読む日々

テーマばらばらの読書日記

七番目の天国

2012-01-23 | 
「七番目の天国」アリス・ホフマン作/岡 真知子訳


 1959年アメリカ・ロングアイランド郊外の新興住宅地が舞台。
標準的な事を好みそうな家ばかりの中、ある日シングル・マザーのノラが息子二人を連れて引っ越してくる。
ママ達の輪には入れてもらえず、息子はいじめられる。でも「標準的」なはずの家々でも、実は様々な問題を抱えている。
ノラは自由な分、見つめてる物ごとのレベルが違い、そのノラに救われて、魅了される人達が増えて行く話。


なんだか、涙が出ました。せつなくてかっこいいお話です。
ノラも小学生のビリーも、結構つらい思いをします。赤ちゃんのジェイムズだけが、そういった事とは蚊帳の外。
この子の存在が物語の中でも大きな癒しかも。

結構ハードな内容が詰まってますが、読後感は爽やかでした。
途中で出てきた「マカロニチーズ」が美味しそうで、土曜日、セブンイレブンでペンネのチーズソースかけ、という新商品見つけて思わず食べちゃいました

満足度90