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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

次世代へと伝えたい、手バネのシャクリマダイ

2020-12-06 13:25:31 | 釣りレポ 2020

本日のミッションは、トラディッショナルな手バネのマダイ釣り!

いやぁ、昨日に雨中のシロギスミッションが終了してホッと一息だったんですが、、家に帰ると船長から連絡あって、「明日4人集まったよ、おいで!」。
こちらも取材予定に入ってたのですが、なかなか出船機会が少なく、お客さんが入ったら連絡して欲しいと頼んであった釣りものでした。雨の中釣りしてきてヘトヘトでしたが、それはこちらの都合です。せっかく連絡もらったので、ここはもちろん行きますよ!

と、やってきたのは上総湊港のとう市丸。
いつ以来だろう、、?と調べてみたら、なんと13年ぶりですよ。
大船長もだいぶん御高齢になったし、若船長も白髪がかなり増えてました、わしも髭が白くなってますよ。
伝統ある竹岡式シャクリダイ、昨今の状況はどんな感じなんでしょうか。

アジ、シロギスに続いてのマダイ、これで3連荘になりました。このところ連荘でさえほとんど無かったのに、この寒い時期に3連荘。10年前ならともかく、今となっては年寄りのミネラルウォーターですわ。

朝日を背に、レッツゴー。

私は貸竿を借りました。

もちろん、自分の手バネは何本もありますが、あえて貸竿。
それは、伝統的なこの釣りは、初めての人でもクーラーひとつで手軽に釣行できること、を書きたかったので。

宿の手バネには、とう市丸の棚に合わせたマーキングもしてあり、ハリス、テンヤも付いているので、とても楽。

この日は航路を横切り、西側のポイント、久里浜~鴨居~観音崎沖を攻めました。棚は22~32ヒロとやや深場。

活きエビが網に入る時期は活き餌を使いますが、冬場は冷凍エビです。
ひとりひとりに専用のクーラーがあって、沖あがりまでエビはしっかりしてます。

こちらは活きエビをすくうための網。

さて、釣りの方ですが、上げ潮が効いている時間帯はいろいろ外道が食ってきます。
最初にマダイのアタリがあったのはわたし。
型は小さいけど、久々に味わう手繰りの感覚、、いやぁ最高に気持ちいいです。
この快感をうまく文章にできるかが課題です。

近年ではマダイ釣りといえば、ひとつテンヤ、タイラバが人気でマダイ釣りを始める人はそちらに流れがち。しかし他にも、コマセダイ、カモシ、手バネなど関東だけでもいろいろなマダイの釣り方があるし、それぞれに面白さが違います。ビシマや立て釣りのように絶滅してしまった釣りもあるけど、釣りは多様性があるから面白い。

竹岡式シャクリは次世代の釣り人へと受け継いでもらいたい釣りのひとつです。いまや手バネを語れる人も少なくなってきましたが、現役世代(もう引退も近そうだけど^^;)として次世代が興味を持ってくれるような記事にするよう頑張らナイト。

船室にはいぬい画伯の記事が置いてありました。
初めての人でも、これを読めば安心よ。

東京湾のりものシリーズ、潜水艦。

マダイの数はそれほど出ませんでしたが、いろいろな外道が顔を出して撮影も順調、ミッションコンプリートです。

昨年は体調が悪いなどいろいろあった吉野泰治朗船長ですが、今日はお元気な姿を見せてくれて、マダイ釣りの腕も衰えていないところを証明してくれました。年齢は内緒だそうです^^;

本日の模様は、つり丸2月1日号でレポートします。
取材にご協力いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
古き良き昭和のかほり漂う伝統のシャクリ釣り、それに現代風のタイラバ、ひとつテンヤが混在して楽しめる、内房マダイ釣りを紹介したいと思っています。

とう市丸では、マダイ乗合、カワハギ乗合の2隻体制で出船中。カワハギ釣りも神奈川県側とはひと味違った釣りが楽しめそうです、「今度はカワハギにもおいでよ」と声をかけていただき、港を後にしました。

[上総湊港 とう市丸]
http://touichi.ec-net.jp/

船付場はこちら↓、船前に駐車場あり。船集合で沖上がり後に清算。

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