獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

はじめてお見合いをした。

2017-09-23 22:57:42 | 視覚障害者の婚活獲得プロジェクト
 今日は秋分の日の祝日。で土曜日。いつもの土曜日は午前中スポーツジムにいって、午後から図書館にいってボランティアさんにハローの雑誌を読んでもらう。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者なので、一人では雑誌wを読むことができない。

 今日はいつもの午後の対面朗読を午前んにもってきて、CDジャーナルをよんでもらった。その後サイゼリアのハンバーグステーッキとライス、ドリンクばー780円を食べて。いざお見合いへ。

 はじめてのお見合い。はてさて視覚障害者の中年男性でもうまくおみあいできるかな?そもそも、お見合いのためには、結婚相談所に登録し、自分のプロフィールをサイトに公開し、そのプロフィールを見た女性が、この人いいなとお見合いの申込みをする。あるいはこちらから女性のプロフィールを見て、お見合いの申込みをする。そこでお見合いいいですよとなればさぁお見合い。

 このお見合いまでの道のりが長かった。視覚障害者は、そもそも結婚相談所に登録すらしてもらえない。そこをなんとか頭をさげて登録してもらった私。

 登録はしたけど、私からお見合いの申し込みはせず。プロフィールの顔写真は見えないので、相手女性を選ぶ基準がほとんどない。それならばと、待ちに専念。

 幸運なことに一人の女性が私のプロフィールを見てお見合いを申し込んでくれた。こんな喜ばしいことはないね。私が全盲の視覚障害者であることを承知でお見合いの申し込みをしてくれた。

 今日の夕方その女性とお見合い。

 ただ、お見合いといっても、いきなり二人で会うのではなくて、まずは結婚相談所のおせっかいおばさんみたいな相談員の人と一緒にホテるまで行き、そこで、相手の女性も相談員の人と一緒にいるので、そこで顔合わせ。

 すぐに、その後2人でカフェに入り。そこで1時間20分のトークタイむ。初対面なので、どんなことを離そうかなやむ私。

 特に、私は目の障害のこと、この目の障害は遺伝子異常なので、もしかしたらこどもにも遺伝することを伝えなくてはならない。

 ということで、まず、飲み物を注文して、飲み物がはこばれてくるまでの数分間は、今日会っていただきありがとうございます。そして暑いですね。と天気の話。

 私はスーツだったので、汗がダラダラ。今日の大阪は最高気温28度。汗がとまらないので、相手にことわって上着をぬぐ。

 名前をなのっていると、飲み物が運ばれてきたので、ひとくちのみ。

 さて、トーク第2部。

 ここから、いきなり、私は生い立ちを離させてもらいますと、、小中高は地元の普通鋼を卒業し、小さいころから夜盲の症状がでていたこと、大学に入学し大阪にでてきて、そこから25年ぐらいすんでいる。司法試験をうけていたこと、うからなかったこと、障害者採用枠で就職したこと。そんなことを一気に話す私。一方的にしゃべる。

 そして、私の目の症状。右目は光を感じる程度。網膜色素変性症は遺伝子異常の病気だけど、私の親兄弟親戚には私と同じ病気の人はいない、おそらく私だけ。だけど、こどもには遺伝する可能性はゼロではない。

 そんなことを一気に話した私。もしかしたらこどもへの遺伝については話してなかったかも。

 目が見えない私。相手がどんな表情で聞いているのかわからず不安。

 まぁもし結婚するとなると、遅かれ早かれ、私の目のこと、遺伝の可能性は伝えないといけないので、はやめのほうがいいとおもって初対面で話した私。

 その後は、第3部、相手の仕事のこと、趣味のことをたずねる。それであっという間に1時間15分がたつ。

 あまり、飲み物1杯でホテるのカフェに居座るのはマナー違反らしいので、1時間40分たったころに、話を聞切り上げる。

 最後に、私が、
 私になにか聞きたいことはありませんか?

 数秒の間があって、特にありませんと女性。

 ・・・・。


今日のお見合いの間中、ずっと私が空いてのことを聞いていた、ほとんど私のことはしゃべっていない。うーん相手は興味がないのかな?

 ちょっとしょんぼりしながらも、伝票はどこですか?私が支払いますと言って、伝票を渡してもらった。
 別れ際に、いいお返事をお待ちしていますとひとこと言う私。女性は笑顔でありがとうございますといって、お別れ。

 女性がカフェから立ち去って、しばらく一人で茫然として椅子にすわったまあまの私。

 せっかくのチャンスだったのに、私はそのチャンスをうまくいかせたかな?とか思っていると。

結婚相談所の相談員の人がカフェの私のところまで来てくれて、相談員さんに手引きしてもらって、レジへ。ホテルのカフェだからどのぐらいするのかな?とおもっていたら予約リョう込で1300円だった。ここはそれほど高級なホテルではなかったのね。どうりでちょっとごちゃごちゃしててさわがしかった。

 まぁでもそのごちゃごちゃさわがしいほうが、二人の会話がさわがしさにまぎれるのでいいかも。高級ホテルだと、話し声がウェイターや隣の客にも●魏声だろうね。

 その後相談員の人に結婚相談所までつれていってもらい、そこで写真をとる。前回の写真はポロシャツだったので、今日のスーツ姿の写真を撮影するため。結婚相談所は、20年ほど前に私が通っていた司法試験予備校伊藤綬のビルのすぐ近くのビルだった。なつかしかった。まだ伊藤塾はあるよう。1階のドトールもある。かわってないな。

 写真をとって、相談員三に手引きされて、梅田駅へ。梅田滞在時間3時間。3時間だけど濃密なはじめての体験だった。
 さて、相手からの返事は明日のお昼までにくるとのこと、さて、どうなることやら。

 視覚障害者の結婚はまだまだ道のりが遠い。

 最寄駅について、焼きそば大森550円を買って帰った。面が太くておいしいね。
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