お参りが終わったら、
この14番常楽寺も
空海、弥勒菩薩に影響されている
児童福祉施設など
結構印象深いお寺となりましたね。
さあ、ではまた来た道を
歩いてバスまで戻り、
次の13番大日寺を目指しましょう。
え~っと「大日寺」といえば
28番も「大日寺」でしたね。
そしてさらに調べてみると、
最後のツアーで行く4番のお寺も
「大日寺」です。
この四国遍路では国分寺は4寺、
そして大日寺は3寺と
いうことになっているのですね。
そもそも平安時代に浸透した密教では
最高位の仏さまが「大日如来」です。
「万物を総該した無限宇宙の全一」
と言われる根本仏で、
曼陀羅の中央に描かれます。
なので、4番、28番のお寺も
この「大日如来」を本尊としているのですが、
この13番大日寺はそうではありません。
もともとこの寺は一宮神社の
別当寺でありました。
この寺が明治の神仏分離で別れました。
大日如来は神と仏の一体物
というのが解かれ、
この神仏分離で別れてしまい、
神社の十一面観音が本尊となり、
大日如来は脇侍となっているそうです。
これまでいろんなお寺や神社と
触れてきましたが、あの神仏分離は
非常に大きな出来事だったのですねえ。
ま、なのでこのお寺は
十一面観音が本尊なわけですね。
先達さんはそんな説明はしてくれず、
このお寺の前の道が交通量が多く、
カーブしているので危ないですから、
必ず信号と横断歩道で渡ってください
とえらく熱心に説明してはりましたよ。
まあ、今回のお寺もあと2寺です。
慎重に、そして熱心にお参りしましょう。
では本尊でお参りです。
十一面観音なので
「おんまきゃ きゃろにきゃ そわか」
という真言です。
じゃ十一面観音とはどういう弥勒か、
というとこれが難しい。
一つの顔の他に10の顔を持つ観音菩薩です。
11面とは「笑い」「泣き」「悦び」・・
などを表すものではありません。
十種勝利と四種果報をもたらす
と書かれてありますが、
じゃなぜ11面なのか、
まだまだdoironにもわかりません。
千手観音が千本の手を持つように、
11の顔を持つ観音さんなど、
仏教は難解ですねえ。
ただ一筋、御利益を
祈っておすがりしておきましょう。
この本堂と向かい合って、
大師堂がありそこでも
しっかりお参りです。
ここではしあわせ観音があります。
両の手に挟まれた中に
こういう観音さんがおられます。
この絵を描いておきましょう。
では今回の寺内もようやく
あと一寺ということになりました。
帰りも車の交通に気を付けて、
バスへ戻りましょうね。
では最後の12番焼山寺へと
バスで向かいましょう参りましょう。
この焼山寺はいっぽうで
遍路ころがしと言われています。
山の中までタクシーで行かないと、
大型バスは入っていけない
という山の中にあります。
お遍路にとってはこの寺の間は大変なところで、
doiron達は逆内をしていますが、
本来の順内をしている者には
約6時間かけて歩いて
到着するもので、
今の大日寺がようやく
人里のお寺に戻ってきた
と思わせる難関なのだそうです。
ではそのお寺に、向かいましょう、
と思いましたが
ここで昼食の時間となりました。
今回の昼食は
「神山温泉四季の里」という
ところで食事です。
こんな食事をいただきました。
う~ん、ビールがあれば飲みたいのですが、
残念ながらあとひと寺ありますから
お遍路中です。
ここは我慢していただいておきましょう。
食事の時間に余裕があったので
風呂に入ったらよかったかなあと
続く