デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

保護犬人気

2022-12-19 05:32:18 | 地球・環境・自然・動物・ペット


 

保護犬人気

 


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デンマンさん。。。 保護犬 が人気があるのォ〜?


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そうなのやァ〜。。。ちょっと次のリストを見て欲しいねん。。。

 


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『拡大する』

『現実主義者 馬鹿の見本』

『保護犬』


 



あらっ。。。あの悪名高い現実主義者のことが書いてある記事『現実主義者 馬鹿の見本』に“いいね”が 1112個も付いてますやん。。。

 


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『現実主義者 馬鹿の見本』


 



そうやァ〜。。。この男はネットでセクハラ、名誉毀損、誹謗中傷、罵詈雑言、嫌がらせのコメントを書きまわっておるねん。。。



あんさんは、いったいいつまで このしょうもない男と付きおうてあげるつもりやのォ〜?

この男は 50過ぎておるのに、結婚もできずに狭い部屋に引きこもっておるねん。。。可哀想やがなァ〜。。。

そやけど、自分でも「生きる価値がないクズの廃人」やと認めておるのやないかいなァ〜。。。

あれっ。。。めれちゃんは、よう知っておるのやなァ〜。。。

あんさんが、この男のことで ようけい記事を書いてますやん。。。どないしても、この男のことが目に止まりますねん。。。

さよかァ〜。。。この男こそ、施設に保護されて更生させねばならんのやァ〜。。。そやけど、日本には、まだ「生きる価値がないクズの廃人」を保護する施設があらへん。。。

保護犬にも劣るような男やのねぇ〜。。。

そういうことやなァ〜。。。そやけど、今日は、この男のことやあらへん。。。紫の枠で囲んだ箇所に注目して欲しいねん。。。

あらっ。。。『保護犬』に“いいね”が 23個付いてますやん。。。

そうなのやァ〜。。。『現実主義者 馬鹿の見本』には、異常なほどに“いいね”が付いておるのやけど、その次に“いいね”が多いのが この『保護犬』なのやァ〜。。。

いったい どないな所に ネット市民の皆さんが共感しやはるのォ〜。。。

めれちゃんの事が書いてあるねん。。。久しぶりに めれちゃんも読んでみたらええやん。。。

 





実は、ワンワンのことで調べることがあって、YouTubeを見ていたら次のクリップに出くわしたのやがなァ〜。。。

 



 



わても よう知らんかったのやけど、仰山(ぎょうさん)保護されているワンワンがいるねん。。。捨てられたり、飼い主が一人住まいで病気になってワンワンの世話ができなくなったさかいに、どうしても手離さねばならへん。。。それで、上のようなボランテアがやっている保護犬センターに飼えなくなったワンワンを持ち込むわけやァ〜。。。



なるほどォ〜。。。飼い主が高齢になって、ワンワンの世話をすることができへんから、保護犬センターに持ってゆくのは分かるけど、その辺に捨ててしまう飼い主もおるのやろかァ〜?

そういう飼い主もおるねん。。。次のクリップは東ヨーロッパのどこかの国のようやけど、飼っていたワンワンが気管支炎になって、しかもヒップを脱臼して、よう歩けんようにになってしもうたのや。。。それで、飼っていたワンワンを辺鄙な村の道路の脇に捨てて 置き去りにしてしもうたのやがなァ〜。。。

 



 



なんでぇ〜、そないな可哀想なことをするねん。。。飼い主が戻ってくるのをじっと1週間も その場で待っているのやないのォ〜。。。村人が気づいて餌をやらなかったら、餓死してしもうたかしれへん。。。



動物病院で治療を受けると、その支払いは馬鹿にならへん。。。かつて、真由美ちゃんがホームステーしていた家で猫がアライグマ(ラクーン)と喧嘩してシッポを噛みちぎられてしもうたのやァ〜。。。

 





真由美ちゃんの下宿先のジョニーおじさんが飼っていた黒猫のマヤは真由美ちゃんが初めてバンクーバーにやってくる半年ほど前に ラクーンに襲われてシッポを半分喰いちぎられてしまったのですよ。 

 


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その時 ジョニーおじさんが棍棒を持ってラクーンを追い払わなかったら、命があったかどうかもわからない。



あらっ。。。 そういうことがあったのですか?

ジョニーおじさんはマヤを獣医さんのところにも連れて行った。 ギャングリーン(壊疽)になると、命にもかかわると言うので、シッポを全部切り取ることにしたのだそうです。 手術代だけで2000ドル近くも かかったそうですよ。

それほど高額なのですか?

保険をかけてなかったから、高かったのですよ。 しかし、ラクーンに襲われたことで恐怖に陥ったのか、ジョニーおじさんの姿を見ると マヤは逃げるようになってしまった。

あらっ。。。 うふふふふふ。。。 ラクーンとジョニーおじさんが仲間だと思い込んでしまったのですかァ~?

マヤは そう連想したようなのですよ。 だから、ますます人になつかなくなってしまった。

でも、私には よくなついてますわ。

だから、優しくしてくれる人間は猫でも解るのですよ。 猫も人を見るのですよ。。。真由美ちゃんは黒猫のマヤに気に入られたのですよ。

 


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『猫の記憶』より
(2020年6月3日)


 



シッポを切るだけやのにカナダドルで2000ドルもかかったのォ〜。。。



そうなのやァ〜。。。日本円にして約16万円。。。ペット保険に入ってなかったら、大変な出費になるねん。。。そやから、上のワンワンも、動物病院で治療を受けさせたら ようけいお金がかかるさかいに非情な飼い主に捨てられてしもうたのやァ〜。。。

なるほどねぇ〜。。。

めれちゃんは、ペットのニャンニャンが病気になっても、絶対に捨てるようなことはせんやろう?

そないな可哀想なことをしますかいなァ〜。。。わたしにとって、ニャンニャンは自分の子供のようなものですゥ。。。

うん、うん、うん、。。。そうやなァ〜。。。

 





わては、ねねちゃんのことが気になっておったのやがなァ~。。。

 



 



どないなわけでぇ〜。。。?



また眠りを貪(むさぼ)って、寝正月を決め込んでいるのかなァ~♪~? そう思ったのやァ。そうしたら、めれちゃんがねねのことを書いていた。

 




 

ねね

猫3匹は微妙な人間関係(猫間関係?)を
保っております

ねねは他のふたりとうまくやっているのですが、タンタンとにこちゃんが、
イマイチ仲がよくないんですよね~

 



タンタン

 

特にタンタンは、
美しい顔を般若のようにして
にこちゃんに、猫パンチしまくり…



にこちゃん

 

by merange (めれんげ)

2010/01/04 4:56 PM




『即興の詩 A HAPPY NEW YEAR』のコメント欄より

(めれんげが会費を滞納したためにこのブログは削除されました)



 



ねねは、他のふたりとうまくやっているのんかァ~?



そうですねん。そやけど、タンタンとにこちゃんが、イマイチですねん。

どうしてやろなァ~? めれちゃんが、にこちゃんを可愛がり過ぎるのでタンタンがヤキモチを焼いて八つ当たりしているのやないかいなァ。

そうですやろか?

めれちゃんが小百合さんにヤキモチを焼くように、タンタンは、にこちゃんにヤキモチを焼いているのやでぇ~。。。

あんさん!。。。わたしが小百合さんにヤキモチを焼いていた事を言うために、これだけ長々と前置きを書いたのですのォ~?

もちろん、違うがなァ~。。。

いったい、何のために『ねねと天使』というタイトルにしやはったん?

あのなァ~、実は、この記事は、バンクーバーでは1月4日に書いてるねん。

それで。。。?

今朝ゆっくりと起きてパソコンを起動して最初に見た AOL のホームページに、次のような画像が表示されたのや。

 


“天使”という名のワンちゃんが

クーガに襲われた少年を救った


 



Story of the Decade

Family Dog Saves B.C. Boy From Cougar


 

Source: By JAMES KELLER, The Canadian Press
Posted: 01/04/2010 8:27AM
Filed Under: Canada
BOSTON BAR, B.C.

The way Lloyd Forman sees it, his 11-year-old grandson was saved by an Angel.

That's the retriever who protected young Austin from a charging cougar during a bloody, against-all-odds confrontation Saturday in the tiny British Columbia community of Boston Bar, about 200 kilometres northeast of Vancouver.

Angel the golden retriever is shown after a battle with a cougar in Boston Bar, B.C. in this RCMP handout photo. The way Lloyd Forman sees it, his 11-year-old grandson was saved by an Angel. That's the name of the golden retriever who protected young Austin from a charging cougar during a bloody, against-all-odds confrontation Saturday in the tiny British Columbia community of Boston Bar, about 200 kilometres northeast of Vancouver.

"The cougar came (from) about five feet away and made a big jump (at Austin)," Forman said Sunday in an interview.

"The dog jumped in between and took on the cougar."

Austin was in his family's backyard collecting firewood with his dog when the cougar appeared.

The cougar charged toward the boy, but Angel stepped in and fought off the large cat while Austin ran inside and other family members frantically called for help.

Forman, 72, was sitting down to a bowl of homemade borscht soup when the telephone rang. It was the boy's mother.

"They phoned here; the cougar was eating the dog alive, they figured. I said, 'Phone 911,"' Forman recalled. "Fortunately, he (the nearest RCMP officer) was a minute away."

When the officer arrived, the cougar had Angel under the porch with its teeth around the dog's neck. The Mountie fired several shots, killing the cougar.

The dog was injured, but is expected to recover. Austin wasn't hurt.

Austin's father, Jay Forman, was on his way to work when he stopped by his own father's house and learned of the attack. He rushed home and arrived soon after the Mountie killed the cougar.

"He (Austin) is doing pretty good - he's shaken up a bit," he said.


 



クーガというのは動物園にだけ居ると思っていたのやけれど、バンクーバーの近くに居るのォ~?



居るのやでぇ~。大きな野生の山猫のことをクーガと言うのや。でも、人を襲うのは珍しいらしいでぇ~。

ボストンバー(Boston Bar)って、バンクーバーからどれほど離れていますの?

バンクーバーから北東へ200キロ離れたフレーザー渓谷にある小さな町なんや。正式には、まだ町になっていやへん。人口は890人。

そんな所に、どうして人が住んでいるねん?

今から150年ほど前(1858ー1861)に、このあたりで金が見つかったのやでぇ。アメリカのボストンから、たくさんの人が一攫千金(いっかくせんきん)を夢見てやって来たらしいのや。

それで地名に Boston が付いているのォ~。

そうやねん。

Bar はどういう意味なのォ~?

金の延べ棒だと思ったら、そうではないねん。金が見つかった川岸の、砂がたくさん混じった土手のことを“Bar”と呼んだそうや。それで Boston と Bar がくっついて地名になったと言うわけや。

ワンちゃんの名前は、マジで“天使(Angel)”やのォ~?

そうなのやァ。11歳の少年を助けたから名前を“天使”にしたわけじゃないのやでぇ~。

。。。で、ワンちゃんは怪我はなかったのォ~?

運良く、町の騎馬警官が近くに居たので、呼び出しを受けて現場に駆けつけ、ゴールデン・リトリーバーの“天使”が山猫と格闘しているところを射殺したと書いてあるわ。

そもそも、11歳のオースティン君はどうして山猫に襲われたのォ~?

家の裏庭に暖炉にくべるマキを取りにいったのやでぇ~。。。そこを近くに潜(ひそ)んでいた山猫がオースティン君に飛びかかったのや。たぶん、山猫も人間に出会うとは思わなかったのでビックリしたのやろな。

それで。。。?

オースティン君は、“天使(Angel)”という名のワンちゃんをずいぶんと可愛がってたのやろなァ~。ワンちゃんにとっては、オースティン君は大切な主人やがなァ。その主人が野生の大きな山猫に襲われている。それで、ワンちゃんは勇気を振り絞ってオースティン君と山猫の間に割り込んで主人を助けようとしたわけや。

それで。。。?

それ以上詳しくは書いてないけれど、騎馬警官が来た時には山猫がワンちゃんの首に噛み付いて食い殺そうとしていたそうや。上の写真には、その時の首の傷が写っている。危ないところで騎馬警官が山猫を射殺したそうや。

騎馬警官がカナダには今でも居やはるのォ~?

騎馬警官というのはカナダの国家警察官なのや。100年以上前から活躍しているのやけど、最近ではほとんど馬に乗らへんのやァ。でも、たまには、わてのマンションの前を騎馬警官が馬に乗って通ることもあるのやでぇ~。

どういうわけで。。。?

観光客のためにパトロールしているようやでぇ~。うしししし。。。

その事が言いたくて、あんさんはクーガの事件を持ち出してきやはったのォ~?

ちゃうがなァ〜。。。

。。。で、あんさんは、何が言いたいねん?

オースティン君ははワンちゃんの“天使(Angel)”をずいぶんと可愛がっていた。その主人のオースティン君をワンちゃんが命がけで助けようとした。そこに、わては感動したのやがな。

ふ~~ん。。。

めれちゃんは、あまり感動せんのやなァ~。

あんさんは、わたしを感動させようと思ってクーガの話を持ち出してきやはったのォ~?

違うがなァ~。。。

だから、あんさんは何が言いたいねん?

めれちゃんも三匹の猫ちゃんたちをメチャ可愛がっている。

そうですう。

そやろう?。。。だから、めれちゃんが自殺しようとすると、めれちゃんを次のように慰めるのやでぇ~。。。

 


存在を否定してくれ

 



 

みんなわたしを否定してくれ
わたしの存在を否定してくれ

自分ひとりじゃ間に合わないんだ
みんなでわたしを否定してくれ

石ころのように扱ってくれ
虫けらのように踏みつけてくれ

やりきれない喪失感に
苛まれて生きるのはもうたくさんだ
自分のすべてを否定したいんだ
自分が存在することに吐き気がするんだ

命を断とうとしたさ
何度も何度も自分を破壊しようとしたさ
マヌケな命はそれでもこの世に
未練がましくのさばってるのさ

存在を消してしまいたい
誰からも見られたくない


 

めれんげ

August 28, 2009 15:19




『極私的詩集 存在を否定してくれ』より

『愛のコラボ (2009年9月29日)』に掲載


 




さみしがりやのきみへ

 





 

きみは涙をためて
立ち尽くす
目覚めたときに
きみはひとりきり

夕べの、あの優しさは
何だったのだろうか?
夕べの、あのときめきは
何だったのだろうか?

だ~れも居ない部屋の中で
きみは一人になって
涙を流す

でも、きみは一人やないんやでぇ~
見てみいなぁ~
ねねが、きみの足元で
幸せそうに
安らかな吐息を立てて
眠っておるがなぁ~

 



 

見てみいなぁ~
タンタンがきみの足元にすりよって
やさしくなぐさめておろうがぁ~

 



 
 
見てみいなぁ~
ニコちゃんまでが
またボールをくわえて
きみとあそぼうとしておるがなぁ~

 



 
 
きみは一人やないんやでぇ~
いつもアルジェの浜辺で
きみのことを
思っている
ムルソーもおるのやでぇ~

 

by デンマン

 





 



(ムルソーのことを知りたいなら、
 次の記事を読んでね。)

『炎の異邦人(2007年3月28日)』

『異邦人の夏(2008年7月18日)』

『萌える慕情(2008年8月9日)』




『さみしがり屋のきみへ』より
(2009年1月26日)


 



あんさんは、またこうして死のうとしていた頃のわたしを思い出させるのやね?



いや。。。違うでぇ~。。。

そんなら、何でまた同じ詩を持ち出してきやはったん?

あのなァ~。。。、わては、猫ちゃんたちに励まされて生きようとした時のめれちゃんを思い出して欲しいのやでぇ~。。。




『チワワとニャンニャン』より
(2022年7月29日)


 



死のうとしていた頃のことを思い出してしまいましたわァ〜。。。あんさんのせいやでぇ〜。。。



あのなァ〜、わては めれちゃんとニャンニャンの心の絆に感動したのやがなァ〜。。。

ほんまかいなァ〜。。。

ホンマやでぇ〜。。。ちなみに、ワンワンと人間の心の絆も素晴らしい。。。次のクリップを観て わては感動したのやがなァ〜。。。

 






『保護犬』より
(2022年8月11日)


 



このすぐ上のクリップを観ると、盲導犬とおばちゃんの深いキヅナが感じられますやん。。。。



そうやなァ〜。。。それに、めれちゃんが死のうとして、死にきれず、ニャンニャンとのふれあいで 救われたことが よう分かるねん。。。

さよかァ〜?

それにしても、それほど死にとうなるものかァ〜?

わたしは境界性人格障害を患っておりましてん。。。

普通、境界性人格障害は治らんものと言われておるのやでぇ〜。。。

そうらしいねん。。。そやけど、わたしは、ええお医者さまと、ニャンニャンたちとの心の交流の助けで、どうにか こうにか克服することができましてん。。。

さよかァ〜。。。よかったなァ〜。。。ところで、めれちゃんのためにピンタレストに可愛いペットのページを立ち上げてさかいに、あとで見たらええやん。。。

 


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『拡大する』

『実際のページ』





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【レンゲの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたもペットと離れられないような心の絆を感じたことがありますかァ〜?

あったら ぜひ あなたのエピソードをコメントに書いてくださいねぇ〜。。。

ええっ。。。「そんなことより、他にもっと楽しい話をしろ!」

あなたは、そのような強い口調で あたしに命令なさるのですかァ〜?

分かりましたわ。。。

めれんげさんは 2013年の6月に『即興の詩』サイトを再開しました。

めれんげさんの『即興の詩』サイト

再開して間もないのに 検索結果 3,960,000件中の 9位に躍り出るなんてすごいですよね。


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『現時点での検索結果』

現在、めれんげさんは お休みしています。
でも、これからも、ブログを通して「愛のコラボ」を続けて欲しいですよねぇ~。。。

かつて めれんげさんの「即興の詩をはじめました!」の『極私的詩集』サイトは 次の検索結果で見るようにトップを占めていたのです。


(gog30928a.png)

でも、現在は、3位です。

また、ブログを更新して トップに返り咲いて欲しいものです。

ところで あなたは「どうしたら、上位に掲載されるのォ~?」と考えているかもしれません。

その秘訣を知りたかったらデンマンさんが面白い記事を書いていますわ。

次のリンクをクリックして読んでみてください。

『おばさんの下着に見るSEO』

話は変わりますけれど、めれんげさんは可愛い猫を飼っています。

あなたも、猫ちゃんを飼っていますか?

ええっ。。。 ワンワンちゃんを飼っているのですか?

そういえばデンマンさんが『ワンワンちゃん』という面白い記事を書いていました。

気が向いたら下のリンクをクリックして読んでみてください。


(dog202.jpg)

『ワンワンちゃん』

とにかく、次回も興味深い話題が続きます。

あなたもどうか、また読みに戻ってきてくださいね。

では、また。。。


(hand.gif)



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メチャ面白い、

ためになる関連記事



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■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』


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■ 『軽井沢タリアセン夫人 - 小百合物語』

■ 『今すぐに役立つホットな情報』

■ 『 ○ 笑う者には福が来る ○ 』


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『鶴橋のおばちゃん』

『やらしい嫁さん』

『結婚式の夜』

『エッチで検索』

『アホウドリ夫婦』

『愛の擬人法再訪』

『やらしい嫁さん』




(june24b.jpg)

こんにちはジューンです。

卑弥子さんが面白いお話を集めて

楽しいサイトを作りました。

次のリンクをクリックして

ぜひ覗いてみてくださいね。

■ 『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。バーィ



(beach02.jpg)


(byebye.gif)


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室生犀星とふるさと

2022-12-19 04:34:16 | 日本人・日本文化・文学論・日本語


室生犀星とふるさと

 


室生 犀星 (むろう さいせい)

 



 

本名: 室生 照道(てるみち)
1889年(明治22年)8月1日に生まれる
1962年(昭和37年)3月26日に肺ガンのために亡くなる。
石川県金沢市生まれの詩人・小説家。
 
1889年、加賀藩の足軽頭だった小畠家の小畠弥左衛門吉種とハルという名の女性の間に私生児として生まれた。
生後まもなく、生家近くの、真言宗寺院雨宝院住職室生真乗の内縁の妻赤井ハツに引き取られ、その妻の私生児として照道の名で戸籍に登録された。
住職の室生家に養子として入ったのは7歳のときであり、この際室生照道を名乗ることになった。

私生児として生まれ、実の両親の顔を見ることもなく、生まれてすぐに養子に出されたことは犀星の生い立ちと文学に深い影響を与えた。
「お前はオカンボ(妾を意味する金沢の方言)の子だ」と揶揄された犀星は、生みの母親についてのダブルバインド(二重束縛)を背負っていた。
『犀星発句集』(1943年)に見える次の句は50歳を過ぎた後も、犀星がこのダブルバインドを引きずっていたことを示している。

夏の日の匹婦の腹に生まれけり

抒情小曲集の次の詩句が有名である。

ふるさとは遠きにありて思ふもの

そして悲しくうたふもの


この句の通り、文壇に名を轟かすようになった後も金沢にはほとんど戻ることがなく、そのかわり犀川の写真を貼っていたという。






出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 





今日は室生犀星と金沢のお話でござ~♪~ますか?


 
なんだか卑弥子さんは、つまらなそうな表情を浮かべていますねぇ~。。。金沢では不満なのですか?

別に不満だと言う訳ではござ~♪~ませんわ。ただ、日本はまだ三賀日気分が抜けないので、お正月にちなんだ話題の方がこの記事を読んでくださる方に悦ばれるかもしれないと思ったまでのことでござ~♪~ますわ。

お正月にちなんだ話題ですよう。

でも、タイトルにはお正月にかかわるようなものは何も見えてませんわ。

タイトルはお正月とは関係ないのですよう、でも、日本はまだ正月気分なので僕も少しでも正月にちなんだ話しをしようと、これでも苦労しているのですよう。うへへへへ。。。

それで、金沢とお正月にちなんだ話って、いったい何でござ~♪~ますか?

卑弥子さんは“お盆と正月が一緒に来たようなものどすえ”と言うのを聞いたことがありますか?

ええ。。。もちろんありますえ~。

ほおォ~。。。京都弁になると、体のしぐさまでがなよなよと柔軟になって、急にしおらしくなるのですねぇ~。うしししし。。。

あたくしをからかうつもりで京都弁を持ち出して来たのどすか?

いや、違いますよう。関東でも、とりわけ賑わいを見せたり、予想以上にうれしい事があった時など“盆と正月が一緒に来たようだ”と言うのですよう。

。。。んで、その事と金沢がどう関係あるのどすう?

金沢には昔、マジで「盆正月」と言う行事があったのですよう。

それって、ほんまの話どすゥかぁ~?

ほんまですがなぁ~

デンマンさんまでが関西弁を使わなくてもよろしおすえ~。。。んで、その「盆正月」って、どのようなものでござ~♪~ますか?

昔、加賀藩の時代に、大きな慶事があった場合。。。、たとえば藩主の継承があった時とか、または、お殿様の官位が昇進した時とか、あるいは、世子が誕生した時とか。。。、そういう時には、城下の市民がこぞって祝ったのですよう。

祝うってどのように。。。?

だから、城下の商人や町人は、すべて仕事を休みにするのですよう。それで、家々では祝い幕をかかげ、各町内では造り物をこしらえ、獅子舞や、祇園ばやしなども出て、藩主はこの催し物を特設の物見台より見物したのですよう。

つまり、「盆正月」と言う行事は、いついつにすると言うように、日にちが決まっている訳ではないのでござ~♪~ますわねぇ。

決まってないのです。正月と言う名が付いているけれど、1月にあるわけではないのですよう。記録によると、盆正月の始まりは、五代藩主・前田綱紀(つなのり)の頃からだったらしい。はっきりと記録に残っているのでは、延享2年(1745)前田宗辰(むねとき)が藩主になったのを祝って、8月11・12日に町奉行がお触れ書きを出して「盆正月」を執り行ったと記(しる)されているのです。

現在、金沢では「盆正月」は行われていないのでござ~♪~ますか?

明治2年(1869)に最後の加賀藩主・前田慶寧(よしやす)が恩賞を受けたときが最後の「盆正月」だった。それまでに40回以上行われたらしい。

金沢では、もうやらないのでござ~♪~ますか?

残念ながら、現在、やってないのですよう。でも、この「盆正月」を再開しようと考えている人たちも居るそうですよう。

。。。んで、この「盆正月」と室生犀星が何か関係あるのでござ~♪~ますか?

何か関係はないものかとずいぶん調べたのだけれど、全く関係がないのですよう。うへへへへ。。。

うへへへじゃござ~♪~ませんわ。それでは、無理やり「正月」と言う文字を持ち出しただけで終わりじゃござ~♪~ませんかア!

でも、少しは正月にちなんだ、おめでたい話になっているでしょう。。。うしししし。。。

もう、よろしいおすゥ。今日のタイトルに戻ってお話してくださいな。

あのねぇ~、実は、正月と言えば、僕はもう日本の正月を30年以上味わってないのですよう。

マジで。。。?

大真面目ですよう。

つうことわあああぁ~。。。紅白歌合戦も30年以上も見てないと言うことでござ~♪~ますか?

見てません!見たいとも思ってません!

それって。。。それって。。。ちょっと異常ではござ~♪~ませんか?

どうしてですか?

日本の大晦日と言えば、紅白歌合戦。。。紅白歌合戦と言えば日本の大晦日でござ~♪~ますわア。

卑弥子さんも毎年、大晦日になると紅白歌合戦を見るのですか?

見ませんわ。

どうしてですか?日本の大晦日と言えば、紅白歌合戦。。。紅白歌合戦と言えば日本の大晦日なのでしょう?

そうでござ~♪~ますわア。

それなのに、卑弥子さんは見ないのですか?

だってぇ~。。。見ると言ったら、デンマンさんに馬鹿にされるのですものォ~。。。典型的なオツムの足りない日本のミーちゃんハーちゃんだってぇ~。。。デンマンさんは、きっと。。。、きっと、あたくしを馬鹿にするのですわア~。

それで。。。、それで、見ているのだけれど、大きな声で見たと言わないのですか?

うふふふふ。。。

うふふふじゃないですよう!んも~~。。。正月早々、日本人特有の“本音と建前”を使い分けないでくださいよう!正直に答えてくださいよう!正直にィ~。。。

分かりましたわ。。。んで、デンマンさんは30年も日本のお正月を味わってなくて、何が一番恋しいのでござ~♪~ますか?

小百合さんから次のよなメールをもらうと、やっぱり、おせち料理が懐かしくなりますよう。

 



[504] Re: ○ 門松とロマンポルノ ○ 2009年1月3日 
Name: sayuri E-MAIL
Date: 2009/01/02 00:55
(バンクーバー時間: 1月1日午前7時55分)




2009 おめでとう ございます。
元旦の夜は新年会で親戚一同が集まります。
お刺身 かに お寿司 PIZZA おせち 色々用意して
やっと よっぱらいも さっき帰りました。

 













 

疲れた~ ( ̄Д ̄;)
自分の好きな事は 疲れないけど
あ~ おさんどん は疲れるー。
台所のゴミがすごいので 明日まとめます  これが現実。
では またね。




『RE: 門松とロマンポルノ (2009年1月2日)』より


 

だったら、お正月に帰省なさればよいでしょうに。。。?

あのねぇ~、大晦日も元旦も、日本では、皆、てんやわんやですよう。飛行機は混むし、航空券は高いし、どこへ行っても騒がしい。疲れるだけです。小百合さんの上のメールを読んでも分かるでしょう?だから、小百合さんに逢うどころじゃない。。。

つまり、日本に帰省するのは小百合さんにお逢いになるのが第一の目的なのでござ~♪~ますか?

もちろん、小百合さんにも逢いたいのですよう。でもねぇ、一番の目的は、老い先短い母親に会うことですよう。あとで次のような後悔をしたくないからですよう。

“親孝行したい時には親は無し”

つまり、犀星さんがふるさとに足を運ばなかったのは、お母様が居なかったと言う事でしょうか?

違うと思いますよう。

どう違うのでござ~♪~ますか?

例え、室生犀星の産みの母親が生きていたとしても、当時、里子に出した産みの親は、我が子とは絶対に会わない、という事を心に誓ったものですよう。だから、産みの母親が金沢に住んでいたとしても犀星とは会わなかったでしょう。

犀星さんもそう思って、ふるさとに帰らなかったのでしょうか?

複雑な気持ちだったと思いますよう。

どのように複雑だったのでござ~♪~ますか?

だから、犀星の次の句に、その複雑な心境が表れていると思うのですよう。

 


『犀星発句集』(1943年)に見える次の句は50歳を過ぎた後も、犀星がこのダブルバインドを引きずっていたことを示している。

夏の日の匹婦の腹に生まれけり


この句がどうだとおっしゃるのでござ~♪~ますか?

卑弥子さんは京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義しているのですよう。分からないはずがないでしょう!

京都の女子大学とは関係ござ~♪~ませんわ。

あのねぇ~、日本語が母国語でないジューンさんだって次のように言っているのですよう。




 

こんにちは。ジューンです。

夏の日の匹婦の腹に生まれけり

なんとなく意味は分かりますよね。

でも、わたしは“匹婦”という言葉を

初めて見たのでした。

“匹”は動物を数えるときに使いますよね。

“婦”は成人女性のことです。

だから、“動物的な女性”だろうと

わたしは直感的に意味を考え出したのです。

念のために辞書を引いてみました。

 


ひっぷ 【匹婦】

身分の低い女。
また、道理をわきまえない卑しい女。

【用例】 
「欲にのみふける匹婦の情/人情本・梅児誉美(後)」

三省堂「大辞林 第二版」より


なるほどね~。

男性の場合は“匹夫”です。

ところで、“匹”は何をかたちどって

出来た漢字だと思いますか?

なんと、馬のお尻だそうです。

そう言われてみれば、

馬のお尻のようにも見えますよね。(爆笑)

ところで、英語の面白いお話を集めました。

時間があったら覗いてみてくださいね。

■ 『あなたのための愉快で面白い英語』

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。







『室生犀星を旅する (2008年12月28日)』より


 

つまり、犀星さんは自分の産みの母親を“身分の低い、道理をわきまえない卑しい女”だと俳句の中で詠んだのでござ~♪~ますわね?

そうですよう。犀星は自分の出生について50歳を過ぎた後でも、心の底に重くわだかまっているものを感じないでは居られなかったのですよう。

そのわだかまりとは。。。?

犀星を生んだお母さんは、実は小畠弥左衛門吉種の正妻ではなかった。

どういう方だったのでござ~♪~ますか?

木畠家に仕えていた奉公人だったのですよう。

つまり、お手伝いさんだったのでござ~♪~ますか?

まあ、分かり易く言えば、そういうことなのですよう。犀星は、祝福されながら生まれたわけではないのですよう。ハルさんは当時32歳だった。木畠家は、とりわけ裕福である訳ではないから、水子にして処分しないのであれば、後は里子に出すしかなかったのですよう。

つまり、他の人に赤ん坊を貰ってもらうのですわね?

そうですよう。それで、生後まもなく雨宝院住職の室生真乗の内縁の妻、赤井ハツさんにもらわれたのですよう。

つまり、この赤井ハツさんも、世間で言うところの“お妾(めかけ)”さんだった訳でござ~♪~ますか?

そうなのですよう。

“人の口に戸は立てられない”

諺にもあるように出生の秘密というのは、どういうわけか漏れてしまう。それで、上の略歴にも書いてあるように、犀星は「お前はオカンボ(妾)の子だ」と馬鹿にされたのですよう。

でも、犀星さんは赤井ハツさんの子供ではないのでしょう?

そうですよう。噂というものは、いい加減なものだという事ですよう。真実を知る人は少ない。でも、“妾の子”と馬鹿にされただけでも子供心には、深い心の傷になってしまう。

つまり、ダブルバインドという事は、“お妾さんの産んだ子”だと馬鹿にされた事とは別に、自分の父親が奉公人の女に手をかけて産ませた子だという事実を犀星さんは知ったということですか?

その通りですよう。要するに自分の出生にまつわる2重の苦しみの種を抱えてしまったのですよう。

夏の日の匹婦の腹に生まれけり

その苦しみ、悩みがこの俳句に詠み込まれていると、デンマンさんはおっしゃるのですか?

そうですよう。50歳を過ぎた後でも、犀星はこのダブルバインドを引きずっていた、と言うのですよう。

つまり、自分の産みの親を憎んでいたのでござ~♪~ましょうか?

憎んだ事もあったでしょうね?

つうことわぁ~。。。犀星さんがこの句を詠んだ時には、もう産みの親を憎んでいなかったと。。。?

上の句を詠んだ時には、犀星は産みの親を憎んでいなかったと僕は思いますよう。

どうして、そのようなことがデンマンさんに分かるのでござ~♪~ますか?

犀星は生みの母に会った事がないのですよう。だから、なおさら憎めなかったのでしょうね。

どうして会えなかったのですか?

当時、我が子を里子に出したら産みの親は2度と別れた子に会うべきではない、というのが里子に出した産みの親の守るべき事だと言われていたのですよう。

つまり、会ってはいけないと。。。?

そうですよう。いわば暗黙の掟(おきて)のようなものだったのですよう。

犀星さんは、さぞかし産みのお母様にお会いしたかったでしょうね。あたくしは、いつも『徳光和夫の感動再会"逢いたい"』を見て感動しているのでござ~♪~ますわ。もし明治時代にあの番組があったならば、犀星さんも産みのお母様にお会いできたかもしれませんわよねぇ~。(卑弥子さん、番組の感動シーンを思い出しながら目頭に熱いものがこみ上げてくる。。。)

ちょっと、卑弥子さん!。。。涙を浮かべて。。。それではまるで司会の徳光さんのようじゃないですかア~

デンマンさんは。。。、あのォ~。。。日本に帰省した時に、その番組をご覧になりませんでしたのォ~?

実は、僕のお袋があの番組が好きでしてねぇ~。僕も、仕方なしに一緒にみましたよう。

産みのお母さんとの再会なんて、実に感動的でござ~♪~ますでしょう?

卑弥子さんもTBSテレビで見たのですか?

あたくしは関西でござ~♪~ますから毎日放送(MBS)ですわ。。。んで、犀星さんは一生、産みのお母様にお会いしなかったのでござ~♪~ますか?

会えなかったのですよう。お母さんは行方不明のままだったのですよう。それで、室生犀星は生涯にわたって、この「見えない母」を思慕しつづけたのですよう。

どうして。。。、どうして、そのような事がデンマンさんに分かるのでござ~♪~ますか?

長編小説『杏(あんず)っ子』を書いあとで、犀星は次のような率直な感想を書いていたのですよう。

「ただ、このような物語を書いているあいだだけ、

(母に)お会いすることが出来ていた。

物語をつづるということで、

生ける母親に会うことのできるのは、

これは有難いことのなかの

特に光った有難さなのである」


卑弥子さんも、これを読めば分かるでしょう!?会えない産みの親というのは男にとって“心のふるさと”なのですよう。

そう言うものなのでしょうか?。。。でも。。。でも、それならばなぜ、犀星さんは産みのお母様を侮辱するような次の句を読んだのでござ~♪~ましょうか?

夏の日の匹婦の腹に生まれけり

だから、そこですよう。

どこでござ~♪~ますか?

犀星が書いた次の詩をじっくりと読んでみてくださいよう。




 

我は張りつめたる氷を愛す

斯る切なき思ひを愛す

我はそれらの輝けるを見たり

斯る花にあらざる花を愛す

我は氷の奥にあるものに同感す

我はつねに狭小なる人生に住めり

その人生の荒涼の中に呻吟せり

さればこそ張りつめたる氷を愛す

斯る切なき思ひを愛す


昭和三十五年十月十八日  室生犀星之建




詩集『鶴』巻頭詩「切なき思ひぞ知る」より


 

産みの親を“匹婦”と呼んでいたけれど、それは決して母親を侮辱したり憎んでいるために、そう書いたわけではないのですよう。

でも、“匹婦”とは、ジューンさんが調べたように、とっても悪い意味でござ~♪~ますわ。産みの親が、デンマンさんのおっしゃるように男にとって“心のふるさと”であるならば、犀星さんは絶対にそのような悪い言葉を使わないはずでござ~♪~ますわ。

だから、その言葉は産みの母親に向けたわけではないのですよう。

。。。では。。。では。。。いったい、どなたに向けた言葉なのでしょうか?

室生犀星自身に向けた言葉ですよう。

犀星さんご自身に向けた言葉でござ~♪~ますか?

その通りですよう。

それならば、匹婦ではなくて匹夫になるはずですわ。

でもねぇ、匹夫と書いたのでは、全く馬鹿馬鹿しい句になってしまう。普通の人が読んで誰でも分かるようにするには、やはり匹婦と書かざるを得ないのですよう。

でも、あたくしには、まだ良く分かりませんわ。

あのねぇ、次のような諺を卑弥子さんも聞いたことがあるでしょう?

“三つ子の魂百までも”

ええ。。。聞いたことがありますわ。

人間は三歳までにいろいろ経験したことが、その後の性格を形成する、というのですよう。つまり、幼い時に培われた性格は、いくつになっても変わらない、とのたとえです。

犀星さんの場合、具体的には、どう言う事なのでござ~♪~ますか?

三歳という年齢にこだわる必要はないのですよう。問題は、傷つきやすい時期に犀星は「お前はオカンボ(妾)の子だ」と言われ、馬鹿にされたり、イジメられたりした。犀星に落ち度があるわけじゃない。犀星自身は、何も悪い事をしたわけじゃない。犀星にはどうする事もできない事で、馬鹿にされたり苛められたりした。

その経験が。。。嫌な思い出が50過ぎても、犀星さんの心の底に重く沈んでいたとデンマンさんはおっしゃるのですか?

そうですよう。それで、次の句を読んだのですよう。

夏の日の匹婦の腹に生まれけり

でも、この句を詠んだ時の犀星は、もはや少年の頃の犀星ではない。犀星の生い立ちの事で馬鹿にする人も居なければ、苛める人も居ない。冷静に考えれば、犀星自身は、何も悪い事をしたわけじゃない。犀星にはどうする事もできない事だった。でも、“三つ子の魂百までも”。。。子供の頃、苛められたり馬鹿にされた悪夢は、心のどこかに残っている。

その事に対して犀星さんは素直に向き合って上の句を読んだと。。。?

そうですよう。その事が上の詩の中にも、再度表れていますよう。

どこにでござ~♪~ますか?

我はつねに狭小なる人生に住めり

その人生の荒涼の中に呻吟せり


狭小なる人生とは。。。結局、その生い立ちの柵(しがらみ)から抜け出そうとして抜け出せない自分ですよう。そのような事を考えても仕方がないのだけれど、やはり考えない訳にはゆかない。そういう心の状態が“人生の荒涼の中に呻吟せり(苦しくてうなる)”ですよう。

。。。んで、それに続く次の詩句はどういう意味なのでござ~♪~ますか?

さればこそ張りつめたる氷を愛す

斯る切なき思ひを愛す


それを理解するためには、犀星が書いた長編小説『杏(あんず)っ子』を読むと分かるのですよう。犀星の人生は、苦しくてうなるような荒涼とした人生だったけれども、幸いな事に一人娘の朝子さんを授かったのですよう。

それで。。。?

「娘というものはその父の終わりの女」である

ということだ。

ヒョットコ顔の平四郎は、

娘を美しい女に育てあげることによって、

「自分自身のどこかにあるはずの女というもの」を、

もういっぺん一から組み立てたくなっていた。


小説の中で犀星は、このような事を書いている。つまり、犀星は「母親とは何か?」、「我が子を里子に出さねばならない母の気持ちとはどういうものなのか?」。。。「女とは。。。?」。。。そのような事を考えない訳にはゆかなかったのでしょうね。。。自問自答しながら書いたのが『杏っ子』だった。。。それで、書き終えてから犀星が書いたのが次の感想だったわけですよう。

 

「ただ、このような物語を書いているあいだだけ、

(母に)お会いすることが出来ていた。

物語をつづるということで、

生ける母親に会うことのできるのは、

これは有難いことのなかの

特に光った有難さなのである」


。。。それで。。。?

創作の中で生ける母親に会うことこそ、犀星にとって“愛すべき張りつめたる氷”だったのですよう。

さればこそ張りつめたる氷を愛す

斯る切なき思ひを愛す


それが、犀星さんがふるさとに帰らなかった理由なのでござ~♪~ますか?

そうですよう。犀星にとってふるさとは、あまりにも生々しい記憶を呼び戻してしまう所だと思うのですよう。

つまり、“匹婦”のお母さんが住んでいる所。。。犀星さんがそのお母さんのために馬鹿にされ、イジメられたところ。。。犀星さんは、そのように感じてしまうとデンマンさんは思うのでござ~♪~ますか?

そうですよう。だから、犀星は創作の中で母親に会い、切ない思いに浸る事の方を選んだのですよう。

ふるさとは遠きにありて思ふもの

そして悲しくうたふもの



【卑弥子の独り言】



ですってぇ~。。。
確かに、犀星さんにとって、ふるさとは、あまりにも生々しいものだったのかもしれません。

でも、デンマンさんは、どうして30年もの間ふるさとのお正月を味わっていないのでござ~♪~ましょうか?
あなたは、なぜだと思いますか?
あたくし、あさってデンマンさんにお聞きしてみたいと思いますう。

とにかく、興味深い話題が続きますわ。
あなたも、どうか、読みに戻って来てくださいね。
じゃあ、また。。。




初出: 2009年1月7日







ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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こんにちは。ジューンです。

“三つ子の魂百までも”

そうですよね。

幼児の頃の教えやしつけは

終生、その子供の心に

刻み込まれてしまいますよね。

さて、上の諺を英語で何と言うのでしょうか?

いくつか言い方がありますよ。

よく見かけるものに次の言い方があります。

The child is the father of the man.

つまり、幼児の頃のしつけが

大人になってからの性格を

形付ける、と言う事です。

次の諺は、そのものズバリを説明しています。

What is learned in the cradle is

carried to the grave.

ゆりかごで習い覚えたことは、

墓場まで持ってゆく


次の言い方も分かり易いです。

The leopard cannot change its spots.

ヒョウがもって生まれた斑点は

自分で変えることはできない。


その通りですよね。

ところで、英語の面白いお話を集めました。

時間があったら覗いてみてくださいね。

■ 『あなたのための愉快で面白い英語』

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。







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