読む日々

テーマばらばらの読書日記

ごめん

2013-06-12 | 
原田マハ「ごめん」

いろいろ悩んでる女性を描いた4編

「天国の蠅」
過酷な少女時代を過ごし、今はHEIWAに暮らす範子。娘の投稿が載った雑誌に、昔、実父が書いた詩を見つける。

いい父親かぁ?わたしだったら絶対にいやだわ。

「ごめん」
面白みのない夫、妊娠できない体の自分、をもてあまし浮気三昧の陽菜子。浮気旅行中に夫が事故で植物状態に。謎の通帳を見つけて、夫が単身赴任中に愛した女性を見つけ出す。

夫にも妻以外の女性がいてよかったわ、と思えてしまった。


「夏を喪くす」
会話のない夫婦。どちらも、やり手。
既婚者との時間が大事な咲子に、癌宣告が。そして夫にも他に愛する人がいて…

なんだかなあ、なお話。

「最後の晩餐」
アメリカから逃げた麻理子。1年後の9.11で、一緒に暮らした親友が行方不明に。7年後成功をおさめた彼女は、親友の部屋の片付けにアメリカへ。そこで目にした葉書で、親友がその日あそこへ行ったことがわかる。

哀しいお話でした。
麻理子が最後の晩餐の話を親友とした際に
塩むすび
と言ったのが驚き。こないだ、私がもし最後の晩餐を選べるのなら、と考えてたのと同じだ(笑)

満足度80

我が家のペット

2013-06-12 | 雑感
うちのペットは


ザリ子。メスは懐妊中。欲しければ差し上げます。大阪でもどこでも養子に出しますよ~


カメ子


アジ・・・これは違った


あとはどじょうもいるけど。

で、息子が図書館へ行くと

こんなのばっか。



こんなの作ってる。


母も負けじと借りてみた

20年か30年かカメを育て、完全にペットに仕立て上げた凄い経歴の持ち主の著書。
大変参考になりました。が、我が家では放し飼いは無理だなあ

ファミリー・シークレット

2013-06-12 | 
柳 美里「ファミリー・シークレット」

親から受けた虐待と向き合い、息子への虐待を辞めたい、と、カウンセリングを受けた著者の記録。

この息子さんが産まれるまでの過程を書いた連載を雑誌で読んでいたので、あの子が大きくなって、そして母から虐待を受けていたなんてショックでした。

でも、著者もやはりかなり特殊な育ちかたをしているし、幼い頃の愛情の受け方ってかなり、大事なんだな、と。

作中で、畠山鈴香や酒井法子についても語られてました。

カウンセリングの先生ってすごいなぁ。私も今、少し人間関係で躓いているので、受けてみたいなぁ。
著者とは全然抱えてるレベルが違うけど、感情を溜めて溜めて、ダムが一杯になると決壊するから、小出しにしよう、ってところは共感できました。

私も、我慢に我慢を重ねて、ある日決壊、その人の事はもう一生嫌いになる、ってタイプなので。

満足度は番外で。