獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

気になる人

2014-03-28 21:54:42 | 網膜色素変性症と私
  4か月前の去年の12が月1日のJuice=Juice宮本佳林の誕生日に京都新風館でのCDイベントで横断幕を掲げようと、家から最寄駅までタクシーを使う私。サイリウム600本と横断幕2枚でキャリーバッグ3個。ガイドヘルパーさんと2人ではこぶも重たい。網膜色素変性症な私デスペア。手引きしてもらうガイドヘルパーさんに荷物持ちもしてもらったあの日。



 タクシーをひろっておじいさん運転手が話しかけてきた。お客さんいつも毎朝バス亭でまってるでしょ?いつも見かけますよ。毎朝タクシーのおじいさんは私を見ていたのね。芸能人はいつもみられていて街中でもみられている。そんな芸能人みたいな気持ちになった。



 そして今日会社帰りに家にむかっていたところ、おじさんにうしろからよびとめられる。ちょっとちょっとおちょととなつかしいお笑い芸人みたいにちょっとを連発して私に声をかける。



 ちがってたらすいません、バス停にいかれるんなら、こっちじゃありませんよ。



 ちょうどバス停に向かう道を左折して路地にはいっていた私に声をかけるおじさん。たしかに私は筆耕すまではバス停までいってそこから家に帰っていた。でも去年の11月30日に引っ越しをしてからこのバス亭はつかわず路地をまがって家に帰っている。そんな4か月も前のことをこのおじさんはおぼえていて、この白杖紳士はきっとバス停にのるはずなのに、道をまちがえて路地にはいいりこんでいるな、声をかけなくちゃと思い私に声をかけてくれた。



 引っ越ししたので私はこっちにいくんです。と言ってもバス停はあっちですというので、ちょっと説明して、お気遣いありがとうございますとお礼をいってから分かれた私とおじさん。



 行きかう人に無関心なのがふつうだけど、白杖をもっていてよぼおよぼ歩いている人は今をときめくアイドル宮本佳林みたいに道をあるいていても目が離せないだな。気になる人なんだな白杖紳士は





 こういった気づかなかった親切、気づかなかった気遣いってのに気づいた一日だった。



p.s.

親切といえば、白杖を道のはしのグレーチングや壁にあてながらあるいていると、そっちは壁壁といって私のうでをむんずとつかみ、道路の真ん中に移動させ、ここをますぐいきやー、ここが道路の真ん中だからな、といってたちさるおっさん。とってもとってもとってもまた壁つたいにあるlきたいのだけど、そのおっさんの気配がなくなるまでよぼよぼと道の真ん中をあるく私。おせっかいでもあるけど、これも新設であって、ありがたいね。このおっさんには宮本佳林を
私が好きなぐらい、それと同じく道路の溝やグレーチングや壁がすきってことをどうやったらわかってもらえるのかな(笑)
コメント (1)
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