シークレットガーデンのブルーローズ

今から数年前（2004年頃）、サントリー（株）さんが世界初の「青い薔薇」を開発した、とのニュースが流れました。

私は、青い花が好きなので、その幻想的な色を想像してみたのです。ネットで確かめたその花の写真では、青というより、むしろやや薄紫色に近いような気がしました。

なので、自分で「青い薔薇」を水彩で描いてみることに。。。絵は、まったくの素人です。お恥ずかしいのだけれども、上記掲載写真のような感じです。ごくたま～に、無性にお絵描きしたくなる時があるのですね。あはは。

で、一昨日でしたか、サントリー（株）さんが、来年から「青い薔薇」を生産販売するというニュースが流れていました。

それで、以前に描いた絵を思い出したわけです。続いて、幻想的つながりで、「シークレット・ガーデン」の「ノクターン」を思い出しました。

この曲は、フィギュアスケートの高橋大輔選手が、演技に使っていた曲でした。その時すぐに気に入り、レンタル店でＣＤを借りてきて、ＭＤに録音して聴いていましたが、ず～っと忘れていたのです。それも探し出しました。

そして、桐野夏生の「ローズガーデン」。あれは、どこにしまったのだろう。古い本棚のお掃除をかねて、探してみました。思ったより、早く見つけることができて、ホッとしました、この衝撃の一篇！（笑）

桐野夏生の小説で、およそ衝撃的問題作でない作品はないので、特に驚かなくてもよいのですが、普通の人が読めば、けっこう衝撃があるかもしれませんね。お薦めはしませんけれど、私は、これは秀作だと思っています。


…俺は玄関横の木戸を開けて庭に回った。三十坪くらいの庭は雑草が茂り、木の枝が鬱蒼として小さなジャングルのようだった。あちこちに置き忘れられたみたいに赤や黄色の薔薇が咲いている。立ち枯れているのもあれば、今を盛りと咲き乱れているのもあった。目を奪われたが、庭は立ち入ることを拒むかのように丈高い雑草に覆われている。。。

この物語を象徴するような、「ローズガーデン」の描写です。

そういえば、海外の推理作品で、贋の「青いカーネーション」で、事件が起こるのがありました。「青いカーネーション」のインパクトが強くて、そこだけしか覚えておりませんが。

今宵、幻想的な蒼いシークレットガーデンにて、優しい静かな想いで、あなたもブルーローズを探してみませんか？


「シークレット・ガーデン」の「ノクターン」←音量調節をしてくださいネ


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