獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

ゲキハロ「戦国自衛隊帰還セヨ(茉麻他)@池袋 朝11列昼5列 に行った。

2011-09-18 21:16:21 | コンサート舞台
 3連休2日目。昨日に続いて池袋サンシャイン劇場へ。今日は茉麻、雅、熊井ちゃん、梨沙子、なっきぃ、舞美チーム。2回目の感激で気づいたのだが武将の一人が勝野洋だった。もう一人の武将もテレビで見たことあるような役者だった。

 網膜色素変性症な私デスペア。視野狭窄と視力低下な私の目。昨日に続いて係員に客席まで手引きしてもらった、昨日の夜公演前にグッズを買いたくてグッズ列まで手引きしてもらった私。今日手引きしてもらった係員が「グッズはいいですか?」と聞いてきたので「いいです」と答えたら「そうですよね」となぜか和やかな私と係員。どうやら昨日グッズ列まで手引きしてもらった係員と同じ人だった。

 私は最近人の顔が覚えられなくなった(というか間近で人の顔を見て認識判別できなくなった)ので、手引きしてもらう人はあぁ白杖ついたこの人またきたなとおもっていようが、私にとってはいつも初めての人。

 ちょうど1年前にもこの会場に三億円少女の舞台を見に来たのだが、明らかに1年前よりも私も目は悪化している(もしかしたら節電のためサンシャインの建物の電気が間引きされていたのかもしれないが)、劇場と併設されているショッピングモールが実に薄暗く、薄暗くというよりかすみがかっているように感じた。

 今日は公演の間に時間があったので地下のマクドにいいこうとレジ列にならんだがこども連れがおおかったのでやめにした。しょうがなく建物外のファミマでおにぎりとソーセージパンを買った。パンを選んでる時に店員になにか探しましょうか?と聞かれたので、ソーセージのパンを探してますというと、3種類ほど提示してくれた。お飲み物はいかかですかと聞かれたが、事前に買ったコーラがまだリュックにの中にあるのでそれは断りレジまで連れて行ってももらった。

 来年の秋も池袋サンシャイン劇場に行きたいな

 デスペア的見るポイント

1、茉麻太った?
 今日の私の視線割合は茉麻:その他=3:7。コンサートちがってお芝居は常に茉麻を見てるってわけにはいかないけど、はじめとさいごの行進のところや歌のところはずっと茉麻ばかり見ていた。

 長い髪を後ろでひとつ結び、右おでこからすこし髪をたらすような髪型の茉麻なのだが、前回ハロコンでみたオールバックの茉麻とくらべてちょっとふっくらしたように見えた。

 RPの私の目だし、茉麻が色白で膨張して見えるので私の目の錯覚かもしれないが、私の目からは太って見えた。

 また今回茉麻はずっとだぼだぼの迷彩服を着ている(ほかのメンバーもそうだが)のでよけいがっしりとした体形が目立った。

 太っていても(太っているかこそ?)やっぱり茉麻を一番見ていた。

 演技では、茉麻得意の?おばさんキャラでいい味をだしていた。ときおり真剣に叫ぶシーン「2人の(雅と熊井ちゃん)ビンタはもう見たくないよ!」などは迫力があった。ただちょっとおばさんキャラと真剣茉麻のギャップがありすぎて違和感を感じたのも事実。

2、死守セヨとの比較
 帰還セヨのあらすじは、自衛官になりたて3か月の教育課程修了まぎわの5人の女性自衛官(熊井、茉麻、夏焼、中島、矢島)。死守せよでは4人自衛官で愛理が上級隊員でほかの3人に支持を出したりするが、帰還せよは熊井ちゃんが優等生役でリーダー的存在でみんあをまとめるがじょげ関係はない。

 そのため死守せよではお互いが苗字で呼び合う(河合、小宮、若槻、上杉)のに対して、今回の帰還せよでは下の名前でよびあう(印象が薄いので名前はうろおぼええりか、ちさと、まや?)

 同じように今回も5人が1553年にタイムスリップする。あるちいさなクニの幼い殿様とその家来2人(なかが悪い)とその息子と娘の恋のものがたり。2人の恋を成就させて無事4人は現代に戻ってくる。

 死守せよの結膜がいまいちだったのに対して、帰還せよは客がのぞんでいた結末だった。死守せよでは4人のうち2人が死んでしまうが、帰還せよでは全員が現代にもどってこれた。副題どおり帰還せよでは帰還できた。ただ死守せよは確かに2人が死んだのだが、それで何かを守ったかといえばなにも守っていない、ただうらみと破壊があっただけ。

 こう書いていると、帰還せよのほうが死守せよよりよかったかのように思うが、そうではない。帰還せよを見て、はじめて塩田作品である死守せよのストーリーの厚みを感じた。

 帰還せよはタイムスリップした5人の自衛官がただ時代の傍観者であるかのように感じたが、死守せよでは4人の自衛官がまさにその時代の不条理さに巻き込まれていくというダイナミズムがある。

 それに死守せよを思い返せば、部下の桃子を殺された(不慮の事故)と思い込んだ上官の愛理が怒りにかられて景虎(敵)を殺す。だがその敵を殺すことによって景虎の子孫である清水(味方)を結果的に殺してしまうことになった。この不条理さ。脚本の深さというか厚みが帰還せよとは比べ物にならない。さすが塩田氏だと思った。

 だがやっぱり死守せよも帰還せよも私たちヲタが望んでいる芝居ではなかった。

 昼公演終わり品川駅の待合室で見たスマイレージ渋谷コンサートのYoutube生配信(18時スタートだったが1840から40分程度しかみれなかった)。その中の自転車チリリンへとつながる寸劇。ああいうなんでもないとるにたらない寸劇のほうが、戦国自衛隊よりもよかった。われらヲタはお芝居に戦争とは何か?人間の命とは?使命とは?そんなテーマは求めていない。

 私たちヲタが求めているのは「ラブ&ピ~スを基調とした胸キュン」に他ならない。

3、その他
・舞美の役があまりにも端役すぎる。舞美の役はなくてもいい役。演技力のある舞美にこの程度の役ではものたりない。

・びちゃんはいいね。ああいうルール無視の役はぴったり。ショートカットが一番自衛官らしかった

・熊井ちゃんんがいちばんセリフがおおかった

・梨沙子が手籠めにされるシーン。ベリキューメンバーももうそんな役をやれるんだな。

・昼公演おわり品川駅へ向かう品川駅についたら構内アナウンス18時33分に新宿駅で人身事故のため山手線運転見合わせ。あやうく私も巻き込まれるとこだった。きのうは品川駅付近人が線路内にたちいり確保するために40分以上山手線運転見合わせ。私も20分ほど駅構内で待つ。

・品川駅の新幹線待合室の無線LANの回線速度は7M程度、スマイレージコンサートのYoutube配信を見る。ときどき途切れたり、動きがやっぱりなめらかではないが見れるレベルだな。かにょんお声ががらがらで低音になっていた。まるでサキチィの野太い声のようだった。









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ゲキハロ「戦国自衛隊死守セヨ(桃子他)」@池袋 昼夜(夜は最前席中央)に行った。

2011-09-18 09:05:51 | コンサート舞台
アイドルが戦国自衛隊をやると両方のよさが消えてしまう。

 9月2度目の東京遠征。10月は遠征ないのでよしとするか。今日は夜は最前席だった私デスペア。開演前にヲタがこの前のBerryz仮面は3公演すべて最前で見た、ヤフオクで合計6万だったとの会話。

 考えたら遠征をする必要がない東京ヲタはいいな。私が今回1泊で2日でゲキハロ4公演見るのだが交通費、ホテル代、チケット代合わせて合計5万2千円(障害者割引使わないと6万2千円)。そのお金を全部チケット代に使えるのだから。

 今回私は自分のチケットが昼21列(後ろから3列目)、夜は最前だったのだが、網膜色素変性症な私デスペア。視野狭窄と視力低下の私の目では、迷彩服をきた彼女たちを探すのにも一苦労。その点明るい衣装のお姫様まいまいや信長はみつけえやすかった。

デスペア的見るポイント

1、アイドルと戦国自衛隊はミスマッチ
 今日は死守セヨ編(塩田脚本演出、清水、桃子、千奈美、愛理、千聖、舞出演)の初日。いままでの塩田脚本のゲキハロ(寝る子は℃-ute、サンクユーベリーベリー、三億円少女)はヲタの間でも評価が高い。

 塩田演出ということで期待していたが、今回は原作(半村りょう)ありの脚本演出だったせいか塩田ワールドがだせていなかった。

 私は原作も読んだことないし千葉真一主演の映画もみてない(ただ映画はテレビでやっていたのを最後のシーンだけ見た自衛隊と騎馬が入り乱れて雄叫びをあげて突進してくる映像)が、おそらくおおまかな流れと結末は原作にそっているのだろう。そのため自由度がなかった。劇中自衛官の清水佐紀が「自衛隊は自由はありませんが、不自由を感じたことはありません!」のせりふがあるが、今回の塩田脚本は自由さがなく手足を縛られた不自由さを感じた。

 あらすじを言うと、4人の女性自衛官(愛理曹長、清水・千奈美隊員、桃子衛生班)が糸魚川を移動中に現代から戦国時代1560年へタイムスリップ。そこではのちの上杉謙信である長尾景虎がやまんば山賊(景虎からみれば山賊だが、影虎がくるまえからずっと山にすんでいる原住民の人、影虎はこの地の金山を狙っている)。自衛隊の使命は争いから国民の命を守ることであるとし、愛理曹長は景虎とやまんばを和睦させようとするが、和睦反対のやまんばの一人の策略により隊員が一命死んでしまい、それを景虎の陰謀だと勘違いした愛理が激怒激情し、うらみと報復のため景虎軍を全滅させるというもの。

 怒りにかられて手負いの景虎を容赦なく切り殺す愛理。

 演劇にはカタストロフィとカタルシスが必須だが、今回の劇にはカタストロフィはあったのだが、それがカタルシスに結びついていない。

 劇がおわり暗転しても観客からの拍手がない。私もそうだが、まだこれからあるでしょ、これで終わりはないでしょ、えっこれで終わり?という感覚。私はまったく涙しなかった、ゲキハロブログではメンバーが脚本を読んだだけでなけてきたといっていたが私はまったく泣けなかった。

 サンクユーの舞台は1度見てもそのテーマがわからなかったが、2度目でこの劇はBerryzからファンへのありがとうの劇だと気づいて涙した私。だが、今回の戦国自衛隊死守せよは2度見ても、そのテーマというかメッセージがわからなかった。いや戦国自衛隊そのもののテーマは争いというものはちょっとした両者の思い違いにより生じた不信とうらみから生じ、多くの人命が失われるというものだとおもうが、私がわからないというのは、なぜ戦国自衛隊をアイドルがやる必要があるのか、そしてなぜそれをアイドルヲタが見るのかだ。

 塩田氏もがんばって原作にはない(だろうと私が勝手におもいこんでいる)、清水隊員の自己犠牲による萩原姫の恋の成就はよかったが、そこをメインストリームにもってきてほしかった。

2、 桃子と千聖のコンビがいいね

 今回千聖はやまんばの少女(可憐な少女でなく、刀を手にとりたたかう少女)を演じていた。素朴な感じとあほっぽさがうまく役にはまっていた。

 戦いで負傷した千聖(役名つぶら)を衛生兵である桃子がやさしく看病する。「つぶらは絶対死なせない!」のシーン。桃子が千聖に歌をおしえるシーンはよかった。それは姉妹のようであり、母と赤ん坊のようであった。桃子に甘える千聖、千聖をやさいく見守る桃子。たぶん現ハロプロではこのカップリングが一番だろう。

3、その他
・疑問点1 つぶらを助けた愛理に対してやまんばの親方が感謝のことば「一度ならず2度までもつぶらを助けていただき」。2度とはどういうことかわからない。帰還セヨとつながりがあるのか

・疑問点2 六角ボーイはなぜやりを指されて死んだのに生き返ったのか、一方桃子はなぜ生き返らなかったのか?

・清水隊員のせりふの意味がわからなかったとこが1回目であったが、2回目みて納得。景虎を見て「じっ!」と叫んだり、まい姫を「タエちゃん」と呼んでみたり、顔が白くなったとか、陽気に景虎とやまんばのまい姫を結び付けようとすることなど。

・自衛隊ラーメン「SDF」の意味がわからない

・グッズのインスタントラーメンをホテルでマグカップにいれて食べた。はいっていた箱がトラックの形になっていてとってもついていて、手がこんでいた。ハローはへんなところにこるよね

4、最前
・当初6人が登場で歌う。見上げると赤十字のマークが見えた。なんだろうとおもってよくみると、桃子の右腰にたれさがっていた。最前だと前にでてきたメンバーをみあげるようになる。(ただ劇中ではそれほど前にでてこない、ほかの男性役者は客席から登場したりする)

・タイムスリップのけむりが最前だとにおう。こげくさいではなく薬品というかかびくさいというかそんなへんな匂い

・匂いといえば、当初6人が歌をうたうとき、香水というか生還スプレーの匂いがした。私の目の前は千聖だった。(下手から、愛理、まい?、千奈美?、千聖、ももこ、清水)

・今日の渋谷のスマ昼公演チケットももっていて、ゲキハロ昼回避して渋谷いこうかとおもったが、明日9月18日18時からYoutubeでスマイレージのコンサートが生配信されるのそれを見れるのならゲキハロに行こうとおもった私。品川駅北改札の新幹線待合室の無線LANがどのくらいだろうとUSENスピードテストで回線速度を測ってみたら、「7M」あったので、明日はここでスマコンみようとおもった。


・ホテルで携帯でべりつぅを聞いていたら途中いきなり音がスピーカーからでなくなった。目覚ましも音がでなくなりどうしようかとおもったが、バイブはいきていたのでそれで目覚まし。
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