東京湾ウィリータイ五目、ただ今絶好調！

きよし丸のスミイカ取材が終わって家に戻った、さて次の日の仕掛け作りをしなきゃ、ってんで作ったのはこちらの仕掛け。

ハナダイ用ウィリー仕掛けです。
さかのぼること３日前、木曜ナイトに酒場でばったり会ったmorrissey-geさんとの釣行です。
なんで野毛屋のハナダイに来ることになったのか、詳しく覚えてない^^;んだけど、まあきっと私が行きたかったんでしょう^^;。

野毛屋のウィリーハナダイは、コマセシャクリ釣法とも呼ばれる釣り方。
少量のコマセを撒きつつ上へ上へと誘い上げ、ウィリーを巻いた擬似針を食わせます。
ビシは以前はサニービシMだったのが、昨年からFLサイズに変更。

ポイントは下浦沖の45mダチ。

この釣り初めてのmorrissey-geさん、しゃくり方などいろいろ教えるつもりではあったんですが、わたしが出る間もなく^^;黒川俊之船長がアドバイスしてくれて、ハナダイさんゲットン。
左にいる俊之船長も嬉しそうな顔してます(^^)。

このウィリーハナダイ、しゃくり方で釣果に差がつくとても奥深い釣りなんだけど、初心者でも怯む必要なぜんぜんないです。胴の間(船長の近くの席)に座ってコーチを受ければ大丈夫。俊之船長は教えるの上手いですよ。

で、この日はハナダイさんのゴキゲンもかーなり良いです。
ビシに一番近い針にバリバリ食ってくる、これは機嫌の良い証拠。
型も24-28cmが主体と文句なし。

時折混じってくるのがこれ、イナダ。
引きは強くて面白いんだけど、２号ハリスで無理すると切られちゃう。
慎重に浮かせてタモ取りすると、お土産が増えますね。
いまのイナダ、脂の乗りがちょうど良くて刺身ではワラサよりもこちらが好き。

ところで、この日に初めて知ったんだけど、野毛屋の船宿仕掛けで、2号ハリス版(写真左)がいつの間にか出来てたんですね。
前は1.5号ハリス版(写真右)しかなくて、特に秋のイナダが混じる時期になるとプッツンプッツン切られて困りました。2号ならイナダもゆっくりやれば上がるし、こっちの方が良いです。
２号仕掛けは船で売ってます。

30分早めにしまって、わたしの釣果は22枚。

一年ぶりの秋ハナダイだったけど、十二分に楽しむことができました。

morrisseygeさんも初めてもウィリーでハナダイ12枚にイナダ2本と大健闘。
船中釣果は11-36枚、6人で134枚でした。

こんだけ釣れてるのに釣り人は少なく、大型船に６人のみ。
翌日はもっと極端で、23-65枚、4人で135枚のバリ食い継続でした。

野毛屋はウィリー釣法発祥の宿、看板ももちろんハナダイです。
それがこんだけ釣れているのにお客さんが少ないのは時代のニーズに合わなくなったか？それとも周知が足りないのか...? もっとたくさんの人に楽しんでもらいた釣りではあります。

さて、わたしがウィリーのハナダイ釣りが好きな理由は、その味にもあります。
今の時期の久里浜沖ハナダイ、脂が乗っていてめちゃ旨いんですよ。
マダイよりもぜんぜん美味しいです。

そのハナダイを最も美味しく食べる料理方法がこれ、「しゃぶしゃぶ」です。
刺身を作るのと同じ要領で捌いて、皮は引かずに切り身にします。
そして、中骨でとったダシを沸騰させて、その中にこの身をくぐらせます。

表面が白くなったらオーケー。中身はレア状態。
ポン酢には細かい脂が浮いてるのがわかるでしょうか。それだけ脂の乗りがいいんです。
で、身にはほどよい弾力があって、噛むと甘みがにじみでてきます。
ツリオヤジだけが楽しめる贅沢な料理ですよ。

で、その日に食べきれない分は開いて干してやります。
５日～一週間ほど熟成させると、ひと味違う美味しさが味わえます。
干物にして冷凍すれば保存も利くし、食べたいときに焼くだけと手軽。

ハナダイって、マダイよりも身質が柔らかいので、刺身よりもしゃぶしゃぶのような加熱調理が向きます。また、干物のように水分を飛ばして熟成させる料理法とは抜群に相性がいいわけです。もちろん、塩焼きや煮付けでも美味しくいただけます。

[金沢八景　野毛屋]
http://www.nogeya.jp/
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