「沈黙」[新潮文庫] 遠藤 周作 (著) 2014.8.30読了 。
島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける長編。
ほんとに心底、宗教の教義とはなんなのか?と考えさせられる作品でした。同じ状態だったらキリスト本人ならどうするのか?まったく無信心なおれが考えてもわからないけど、「神も仏もあるものか」ってな言葉があるように、だいたい助けてほしい時に、神は〈神の沈黙〉ってやつだよね。宗教色は強いが、歴史小説としても十分楽しめた。…7点
島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける長編。
ほんとに心底、宗教の教義とはなんなのか?と考えさせられる作品でした。同じ状態だったらキリスト本人ならどうするのか?まったく無信心なおれが考えてもわからないけど、「神も仏もあるものか」ってな言葉があるように、だいたい助けてほしい時に、神は〈神の沈黙〉ってやつだよね。宗教色は強いが、歴史小説としても十分楽しめた。…7点