昨年のことになりますが、ハゼ竿を作っていました。
秋に松島湾のハゼ釣りに行く予定で作ったのですが、悪天中止になったのでこちらの竿は未デビュー。
これまで松島湾のハゼ釣りはキス用のリール竿セットで釣っていたのですが、やはりハゼは手バネで釣りたいところ。
ところが、近所の釣具店ではハゼ用の手バネ竿なんて売ってません。和竿師に作ってもらうのがベストですが、年に一度くらいしか使わない道具にそれほどコストを掛けるのも抵抗あるし、、と言うわけで、自分で作ってみました。竿を作るのは久しぶり(子供のとき以来)ですが、ガイドの巻き方などは覚えています。
ベースになる竿は上州屋で探してきました。振り出し3本継のグラスロッド、ガイドもリールシートもついてません。
池で小鮒を釣ったり、ハゼのミャク釣りにちょうど良い竿、これを手バネに改造しましょう。
振り出し式ですが、継ぎ目は接着して延べ竿にしてからガイドと杙を付けます。
長さは2.1m。松島湾のハゼポイントは水深4m前後なので、長竿での跳ねこみもいいんですが、船外機で釣るのであまり長いのも取り回しが難しくなりそう、このくらいの長さが使いやすいように思います。
ガイドはフライロッド用のスネークガイド1本あたり7個(プラストップガイド)を使います。
ハードロイのガイドとフックキーパーは使いませんでした。
ガイドはamazon、手バネの杙も通販で買いました。
竿のトップはリリアンが付いています。これは外します。
下の写真が外す前、上が外した後。
ホットグルーでトップガイドを取り付けましょう。
こんな感じ。
ガイドはかざり糸、杙は竿巻糸で固定します。
いちおうゴールドでコーディネート。
ガイドを取り付けていきます。
老眼で見づらくて上手く巻けない、というのは言い訳です^^;
綺麗に巻いたつもりでも、カメラで接写すると粗がわかります^^;
杙はこんな感じ。
エポキシは面倒なんで、ウレタンを塗って仕上げます。
なかなかいい感じに仕上がりました。
早くハゼ釣りに使いたいな。
ハゼの手バネは2本使いが普通なので、同じスペックを2本作りました。
黒糸を巻くとカッコいいのですが、手元になかったのレモンイエローのラインを巻きます。
あと、竿には名前をつけてあげないといけないですね、日出代と月子にしましょう。
実際に使ってみてからブログにアップしようと思っていたのですが、当分先になりそうなので^^;
今年の夏か秋になって使ったらまたレポートします(^^)
実家が仙台なので子供の頃 小舟で松島湾にたまに連れていかれました。
船頭さんは片手に2本の数珠子の竿を持ってバンバン釣り上げ 船の生簀のようなところに
ポンッと当てるとハゼが落ちて みる見る間に溜まっていきました。もう 大昔だなぁ。
https://www.wasao.jp/SHOP/tebannekui2016.html
ホントは鋳型で作ったようなボリュームある奴が欲しかったのですが、みつかりませんでした。きっと製造中止なんでしょうね。
リール竿のシートを外して杙をつけるのはわたしも最初に考えました。その方が手間がかからないので。ただ、ハゼ釣りの場合は胴にかかるぺなぺなの竿(フナ竿がまさにそれ)ので、振り出し式の小物竿を使ってみました。気になるお値段は800円くらいだったと思います。
ハゼのモタレやイイダコのノリなど軽重差で釣るのには、リールの重量が無い手バネ竿は快適ですよね。
イイダコなかなか湧きにブレガあっていけないのですが、秋に釣れてたら行きましょう!(^^)
片手に2本の竿持つんですか、、それは知らなかったのですが、なんとクールなスタイル。
仙台の釣友に聞いた話だと、昔はアナゴも数珠子で釣っていたらしいです。抜き上げ時のポチャリが多く、ハゼに比べると難易度は遥かに高いそうな。
ぬめぬめアナゴを数珠子で釣ると、手返し効率がめちゃくちゃアップしますね。一度経験してみたいのだけど、難しいだろうなぁ、、、
記憶では Yの字になった道具に竿を2つ刺して
反対側の手では櫓を漕いでました。
手バネを片手で2本操るのは竹岡の鯛船の船頭の釣り方で、指を挟んで2本の竿を持って操ります。
片手で持つのは、もう片方の手では舵を取るからで、必然なのでしょうね。
もう30年近く前になりますが、高円寺の半田丸店主が監修した手バネのマダイ釣りビデオがあって、その中では豊国丸の船長が片手で3本の手バネ竿を操るシーンがあり、かなり驚いた記憶があります。
最近の釣りではこういった凄技が見られなくなって寂しいです。