笠森お仙
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(junko05.gif)
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デンマンさん、笠森お仙というのは江戸時代に浮世絵のモデルになった女性ですか?
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(kato3.gif)
あのねぇ~、今で言えば、絶大な人気を誇るアイドルのような人だったのですよ。。。
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■『拡大する』
■『実際のページ』
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あらっ。。。現在のアイドルナンバーワンは投票で選ばれた 白石麻衣さんなのですわねぇ~。。。
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そうです。。。2023年5月22日現在で、投票総数 84,247票、投票参加者数 11,636人、412中の1位が 白石麻衣なのですよ。。。
デンマンさんも投票したのですか?
僕は、そういう投票には興味がないのです。。。それに日本のアイドルは殆ど知らないのですよ。。。
でも、デンマンさんはピンタレストで『美女・熟女・美少女』のページを立ち上げたではありませんかァ~!
■『実際のページ』
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このページの女性たちは、僕がネットで見た美女・熟女・美少女たちですよ。。。中には日本のテレビや映画で活躍しているアイドルがいるかも知れません。。。
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つまり、江戸時代に人気投票で第一位になったのが笠森お仙なのですか?
いや。。。当時はテレビもネットもなかったから今のように投票して選んだわけではないけれど、口コミで絶大な人気を誇ったのですよ。。。
デンマンさんは、どういうわけで知っているのですかァ~?
たまたま次の動画を観たのですよ。。。
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お江戸のアイドルは3分の2過ぎた
ところから始まる
笠森お仙
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生誕: 1751年(宝暦元年)
他界: 1827年2月24日(文政10年1月29日)
笠森 お仙は、江戸谷中の笠森稲荷門前の水茶屋「鍵屋」で働いていた看板娘で鍵屋五兵衛の娘。
明和年間(1764年-1772年)、浅草寺奥山の楊枝屋「柳屋」の看板娘柳屋お藤(やなぎや おふじ)と人気を二分し、また加藤曳尾庵の随筆によれば、二十軒茶屋の水茶屋「蔦屋」の看板娘蔦屋およし(つたや およし)も含めて江戸の三美人(明和三美人)の1人としてもてはやされた。
1763年(宝暦13年)ごろから、家業の水茶屋の茶汲み女として働き、評判はよかった。
1768年(明和5年)ごろ、市井の美人を題材に錦絵を手がけていた浮世絵師鈴木春信の美人画のモデルとなった。
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鈴木春信「お仙茶屋」
その美しさから江戸中の評判となり、大田南畝が『半日閑話』で、「谷中笠森稲荷地内水茶屋女お仙美なりとて皆人見に行き」と記し、「向こう横丁のお稲荷さんへ 一銭あげて ざっと拝んで おせんの茶屋へ」と手毬唄に歌われ、お仙を題材にした狂言や歌舞伎が作られるほど一世を風靡し、お仙見たさに笠森稲荷の参拝客が増えたという。
また、「鍵屋」は美人画の他、手ぬぐいや絵草紙、すごろくといった所謂「お仙グッズ」も販売していた。
1770年(明和7年)2月ごろ、人気絶頂だったお仙は突然鍵屋から姿を消した。
お仙目当てに訪れても店には老齢の父親がいるだけだったため、「茶釜が薬缶に化けた」という言葉が流行した。
お仙が姿を消したのは幕府旗本御庭番で笠森稲荷の地主でもある倉地政之助の許に嫁いだためで、9人の子宝に恵まれ、長寿を全うしたという。
文政10年1月29日死去した。享年77。
現在、お仙を葬った墓は東京都中野区上高田の正見寺にあり、その墓石は1994年に中野区登録有形文化財に登録されている。
出典: 「笠森お仙」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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江戸幕府は約260年続いた。。。だから、その間には美人の基準が変わってきたのですよ。。。その中で、特に笠森お仙の人気がすごかった。
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文人の間でも話題になったのですわね。。。
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そうです。。。大田南畝が『半日閑話』に書いているほどです。。。しかも、手毬唄にまでも お仙は歌われた。。。すごい人気だったのですよ。。。
。。。で、その後 どうなったのですか?
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実は、幕府旗本御庭番(おにわばん)で笠森稲荷の地主でもある倉地政之助の許に嫁いだのですよ。。。9人の子宝に恵まれ、長寿を全うしたのです。。。
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御庭番というのは江戸城のお庭の管理人ですか?
いや。。。庭の番人ではありません。。。御庭番は、第8代将軍・徳川吉宗が設けた幕府の役職なのです。将軍から直接の命令を受けて秘密裡に諜報活動を行った隠密を指した。。。今で言えば007ジェームズ・ボンドのような人ですよ。。。
具体的には、どういうお仕事をしたのですか?
実際には時々命令を受けて、江戸市中の情報を将軍に報告したり、身分を隠して地方におもむき情勢を視察していたと言われているのです。実態としては、大目付や目付を補う将軍直属の監察官に相当する職だった。。。とにかく、将軍と会うことができたのだから、重要な職だったのですよ。。。
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現在、お仙を葬った墓は東京都中野区上高田の正見寺にあり、その墓石は1994年に中野区登録有形文化財に登録されている。
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でも、デンマンさんは、どういうわけでお仙に注目したのですか?
あのねぇ~、お仙が水茶屋「鍵屋」の主人の鍵屋五兵衛の娘で、幕府旗本御庭番で笠森稲荷の地主でもある倉地政之助に嫁いだというのですよ。クリップでも、そのように伝えている。つまり、将軍が籠の中から商家の美人娘を見初めて、召し抱えて側室にするようなものです。でも、お仙の場合には普通では、ありえないような「玉の輿(こし)」の話ですよ。。。
そのことが気になったのですか?
そうです。。。倉地政之助がお仙を妾にするのであれば話は分かります。 でも、それまで独身の政之助がお仙を正妻に迎えたのですよ。だから、僕は気になったわけです。「玉の輿」の話は、たくさんあります。でも、将軍が商人の娘を正妻に迎えるということはありえない。江戸時代には一度もなかったはずです。同様に旗本が町人の娘を正妻に迎えるという話もありえないと僕は思ったのです。
。。。で、デンマンさんは、真相を突き止めたのですか?
突き止めました。。。倉地政之助の経歴を読んでみてくだだい。。。
倉地政之助
寛保元年(1741年) - 文化5年(1808年)
倉地 満済(くらち まずみ)は、江戸幕府の旗本、御庭番。通称は、政之助。
父は紀州徳川家の家臣・倉地文大夫忠利、母は同家の家臣・山田清之宇右衛門某の娘。倉地忠見の養子となって跡を継いだ。
妻は、「江戸の三美人」の1人として名を知られた笠森お仙。
『寛政重修諸家譜』では、政之助と同じ御庭番・馬場善五兵衛信冨の娘となっており、倉地家7代目倉地茂雄の「御庭番の家系」(『歴史と旅』昭和58年9月号、秋田書店)によれば、この「馬場善五兵衛信冨の娘」がお仙であるという。
政之助の次男の次郎八(別名:文平、新平)は、文化4年(1807年)11月25日に倉地家分家の初代当主となる。
略歴
宝暦7年(1757年)3月15日、将軍徳川家重に御目見を果たす。同年4月18日に小十人格御庭番になる。
明和2年(1765年)6月3日、25歳で家督を継いで御庭預となる。同3年(1766年)8月5日、御休息御庭之者支配となる。
寛政元年(1789年)12月、「御庭番家筋の面々廿七(27)人」の1人として「厚き御主意」を仰せ渡される[5]。
寛政6年(1794年)7月11日、金奉行に転ずる。
文化5年(1808年)に死去。
出典: 「倉地満済」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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倉地政之助は、将軍徳川家重に御目見を果たす事ができるほどに身分が高いのですよ。 そういう人物が お仙を妾にするのであれば話はわかるけれど、正妻に迎えたのですよ。 だから、お仙の身分もほぼ同じでなかればならない。そうであるならば、お仙は水茶屋「鍵屋」の主人の娘ではなく、政之助と同じ御庭番・馬場善五兵衛信冨の娘でなければならなかったのです。。。
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でも。。。、でも。。。、お仙さんは水茶屋「鍵屋」で働いていたではありませんか? 旗本の娘が水茶屋で働くようなことがあり得るのですか?
実は、お仙さんは、もともと御庭番・馬場善五兵衛信冨の娘だったのです。。。でも、どういう事情か解らないけれど、水茶屋「鍵屋」に里子に出されていたのですよ。やがて、御庭番・馬場家と倉地家で婚礼の話が持ち上がり、馬場善五兵衛信冨が里子に出していたお仙さんを引き取ったというわけです。
そうでしょうか?
こういう話は、落語などにもよくありますよ。。。
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【ジューンの独り言】
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(bare02b.gif)
ですってぇ~。。。
あたなたも、お仙さんのような水商売の女が将軍と会えるほど身分の高い旗本の正妻になるなんて不可能だと思いますかァ~?
ええっ。。。 「そんなことは どうでもいいから、他に何か面白いことを話せ!」
あなたは、そのように わたしにご命令なさるのですかァ~?
分かりましたわ。。。 じゃあ、面白い動画をお目にかけますわァ。。。
ワンワンちゃんが人間の言葉をしゃべります!
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ええっ。。。? 「そんな馬鹿バカしい動画など、どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」
あなたは、また そのような命令口調で わたしに強要するのですか?
わかりましたわァ。。。
では、たまには日本の歴史の話も読んでみてくださいなァ。
日本の古代史にも、興味深い不思議な、面白いお話がありますわァ。
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