紅葉シリーズ東山雲巌寺(4)

2012-11-23 18:50:00 | Weblog


こんばんは~又もたもたと続けます↓地理佐渡..さんに読みを教えていただいた「かてつ橋」より、武茂(むも)川をのぞみます。

ははぁなるほど、川に下りて朱の橋を入れたショットを狙ったのですね、長靴の方はたぶん・・それって定番スポットなのかも(笑)

すると橋の上でパチパチ写していた私はジャマだった?きっと、早くどけろよな~なんて思われていたわね、知らぬがホットケ(汗)





      


山門をめざしましょう↑おっとその前に↓古びたこの石には、芭蕉の句や芭蕉が訪ねたという仏頂和尚の歌などが書かれているようです(あまり読めませんですが)





      



      仏殿↑








      


      境内の庭木は刈り込みが見事になされていて↑非常に美しいです。





たぶん方丈と庫裡に思われます↑なにぶんパンフレットの類もありませんし↓はっきりとは・・庭木の間からひょっこり出てきた作務衣のお坊さんと出くわし、お互いにギョッとしつつも、軽く目礼してすれ違いました^^;


      


      


初回にご紹介した鹿威し(実はシシオドシではなかった?)の奥に立派な鐘楼があったのですが、あまりに写りが悪かったため割愛しました。 

(追記・11/24)さて「人の噂も七十五日」「新しいものを食べると七十五日長生きする」、などと昔から言いまして・・ではこの根拠となる数字の七十五日は何処から出てきたのか?誰か奇特な人がいて、統計でも取ったのかしら?と気になりますね。

世界でも日本人だけかどうか知りませんが、四季の移ろいから心情まで変えるのが日本人の面白いところ。七十五日とは、まさに季節が移り変わるワンクール。夏は秋となり、秋は冬となる、周りの植物の様子もみるみる変化してゆきます。

その激しい景色の変化を見、肌で感じて対応する人間の様子も、必然的に変化せざるをえない。まぁ七十五日も経てば、前の景色も人の心も忘却の彼方、だから人の噂なんてあまり気にするな、みんなすぐに飽きてすっかり忘れちゃうんだから、ということでありましょうか。

植物に学んできた日本人の、変化に対する楽観主義はこうして生まれたものかもしれませんね。



「この秋は雨か嵐か知らねども、今日のつとめに田草とるなり」 (by 二宮尊徳)






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12 コメント

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Unknown (空見)
2012-11-25 19:56:40
ディックさん、ありがとうございます。
毎週土曜日ですか?Sanpoの会、それだけでもすごいエネルギーだと思いますのに・・まぁ、雨の日くらいは鬱々としてください(笑)欲張りも結構ですけど^^;

ななごうさん、ありがとうございます。
自分はしませんが、修行する僧を見るのは好きです(笑)
仏縁が無いのにお坊さんになってはいけませんでしょう、仮にも僧が金の亡者になっていて・・それでも浄土(もしあるとすれば)へいけるのでしょうかねぇ。
昨夜の地震はそちらが震度4でした、すわ首都直下型か!なんて、こちらもビビリましたよ。
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Unknown (ななごう)
2012-11-25 19:15:05
那須雲厳寺、良い処ですよね。
修行をするには、この様な処は最適ではないかと思います。
私には、無理ですが。
心の狭い人間ですので。

人の噂も七十五日とは、良く云ったものですね。
前の事をいつまでも覚えて居られないのが、日本人特有でしょうか。
良きも悪しきも。

昨夜の地震には、驚きました。
前兆が無く、突然揺れました。
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Unknown (ディック)
2012-11-25 09:37:32
空見 さん、
最近とくに痛感するのですが、雨で寒い日と陽が降り注いで暖かい日と、自分の気分がまったく違います。どんよりして寒い日になると、鬱々として、そういう日にこそデスクワーク、室内作業に専念すればよいのに「やる気」がでてこない。
四季も天候も、ぼくの気分を大きく変えてしまうのです。
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Unknown (空見)
2012-11-24 15:52:44
地理佐渡..さん、ありがとうございます。
そうですね~絵葉書的な感じでは誰が撮っても似たり寄ったりの・・(笑)
それでもちょっと変った面白い雰囲気で、と心掛けてはおります私、へそ曲がりです (^^ゞ

micoさん、ありがとうございます。
見物人は居るのに声もしません、静かですよ、冬がすぐ近くまで来ているようでした。
山門から人が入ってきて境内を見て歩くのはかまわないのですが、僧侶の修行の邪魔になるような言動はきつく戒められています。
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こんにちは (mico)
2012-11-24 10:21:16
静寂の時間が流れているようですね。
楽しませて頂き有難うございます。
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仏殿 (地理佐渡..)
2012-11-24 08:58:35
おはようございます。

杉の濃い緑。紅葉の強烈な赤。堂塔との組み合わせは
いかように撮りましても絵になるんじゃないかと思わせる
良い季節です。それでも、撮影者の構図と技術がものを
言います。ふっと見た仏殿。これは良いですねぇ。均整
のとれた建物そのものの魅力を第一に紹介されていま
すね。あれこれ見てあるくのにとても良いところですねぇ。
のんびりできる時間があればこうしたところで過ごした
いものです。

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Unknown (空見)
2012-11-23 23:29:32
ディックさんまたこんばんは~ありがとうございます。
そうなんですよね、同じ禅宗でも派がちがうと結構シビアなのかも。
過去には神仏習合もありましたし、はっきり言っていろんな仏や像を祀っている為、ホントのご本尊が何かも、さらには唱名を間違えている檀家さんもあるのに、住職があまり注意しないとか。
知れば知るほどエエカゲンなもんやなぁ、なんて(笑)しかも日本は八百万の神々の国でもありますから・・良く言えば鷹揚・・。
>フロリバンダ系のバラは、中輪の花が多く、枝分かれをして、伸びたひとつの枝にたくさんの花を咲かせる種類
なるほど~何となく分りました、大輪じゃなくて賑やかな方ですかね。
興味が薄かったり、難しい言葉が出てくると無意識に飛ばし読みをしているらしいので(汗)申し訳ありませんでした。

紗真紗さんこんばんは~ありがとうございます。
なかなか奥の深そうな禅寺でして、行って良かったと思いました。
お金をアクドク貯めることが趣味のような僧侶をけっこう見ていましたので、お寺さんが嫌いでしたが、こういう真面目に修行する僧侶の居るお寺なら、お賽銭もはずみたくなりますよ(笑)
写真に関しては本当に、押すだけでラクをしております、今日のはCX4ですが、設定がめちゃくちゃで見苦しいものとなりました(汗)
でもカメラを2台持ち出しただけでも進歩かな、というところです (^▽^)エヘ

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山に抱かれて。。。 (紗真紗)
2012-11-23 21:54:42
空見さま^^こんばんは~♪

ほんとうに自然の中に静かにおさまっているお寺という印象です。
紅葉とお寺、やはり魅力があふれますね。
なんですか、居心地のいいような、
手入れが行き届いて、気分までがシャキッとしてまいります。。。

屋根の影や、木々の撮りいれなど、撮影の妙を参考にさせていただきます。。。
先ほどはご丁寧にありがとうございました、とても嬉しかったです~♪
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Unknown (ディック)
2012-11-23 20:27:13
空見 さん、この場を借りまして…。
11月3日の記事に書きましたが、フロリバンダ系のバラは、中輪の花が多く、枝分かれをして、伸びたひとつの枝にたくさんの花を咲かせる種類です。
そういう種類の現代バラを作った人がいて、そこから同じような咲き方をする強いバラがたくさん交配で作られている。その系統を指す言葉です。
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Unknown (ディック)
2012-11-23 20:22:34
空見 さん、
京都の地図でいうと中心部の左上の辺り、「妙心寺町」というのがあります。もう大きな町全体なのです。
最近書きましたが、臨済宗は大人物の師が出てくると、その師が弟子を育てて「禅問答」によって悟りを開かせる方式ですから、その師から生まれた「派」ができます。
ともあれ、妙心寺町があれだけ大きいのだから、「妙心寺派」というのはかなり力があるのではないか、と思いますよ。
派が変わるならともかく、お寺によっては「○○宗」が変わってしまうケースすらありますね。
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Unknown (空見)
2012-11-23 19:54:37
ディックさんこんばんは~
臨済宗妙心寺派・・よく聞きますが、多いのでしょうか?
確か、こころならずもその派に属したようなことが書かれていましたが、お寺の存続というのもいろいろたいへんそうですね。
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Unknown (ディック)
2012-11-23 19:25:28
シリーズ3についてコメントしないうちにシリーズ4がアップされてしまいました。
山を背景にした魅力的なお寺です。臨済宗妙心寺派って、立て札か何かの写真にありましたね。
紅葉だけ、寺院の建物だけ、でなく、組み合わさると魅力が倍加しますね。
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