読む日々

テーマばらばらの読書日記

紫匂う・6/26

2013-06-26 | 
新潟日報連載「紫匂う」


最後は女同士の対決だ!
笙平の元妻対澪。

いきなり襲いかかるのかと思ったら違った。
この対決できっといろんな事が整理されるのね。

澪はこの数日(小説の中の数日)でかなり成長しているなあ。

もうここまできたら一気に読みたいよーーー

瑠璃でもなく玻璃でもなく

2013-06-24 | 
唯川恵「瑠璃でもなく玻璃でもなく」




朔也という男を挟んで
その妻、英利子
愛人、美月 の両方の視点から進む物語。


ただの不倫話かと思ったら、ちょっと違った。
朔也は妻を捨てて美月を選ぶんだけど、英利子にとっても結果的にはその方がよかったみたいだし、
朔也の親にとってもよかったみたいだし
朔也にとっても、やはり本当に相性がいいのは美月なんだな、と。

よく「出会うのが遅すぎた」とかいうセリフ聴くと「はぁ?」とか思うけど、これは結構すんなりそう思えました。
相手、間違っちゃってたんだね、って。

最後みんな、本当にみんながそれなりに幸せそうで、いい読後感でした。

美月が、朔也の母にすんなり「二世帯住宅でも大丈夫」「料理教えてください」って言う辺り、なぜか涙が止まらなかったです。


満足度100

くもの巣

2013-06-24 | 雑感
今朝出勤しようとしたら、私の車に見事なクモの巣が!!!



みえるかな

こんな大きさできれいに(描いた線がきたないけど)かかってました。


一晩で見事に。ただ家主は見当たらなかったです。

申し訳なかったけど、さすがに車のドアなので、撤去させてもらいました

光と祈りのメビウス

2013-06-20 | 
松本侑子「光と祈りのメビウス」



プロフィールが作者とダブるので実話がベースかと思ったけど、さすがに違うか。

アメリカ人の夫とうまくかみ合わない生活を送る中、歳の離れた弟が事故死。
ショックに打ちひしがれる母親の影響で占いやに精神世界やら、ヨガなんかに惹かれていく。

そして、東京を離れ、大阪の郊外の山の麓で、自然に根差した暮らしを送る中、近在の青年と恋に落ち、夫とは離婚。
彼との子どもを宿したかも、という時に阪神大震災で、たまたま神戸に行っていた彼が亡くなる・・・

って話でした。
ラスト、生まれた息子が成長し、亡くなった彼の両親に存在が知られ、逢わせてあげに行く辺りで号泣。
なんか簡単に感想は言えないです。
最初は冗長的な展開にイライラしたんだけど、これがなければ後半ここまで心が動かないと思う。


田舎暮らしの描写も面白かったです。

満足度100