獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

ベルばら(アンドレ水夏希) を見た。

2006-07-01 22:16:20 | コンサート舞台
  今夏8月の1ヶ月。新宿コマ劇場。モーニング娘。高橋愛主演ミュージカル「リボンの騎士」。一度は東京まで遠征し観劇予定の私デスペア。

  高橋愛は小さい頃から宝塚にあこがれ音楽学校を受験するためピアノ、バレエ、声楽の習い事。そんな高橋が、宝塚とコラボのミュージカル「リボンの騎士」。

  高橋愛の贔屓(ヅカでは推しメンのことをひいきという)は、冷たい目でクールな2番手男役 水夏希。

  今日、街まで繰り出し、宝塚の「ベルサイユのばら~オスカル編~」を見にいく。アンドレが水夏希。高橋愛がなぜ水夏希に惚れ込んでいるのか知りたい。


  デスペア的ベルばら観劇ポイント。

1,水夏希のスーツ姿と黒髪。

   男役の水夏希。男装の麗人オスカル大佐(女性)の幼なじみで、ひそかにオスカルに好意をよせるアンドレ(男性)役。高橋愛が水夏希に惚れるのもわかる。

   女性が理想とする男性像がそこにはあった。透き通った透明感と、細身の体にスーツ、クールな目つき。黒髪も好印象。

   主役はオスカル。男として育てられながら、ひとりの女性としてアンドレの愛にこたえる。この葛藤がいいのだろう。

   ただ私はアンドレに感情移入。報われない愛としりながら、オスカルを愛する。そしてオスカルに愛を受け入れてもらったとおもいきや。戦場でオスカルを守るために銃弾に倒れる。この切なさがたまらない。アンドレに泣いた私デスペア。


2,「リボンの騎士」サファイア VS 「ベルばら」オスカル。

   内容が非常に似通っている。両作品「リボンの騎士」と「ベルサイユのばら」。男装の麗人が剣をもち、正義のために戦う。だが女として誰かを愛し愛されたい。まったく同じ。

   ただ違うのは、ベルばらのオスカルは終始、男口調。そんな男っぽいオスカルが、アンドレに抱かれるのはなんか違和感。男っぽいオスカルには、アンドレへの愛を心の奥にしまい込んでおいて欲しかった。

   その点、リボンの騎士は主役サファイアは、男の時と、女性の時がはっきりしていそう。オスカルは最後までフリフリのスカートははかない。サファイアはタイツもドレスも両方。このギャップが魅力。

  男性らしいオスカルには感情移入できなかった私デスペア。女性らしいサファイアに感情移入できそう。高橋愛の男口調に期待大。そしてお姫様口調も期待大。そのギャップに期待∞。

3、客層

  1630開演、1740から35分休憩。それから1時間30分。約3時間の公演。長いミュージカルにかかわらず、子供連れの家族が多かった。客席はもちろん満席。私のとなりははじめ空席。第2幕から席埋まる。

  パパママと一人娘。お父さんお母さんと2人の男の子。お父さんと小さい娘。なんかこんな家族に憧れる。休憩中かれらを観察。こどもは飛び跳ねてはしゃぐわけでもない。しっかり教育されている様子。

  特に、母親と娘の組み合わせ。高橋愛のすがたがだぶる私デスペア。

  デスペア<「あぁ愛ちゃんもこんなふうに、ちょっとおめかしして、お母さんにつれられて、電車を乗り継いで、はじめて宝塚をみにいったんだろうなぁ」

  なんかほのぼの。いいね家族って。いいね宝塚って。いいね高橋愛って。

  3階のB席。3000円。これはお得。網膜色素変性症な私デスペア。視力0.5の私。役者の表情は見えないが、ダンスと歌とおおきなアクションの宝塚。最後席付近でも十分満足。3000円はお得。




  梅田芸術劇場への行き方。

  梅田芸術劇場っていう建物があるんじゃなくて、複合総合施設の中に劇場がある。大きな広場から建物に入り、右手にシアターカフェの店。それを通り越して、吹き抜けのスペースに出る。

  そこから、10メートル。左手に劇場入口。

  トイレは3階席扉出たスペースの上手側にある。男性トイレと女性トイレは隣同士にある。トイレの看板を見つけられない私デスペア。女性トイレの前で、女性に男性トイレを尋ねる。すぐ目の前。

  終演後は、スムーズに客はでていく。ただこどもに注意。視野が狭い私デスペア。こどもには要注意。階段で出口までおりる。階段がすいてから、ゆっくり手すりにつかまりながらおろおろそろそろと降りる私デスペア。


  小さい子の家族連れも私と同じ考え。私のうしろをゆっくり降りる。それよりももっとのろのろの私デスペア。小さい女の子が私の左足袋はぎにぶつかる。あまりにも私がのろのろゆっくりのため。なんかせかされているみたいな私。すこし急ぐ焦る私。3段階段を踏み外す。あぶないあぶない。

  もっともっと階段が空いてから降りるべきだな。 

  帰りはおばさまが流れる方向についていく、運良く阪急梅田駅茶屋町口に到着。帰りはすっかり真っ暗(もちろん健常者にとっては街の灯りで十分あかるい)。よく帰り道はわからない。 

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