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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

マルイカスッテ今昔絵巻

2016-01-08 06:33:49 | 釣りの話題

先日、港南台ポイントの初売りセールに行ったときのこと。
特に目あての品を決めるというわけでもなく、ぶらぶらと店内を見て回っていたら、見たことのないマルイカスッテが置いてあるじゃあないですか。

美咲のHPで調べると2016年新製品の模様。
この手のツノはハイシーズンになると品切れになるのが定跡なので、ここは36mmのを5色買っておきましょう。

マルイカスッテとアオリ餌木は、どんどん増える一方で困ります。
せっかくなので、古いスッテから最新のスッテまで、どんなものがあったかおさらいしてみましょう。

私がマルイカ釣りを始めた頃、木を削ってガス糸を巻いたスッテが使われていました。
ちょうどスルメの鉛ヅノと似たような感じですね。

こんなマルイカ用の餌木もありましたよ。
向う側に並べているのが後述のFN-7、7cmのスッテですので餌木の小ささがわかるでしょうか。

そして、マルイカ用のスッテといえばこれが定番。
塩ビの中空ボディにガス糸巻き。
ブランコ仕掛けでこれをゆらゆらさせて誘うと、面白いように乗ってきましたよ(昔は^^;)
相模湾、東京湾だけでなく、太東沖のアカイカにも効果抜群のスッテでした。

布巻きスッテの2号、2.5号も使ってましたね。
ムギイカにも効果的でした。
ここらは、伊豆の島まわりのビッグなアカイカ用のツノ(4号)を小さくしたものです。

そして、マルイカヅノのエポックメーキングがこれでしょうか、FN-7。
バランスが絶妙で、水中の動きがイカにもイカに好かれそう。
これの登場で、市販品は一気にプラスチックボディに変わりました。
初期はガス糸巻きでしたが、目玉付やナイロン糸巻きなど、いろいろなバリエーションが出ています。

こちらが船宿オリジナルスッテの第一号、ギヘエセブンです。
長井の儀兵衛丸が監修したカラーリングはラメラメ。
キャバクラスッテという異名もありましたね^^;

そしてこれも船宿スッテ、剣崎間口の喜平治丸監修の、エロチカ7です。
ストッキングをかぶせて怪しい雰囲気を醸し出しています、これもかなり乗りの良いスッテでした。
長く使ってたくさんマルイカを乗せると、ストッキングが破れてなんとも言えない色気がでてくるのが、コアなファンのハートを掴んでいましたよ。

元祖FN-7もいろんなカラーが発売されて、どの色選んだら良いのかわからない状態^^;

いま考えると、ほのぼのしていて楽しい時代でした。だいたい2000年前後だったかな。

ここらへんから、ブランコ、直ブラ、直結と釣りかたが分化していきます。
ただ、初期のマルイカ直結は鉛ヅノを使っていて、現在の直結とはちょっと違いました。

直ブラ釣法、さらに直結釣法の普及で、爆発的に売れたのがこのチビイカ5。
従来の7cmからサイズダウンしたスッテです。
これからクリオネサイズの触りも察知して合わせて掛ける釣りに変わっていきます。

糸巻き、布巻きなしのプラスッテが見直されてきたのもこの頃から。
昔は、ヤリイカ用の11cmプラヅノを6-7cmにカットしてマルイカ釣りに使っていた人もいましたが、半透明のプラヅノはマルイカにも効果的です。

チビエビ5は外装無しで、形状とカラーリングで差別化。

いろんなメーカーからいろんな形状のスッテが出ていて現在は群雄割拠状態です。

そしてこれがちょうど1年前くらいに発売された、超ミニタイプ、チビエビ3.5。
ついにここまで来たか、、、という感じ。
実際、葉山沖の浅場数釣りシーズンには、錘を底につけたまま穂先にわずかなテンションを掛けて待ち、穂先の揺れでアタリを取るゼロテン釣法が猛威を振るいました。その釣り方には、この小さいサイズが抜群の効果を発揮していました。
手にいれようと釣具屋さんまわってみても、どこも売り切れ状態^^;

FN-7と比べて、こんだけのサイズ差があります。

そしてこれが2016年モデルのゼロテン36。

押入れの奥を探ればまだ面白いスッテが出てくると思いますが、また見つけたら追加することにします。

時代と共に変化し続けるマルイカ釣り。将来どうなるかは予測もつきません(^^)

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