人種差別問題解決や、ベトナム戦争終結を望んでいたのです☆


ちょうどこの時22歳だった「ポール・サイモン」も民主党のケネディに対して、将来の良きアメリカを作り上げることに期待をしていました☆

しかし、11月22日の衝撃、、、☆
映像で繰り返される無言の暗殺場面は、ポールにとって計り知れない悲しみだったに違いありません☆


そして、翌年の3月10日に、この時の心境を詠った曲が出来上がりました☆


『The Sound Of Silence』

Hello darkness, my old friend
I've come to talk with you again
Because a vision softly creeping
Left its seeds while I was sleeping
And the vision that was planted in my brain
Still remains
Within the sound of silence

『静寂の音』と訳されたこの曲は、タイル張りの浴室で出来上がったとされています☆
あまりのショックで引き籠っていたポールは、反響のある浴室で毎日ギターを弾いていましたが、あの繰り返しの映像からイントロのメロディーが生まれ、その後大ヒット曲になっていくのです☆



71歳になった今でもコンサートには必ず演奏される「サウンド・オブ・サイレンス」は、きっとポールがケネディに対するレクイエムなんでしょうね☆