読む日々

テーマばらばらの読書日記

誰でもよかった

2013-12-19 | 
五十嵐貴久「誰でもよかった」


渋谷で発生した無差別殺人。犯人はセンター街の喫茶店に立て籠る。
交渉人が交渉にあたるが…



秋葉原での無差別殺人が事件のモデルなんだろうなぁ。犯人が2ちゃんねるをモデルにした掲示板に書き込んでるのも一緒だし。

ただ、現実の事件の方はすぐ逮捕されたけど、こっちは立て籠り。
事件の推移ではなく、ある警察の課長の考えが最後の謎解きの的でした。

ラストで小説自体の意図がわかり、なるほどなぁ、と。
それまでは、だからどうした的な、ある種当たり前的な展開がダラダラと描かれていたので、なんなんだ?と思ってました。なーるーほーどー。

満足度80