過去の自分をかえてゆく日々

心と体が、ガチガチに固まってしまっているような人間でも、もしかしたら、変われる
のではないだろうか。

もしも変われるのなら、生きている間にキレイに変えて、それから死ねたらいいなぁ。
そんなことを思ったりしていました。でも、思っているだけでは、何も始まらない。

自分以外の人やモノを、自分の好きなように変えることはできません。自分が変わる
ことによって、他者が自然に変わっていく可能性はあるけれど・・・と思います。

無意味に歳をとってしまった気がしていました。自分が生きている、あるいは生かされ
ている”意味”を、ずっと探してきました。今は、少し分かりかけてきた気がしています。


周囲が自分の思い通りになってくれないことに、いつもいつでも苛立っていたようです。
そのことにも気づかず、周囲が悪いから、私は不幸なんだ、と思い込んでいました。

私が私だと思っているのは本当の私ではなく、周囲が見て評価を下しているのが、実際の
私だということに、ようやく気がついてからは、「憎む」という苦しみの感情が、減りま
した。不思議なことに、心が軽く、楽になりました。ひとを憎んだり、羨んだり、恨んだり、
これは自らをも痛めつけることです。

こんなことは、賢い人なら、とっくの昔に知りえたことなのでしょう。

でも、私にはきっと、長い歳月が必要だったのだと思います。この長い苦しみがなければ、
このような心境にも行きつけないという、とても不器用な人間だったのです。

「生きている意味」なんて、すぐには見つかりません。でも、見つかる日が、いつかは
くるはずです。だから、その日まではがんばって生き続ける必要があります。

あぁ、このことを知るために、私は生き、生かされてきたのだ、と納得するときが必ず
きます。

辛いことが続くと、笑顔も、空を見上げることも忘れていました。たとえ、見上げた空が
曇っていても、その雲の上には、きっと冴え冴えとした天上のブルーが輝いているのです。

「私は変われる」と口に出して言い、「変われなきゃ、生きている意味ないじゃん」と、
心に言い聞かせます。

私は非常に短気な人間で、すぐにカッ！ときます。しかし、ずっと許せなかった自分自身
を許せるようになってからは、他者をも許せる気持ちになってきました。

変われそうな予感を持った時から、私は、変わって行っているのだと、信じているのです。

今日は少し、重めな話を書いてしまいました。申し訳ありません、根がマジメなもので（笑）