ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

熊野古道 梅と海の南部 1

2015年02月17日 21時48分43秒 | ウォーキング

話しは泉州マラソンの少し前に戻ります。

ある日、近所の公園を散歩していたら
梅がもう咲いていた。
紅いのが咲き、



ついで白い梅も陽だまりで
嬉しそうに花を風に揺らしている。



ああ、もうこんな季節かと散歩から帰り、
すぐに地図を広げた。

ひと月前に歩いた熊野古道の続きを歩く計画をするためだ。

梅の花を見て気持ちが少し焦っていた。
というのも次の熊野古道は
あの梅の名所、南部(みなべ)を通るコースなのだ。

前回の歩行を終えたときに
次は梅の季節に歩こう、
と心に決めて帰ってきてから
母のことなどがあって、
気がついたら春の到来を告げる梅が
近所にも咲いていた。
早く歩きに行かねば、という焦りだ。

とはいえ、朝はまだまだ寒い。
雪さえちらつく日もあるくらいだから、
なかなか「さあ行こう」という決断に踏み切れない
軟弱なdoiron。

昔の旅人にそんな考えは許されないだろうな、
とか思いながら数日が過ぎた。

そこで優柔不断な自分を奮い立たせるために、
よし、ではこの日に雨が降ろうが雪が降ろうが
出かけるぞと決めて、
その日自分への約束通りに
スタートすることにしたのでありました。

歩いたその日は
近畿中部南部でも所によっては
雪が降るかもしれないという天気予報でしたが、
ここはもう引き下がらず
十分な装備を持って出発をしました。

今回も御坊まで車で行き、
そこから電車で今回のスタート地点である

切目(きりめ)

へと向かうことにしました。

そこで電車の時刻を調べると、
7時半には家を出ないといけないということがわかりました。
1本逃すと2時間近く待たねばなりません。
家を出るころは、冷たい風が吹いていましたが、
頑張って決行です。

いつものように、阪和道を走りながら、
よくここまで歩いてきたなあ
と思いつつ御坊に到着したのが、
電車の出る15分前でした。



絶妙でしょ。

駐車場に車を停め、駅前のコンビニで、
水と食料を調達して、
今回は乗らない西日本一短い紀州鉄道の



かわいいディーゼル電車を確認したりしているうちに、



電車がやってきました。



御坊から、スタート地点の切目までは、
古道は海沿いを歩きますが
電車は山の中を進みます。

景色を見ていると、
山のあちこちに植えられた梅が
ポチポチと咲いているではありませんか。

「うう~、待ってろよ~」と思いながら
持参したお団子でエネルギー補給です。

このがらすきの電車の中で、



ひとつのミッションがありました。

海沿いを歩いている時は
近くを通らないのですが
電車だとすぐそばを通る
印南(いなみ)のカエル橋を
撮影することでした。

駅が近づいてくると・・・おお~見えてきました。

さあ撮るぞと窓辺にカメラを構えて、
ここだというポイントでパチリ。



ドヒャー、電柱に阻まれてしまいました。

まだまだ写真の腕を磨かないといけませんな。

なぜこれをミッションにしたかというと、
この橋の由来は前回のシリーズで書いたので省きますが、
今回歩く区間の道標に
この絵が描かれているものがあるそうなので、
ブログ用にもチェックしておきたかったのです。

ま、掲載できたので一応ミッション完了としましょ。

とまあ、そんなことをしながら
電車に揺られいよいよ切目に到着しました。



駅前の稲田商店の前では、



前回色々と親切にしてくれた店主が、
他のお客さんと話し込んでおられたので、
今回はスルーしました。

ん?こんな看板があります。



「大人は愛の一声で」・・・
壁ドンでもしながらささやけばいいのでしょうか。

「子供は素直な心で」・・・
変な親父には「おっちゃん気持ち悪い~」と素直に言えばいいのでしょうか。

「規則正しい生活をしよう」・・・
生活習慣病に気をつけましょうということかな。

「危険な遊び・悪い遊びはやめましょう」・・・
刺激を求めるなということですね。

「暴力やいじめはみんなで防ぎ注意しよう」・・・
イスラム国への警告ですな。

なかなか含蓄のある看板でしたな。

ま、そんなしょうもないことを言ってずに
とっとと歩きはじめましょう。

ナビをセットしてっと。

で、今回の歩行予定距離は約14キロ。
途中梅畑の中を歩いたりしますが、
前回とほぼ同様に海沿いのコースです。

さあ、ようやく歩き始めた。
というところで今回は終わり。

次回に続きます。