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こないだたくさん釣れた「よりふぐ」(秋の小型ショウサイフグ)。
出船前にエビタイ船の勇治船長とフグの食べ方について話してたら、いいこと聞きました。
「中骨とって干してさ、カチカチに乾かすんだよ」
「中骨とるってメゴチみたいなやり方?」
「そうそう。それをカチカチになるまで干してから。揚げて食べる。これが旨い」
「へぇー、そんな食べ方あるんだ。硬くならないの?」
「ならないならない」
これは面白いですね。ショウサイフグの空揚げや天ぷらはよくある料理方法。
干物にして揚げるってのは気づかなかった。
スルメイカを軽く干してから揚げたり、青魚をヅケにして水気をとってから揚げるのは従来から知ってる方法なんだけど、なるほど、比較的水分の多い身のフグでもやったら美味しそうだね!
てなわけで、さっそくやってみました。
こんな感じで開いて干します。
ショウサイフグはいちおう皮は不可食部位なので、気になるひとは尾鰭を取っておけば良いでしょう。
また、フグは塩を吸い込みやすい身なので、アジなど脂の強い魚のように濃い塩水に長時間着けるとしょっぱくて食べられなくなるので注意。海水よりもちょびっと濃いめの塩水にさっとくぐらせるくらいで十分です。
冷蔵庫の中で、カチカチになるまで干します。
干し加減がわからなかったので、表面の水気が取れて押すと弾力がなくなるくらい。これは3日間くらい干しといたかな。
これを素揚げにしました。粉もんはつけません。
美味しそうに揚がりましたよ(^^)
で、食べてみると、、、旨い!
フグは仄かな旨味が持ち味なんですが、それがぎゅっ!と凝縮されてます。
普通に空揚げにするより遥かに旨いですね、家族にも好評。
カチカチに干したものを、そのまま炙って食べるのも美味しそうなんで、そちらも試そうと思ってたんだけど、あまりに美味しいので全部揚げちゃいましたよ^^;
いやぁ~、勇治船長の非凡なところは料理にも出てますね。これは実に美味しいです、いい方法を教えてもらった。
また、よりふぐを釣りに行かないと(^^)
でもこれ素揚げ?写真だと片栗粉とか付いてそうだけど・・・。
フグの薄皮がうまい具合に揚げ油のプロテクトをしているのかもしれません。
マガレイの素揚げやったときにも思ったけど、ちゃんとした素材なら粉付けずに揚げた方が油切れもいいし、素材の旨みがより出るし、粉いらないじゃん、と思いました。