
平野啓一郎の短編が掲載されているとのことで、新潮を買ってきました。
「富士山」は、マッチングアプリによって出会い、結果的にマッチングしなかった男女が、その後のある事件によってマッチングしていた可能性に気づいたことによる葛藤の話です。
と、書くと面白くもなんともなさそうな話に思えますが^^;、それは私の筆力の問題で、「富士山」は期待を裏切らず、面白く読めました。
他に、坂口安吾の発掘作(未発表作ではないが、ほとんど世に知られていなくて、全集にも載っていない作品)の、「盗まれた一萬円」が掲載されています。今の時代でもこういうこと(作品の発掘)があるのですね、びっくり。
宇佐美りんの「もうひとつの世界」、山田詠美の「陰茎天国」、川上弘美の「あなたたちはわたしたちを夢見る」など他の作品も楽しく読めました。買って良かった。あと、谷川俊太郎ていまだ現役なんですね、Wikipediaによると91歳とのこと、すごい。
p.s. 今日は追悼飲み会の予定だったけど諸事情によりキャンセル。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます