祭囃子が聞こえる

昨日と今日は近所の神社のお祭り

御神輿が練り歩き芸能大会や出店にくじ引き．．．


もう何年前になるだろうか

まだ姫１が中学生で姫２が小学生だった頃

家族四人でお祭りへ繰り出した.


このお祭りの目玉は大抽選大会

毎回結構な賞品が出るので大勢の人が集まる。

初日の我が家は四人中三人がバナナの大当たり

今なら大喜びだが一人一房は多すぎる

次の日まずパパがカップ麺を当てた

そして最後の最後に特等の自転車を姫２が当てる

周りは顔見知りのご近所さんだから

「dekochinさんちの姫２ちゃんが自転車を当てた」と大騒ぎ

そんな中　一人しょんぼりうつむいている姫１

そう、彼女だけ昨日から何も当たらなかったである

片や大勢に囲まれてヒーロー待遇

余りにも対照的な画である。

しかしゲットした姫２は先日自転車を買ったばかり

そこでこの賞品は姫１に譲るとあっさり話しはまとまった筈、だったのだ...

が、姫１は素直に喜べない

ありがとう...と言いながら目には涙を浮かべている

てっきり大喜びしてくれると思った姫２も急につまらなくなる

賑やかなお祭りの帰り道は一転して重い空気に包まれる．．．


お囃子が聞こえてくると毎年この話が持ち出される
「当選番号が発表された時　姫２すごい顔してたよ！」
「だって、信じられなかったんだモン！」
「バナナ三房には参ったね」
「ホント～！ウチの確率は高かったね～」

三人で大爆笑


あの翌年には姫１も大リベンジ

懐かしい夜をお囃子は運んでくる