読む日々

テーマばらばらの読書日記

スピーク

2012-11-19 | 
「スピーク」ローリー・ハルツ・アンダーソン作/金原瑞人=訳


アメリカの高校が舞台。

8年生の終わりにパーティーでレイプされ、警察を呼んだ少女。
その場から逃げてしまったことで、パーティーを密告した、と勘違いされ爪弾きになってしまった少女の、9年生での1年間を描く。

親友だとおもっていた友達たちから無視され、ストレスから両親とも口を聞かないようになり、そのせいで、家族も崩壊しかかっている。

少女を理解してくれるのは美術教師のみ。仲良くなれたと思えた転校生も勝手な理由で離れていく。

でも、少しずつ少しずつ、彼女は成長し、苦しみを乗り越え、最後は全てが明らかに。

ラストは美術教師に話を聞いてもらおうという場面で、終わります。

話せない女の子が離せるまで、をえがいているからspeak。
訳者は後書きで、他にいい邦題は見つからなかった、と書いてます。

ものすごく、日常おこる出来事や思春期の少女の心の動き、人間関係がリアルに書かれてました。
訳もナイスだと思います。

満足度120

もしかしてyoung-adultなのかも。
でも、大人にも読んでほしいです。

彫刻刀

2012-11-19 | 雑感
もうじき、図工で彫刻刀を使うので、持ってない方は申し込んでください、と学校から。


ワンピースだの、キャラ付で、安全にも考慮してます、との事ですが、お値段2100

しかも〆切り、今日。

・・・・・・。

申込書の下の方には、私達の時代に使用していた、紙の箱入り、木の柄のシンプルな彫刻刀420が。

世間はどうなんだろう??と思い、リサーチ掛けてみると、やはりみんなキャラ入りの安全なものを使用とのこと。

うーん、給料日前に2100ですかい。

妹に愚痴ってみたら、甥っこのお下がりあげようか?と提案。私「中学って使わないのかな」妹「わかんない、本人に聞いてみて」甥「たぶん、使わない」

とのやり取りが成され、もし使う事になったら返す約束で譲り受けました


じゃーん。

キャラはついてないけど、その分カッコいい、と思ったようで、息子も「これでいい」との事で、無事解決。
名前も張り替えて準備完了です。

でも、あの懐かしい彫刻刀、私が使ってみたいなあ。
刃先の油がヌルっとしている感触が懐かしいです。