みなべは梅の町です。
歩いていてもあちこちに
梅畑や梅干し工場があります。
先日の泉州マラソンで友達が
「脚が攣って・・・」と言ってたので、
「カリカリ梅」を勧めておきました。
トライアスロンのバイクパートで
脚がピクピクとつりそうになってきたときに、
これをかじると、坂道を登りきるまでにおさまるのでした。
それ以降トライアスロンに出るときに
カリカリ梅は、doironの
三種の神器のひとつになっていたものです。
梅はdoironにとってそんなありがたい食品でした。
山から下りてきてすぐのところに
こんな梅工場が・・・
和歌山のお土産屋さんでよく見るブランドの
梅干しを作っているようです。
大きな道路の高架をくぐって、
側道を行くと、
梅干館が見えてきました。
玄関にはこんなキャラクターがいます。
う~ん、桃太郎と若干かぶってますねえ。
3Dの梅シアターも「どんなんかなあ」
と見てみたいのですが、
口の中が唾だらけになりそうですし、
時間もありません。
先を急ぎましょう。
南部川に架かる
南部大橋を渡り、
南部の町に突入です。
梅酢の匂いが漂っています。
街道の雰囲気の残る町並みを抜けると、
前方に見えてきたのが
「丹河地蔵堂の大いちょう」です。
あ、「大いちょう」といってもこれではありません。
髪の毛の少ない人は相撲取りになれないのでしょうか。
それはさておき、これです。
樹齢は約300年で、
丹河(川)地蔵の置かれた頃に植えられたそうです。
太さはこんな感じ。
ダイエット中のdoironが細く見え・・・るかな?
そこを過ぎると今回最後の王子である
「三鍋王子」に到着です。
後鳥羽上皇が多大な寄付をしたという大社です。
鳥居はなぜか靖国鳥居です。
脇を抜けて入っていきましょう。
境内には、小栗判官が喉を潤したという
「小栗井戸」も残っています。
そしてこれが王子の証し
熊野ブルーの案内板です。
近頃はこの色の案内板を見かけると、
なぜかホッとするようになってきました。
家の近所でも、この色のものがあったりすると、
それがごみ箱であっても親しみを感じてしまいます。
さあ、これで見所は全て訪ねました。
駅に向かいましょう。
公園にはなぜかカッパの姿があります。
ため池の多い地域だからでしょうか。
そのまま広い通りをまっすぐ南進すれば駅なのですが、
おや何やら賑わっているところが見えています。
もう時間は余裕ですから
覗いていきましょう。
名所図会でも南部は結構賑わった街
のように描かれています。
近づいていくと・・・農機具等の展示即売会でした。
おお~、こんな試乗車もあります。
やはり高齢化の波はこの地域にも
押し寄せているんでしょうねえ。
そしてようやく駅に着きました。
ここで最後にチェックしなければならないことがあります。
次回の歩行に備えて
駐車場の確認です。
すると、駅の北側にどうやら無料の駐車場があることを発見。
これはありがたい。
次回はここまで車で来て、
田辺に向かうことにしましょう。
ただし、梅の時期は少し外した方がよさそうです。
この日も近々行われる
梅まつりの準備で
あちこちでテント張りなどが行われていました。
少し時間がありましたので、
駅前の商店街を眺め、
歓迎の梅を眺め、
こんな銅像も写真に撮ったりしてみました。
ホームに入ると、ここには特急「くろしお」も停まるんですねえ。
梅の最盛期には大勢の観光客が
乗り降りするのでしょう。
こうして、切目~南部の歩行も終わりました。
歩いたのはこんなコース。
紀伊路もあと1~2回で完歩です。
いよいよ中辺路へと入っていくわけですが、
さて今年中に熊野に到着できるでしょうか。
このシリーズようやく終わり。
今後、大阪市内歴史探索と、
葛城古道のネタがすでにたまっています。
またひまなときに