網代の夜アカイカから家に戻るとAM3時。
ほんとはこのまま寝て、次の釣りは翌日にしたいところなんだけど、予報をみると4日は大荒れ、船はどこも出船は無理そう。
では、このまま釣りいって4日は完全休養にしましょっかね。
アカイカの往復に船でちょっと寝てるのですが、一日フルの船はちょっときついので、午前船で上がって昼寝するのが良いでしょう。
アカイカの道具をそのまま使える釣りが面倒でなくていいな。
と、チョイスしたのは鴨居の五郎丸、午前アジ。
6時ちょい前にくると、団体さんが入っていたようで、1隻は満船の2隻だし。
片方の船の、左舷大ドモが空いていたので遠慮なく入れてもらいます(^^)
アカイカ道具そのまま流用。海攻タチウオ240にフォースマスター800。
ビシアジにはちょっとだるい道具だけど、竿やリール何本も出すのは面倒だからこのままで。
イワシミンチに赤タンの正統派アジビシ。ビシとテンビンは船で借りました。だって、後片付けが楽なんだもん^^;
この日の場所は観音崎沖。
いいですねー、好きなポイントです。幅広のブランドアジが釣れますよ。
この日はソコリが8時半。最初は潮がぜんぜん動かず、アジの食いも悪いです。
なんちゃってアカムツ(ホタルジャコ)なんか釣れちゃったりして。
潮が利きはじめるとアタリ到来。
35cmのアジは、ほれぼれするくらいのナイスバディ。
これなら10尾も釣れば十分なアジですよ。
家に戻って捌いたら、包丁が脂でべっとりです。
三号船も近くの場所で。
こちらはタチウオ船に何度も乗せてもらっている一行船長が操船。
走水、鴨居、大津のアジ船はここに集まってますね。
ゴールデンウィークのせいか、どの船もそこそこの乗客、ビシアジは人気があります。美味しいもんね。
上げ潮がどんどん効いてくると、底立ち取りが難しい。ビシが流されることや、船の位置あわせもあり、正確に棚を合わせるのが難しいです。アジ釣りとしてはD難度の状況。
棚取り直しをまめにして、正確な棚取りを心がけるのですが、アジの食いはあまり良くなく数が伸びません。でも、釣れあがるアジのサイズは25cm-35cmと申し分なしの型。大きなマサバも混じりますよ。
バケツには6尾のアジだけで、沖上がりまであと30分くらい。まあのんびり釣りができたし、6尾でも晩のおかずに十分です。
と、思いつつ棚を取り直すとアジのアタリ。竿を手にするとあまり重くない、25cmくらいのアジかな?
と、思って巻き上げようとすると、ゴン!と竿先に衝撃、その後動きません、ありゃ?根ガカリか?でも、ゆっくり引っ張ると浮いてくる、隣の人のビシを引っ掛けちゃったかな?とキョロキョロしても異常なし。
1m巻き上げたところで生体反応。誰かがアジをうば食いしたんだ。
かなり強く重い引きですよ。
ドラグはきちきちなので、スプールフリーにして指ドラグで対応、底まで戻してやります。
そして、2m浮かせるとまた戻り、また浮かせるとまた戻りの繰り返し。
この引きから、ヒラメが食った確信度は99%。
周りは誰も私のやりとりに気づいていません。スパンカーの下に竿向けてるので船長も気づいてないです。
オマツリに注意して、と周りの人にお願いしようかと思ったのですが、残り1%のサメの確率が捨てきれず^^;、まあ、魚の姿みてからでいっか、と、まわりには黙ってやりとりします。
そして10分近くやりとりしてたでしょうか、けっこう苦労した。やっとビシが海面へ。
海中にはゆらりと茶色い影、やっぱりヒラメです、でかい。
ここで言わせてもらいます、「すいません、タモくださーい!」
すぐに隣の人がタモ持ってきてくれました、でもアジをすくうタモ^^; それじゃ小さいです。
船長に聞こえるような大きな声で、「ヒラメなんで、でっかいタモちょーだーい!」
と、言ってから不安なことに気づきました。アジ船にでっかいタモが積んであるのだろうか?
しかしそこはさすが五郎丸、船長がでかいタモだしてくれましたよ(^^)
だましだまし浮かせたヒラメですが、船影におびえたのか最後の抵抗。
ビシを戻して道糸を手にやりとりします、カモシヒラマサみたい(^^)
やっと水面に浮いたヒラメを円を描かせてタモに誘導、隣のおじさんが一発タモ取りしてくれました、ありがとう!
大ビラメとったどー!(^^)
尻尾の先まで80cm以上あるヒラメです。
それが入るサイズのタモが積んである五郎丸は用意周到(^^)
針がいいところに掛かってますよ。
引っ張っても抜けないくらいがっちりと針がかり。
はみだし方が半端ないです^^;
ちなみに、仕掛けはこちら。
大ビラメが掛かってもびくともしない、さすがHayabusa仕掛け。
実際には2号ハリス切られないかドキドキハラハラでしたが^^;
このヒラメで気力を使い果たしてしまったので、ちょっと早いけど道具片付けましょう。
港に戻って計量。
24Lクーラーには入らないサイズですが、船宿でトロ箱をもらいました。
こんなところにも用意周到、五郎丸です。
家で持ってみるとやたらに重い、7kgくらいあるんじゃないの?と再計量してみると、5.86kgでした。こちらを公式記録に採用しましょう^^;
実際より重く感じたのは、歳のせいで筋力が落ちてるせいですかね^^;
60cmのまないたを引っ張り出しましたが、それでもはみ出るサイズ。
ヒラメマウス。
30cmくらいのアジならひと飲みしそう。
胃袋は魚のシルエットがはっきりと出ています。
消化しかけのアジゾンビ、25cmくらいかな。
これは私の針に掛かる前に食ってた奴でしょう、うば食いされたアジは吐き出したと思います。
ヒラメスケルトン!
フレームに収まりません。
エンガワだけで刺身十分足りますよ。
エンガワがでかすぎるので、今回はノートルネード。
ちなみに本日の本命アジはこちら。
すかさず魚を取りにかけつけた年老いた母親にでかいの2尾をお裾分けして、うちの分は4尾。
アジ、ヒラメのエンガワ、アカイカの身とエンペラで刺身の盛り合わせ。
天ぷらネタもヒラメ、アジ、アナゴ、アカイカ、スルメイカと盛りだくさん。
マイドータが彼氏を夕食に連れてきて、手伝ってもらいましたが、刺身も天ぷらネタも、まだまだたくさんあって食べきるのが大変。
午前アジでさくっと上がって昼寝をする目論見が、ヒラメを捌くのに時間が掛かって昼寝できず。
へろへろの状態で、ワインを空けてバタンQでした。
しかし、TV取材があったり、大ビラメが釣れたり、五郎丸の釣りは意外性があって楽しいです(^^)
※追記:後日サンスポに掲載された記事を庄之助船長がブログで紹介してくれました(^^)
[鴨居大室港 五郎丸]
http://www.gorou.co.jp/
この日は水深60m前後でした。五郎丸は久里浜~鴨居~観音崎沖を主に攻めますが、60~80mの場所が多いです。赤タンの代わりにサバなどの身餌をつけると、マダイもたまに混じりますよ。
私、9年も前に勝浦イワシメバルに嵌ってた時季があって・・・
タバコほどのヘシコ餌でやるんですが、たまたま4kgのヒラメが掛かりました。
ハリスは1.5号でしたが、大したヤリトリもせずに獲れまして、軟調長竿のせいだったかと思ってます。
但し、3人先とオマツリしながら浮上して、海面でバタバタとヒラ打たれた時はOUTかと覚悟もしましたが・・・^^;
このヒラメで思い出したのですが、前に大ビラメ(推定8kg^^;)を水面でばらしたことあるんですが(この日→http://blog.goo.ne.jp/deep-runner/e/77a19200db2735a4a6b87141795e9933)、このときって海面までほとんど抵抗しないで上がってきたんですよ。で、水面で一発ひらを打たれて針が外れた^^;
個人的にヒラメ釣りで楽しいところは、専用タックルで食い込ませてから、うりぁー!と底からひっぺがすときの感触です(^^)
細ハリスのハラハラドキドキは心臓に悪いす^^;